年上のお友達に、出先で会いました。
久し振りです。
「ぴすこちゃん、あのね。友達から電話があってね。胃の粘膜に腫瘍が見つかったんだって。その彼女、『どうしよう』って酷く落ち込んでいて、、、、それで、あなたの事を思い出して、あなたの話しをしちゃった。」
私は、大きな病気をして、昨年 胃を全摘出しました。
しかし、あまり気にせず、飄々と明るく過ごしている人に見えるみたいです。
それはね、何も考えていないから。
ただそれだけです。
いろいろ考えても仕方がないし、胃の中に腫瘍があると言われても、自分では確認も出来ないから、先生を信用するしかないし・・
先生が胃を取った方が良いと言うのだから、先生を信用して取っただけです。
まあ、確かに、私がこんな調子だから、うちの家族は私の病気の事を深刻に捉えていません。
お友達の乳癌が分かって家族に告白した時、娘ちゃんはショックで「どうしてお母さんが、そんな病気にならないといけないの!」と怒って泣いてくれたそうです。
でも、うちの娘達の場合は、「でも、手術して取ったら大丈夫なんでしょ。」でお終いだったな。
もうちょっと心配してくれてもいいのにと、寂しく思いました。
泣いてくれる娘ちゃんがいるお友達が羨ましく思っちゃったわ。
しかし、それくらい軽く対応してくれた方が、私としては助かっているのかも・・・
その腫瘍が見つかったお友達の旦那様は、凄く落ち込んで本人以上に塞ぎ込んでいるのですって。
「あなたの旦那、退院して直ぐにお祝いにハンバーガーのお店に連れて行ったって話しを思い出しちゃって・・」
そうなのです、一昨年の12月に受けた内視鏡手術の後、退院して最初のお休みに夫がオシャレなカフェに連れて行ってくれたのです。
でも、そこのお店のランチは、ハンバーガーしかメニューがなかったのですよ!
折角連れて来てもらって悪かったのだけど、私は食べれないしー
「こないだの私の誕生日もね、娘から『お母ちゃん、どんなケーキが良い?』って聞いてくれたから、『フルーツケーキ。ドライフルーツは、好きだけど消化に良くない。』って答えたのに、夫が買って来てくれたのは、ドライフルーツケーキだったのですよ。どう思います?」
キラキラの生のフルーツケーキを期待していたんだけどな・・・・
「あ、は、は、目に浮かぶわ。」
明らかに、私だけではなく、何も考えていない家族だなあと思いました。
参考にしない方が良さそうですよ。