それが、何度も聞いた話しでも、人の悪口でも、
「へー、そうなの。すごいわね。」と相槌をうって、聞く事にしています。
3ヶ月に1回なので、義務かな。
それが時々、「△ちゃんはどうしているの?」と私の学生時代の友達について聞く事があります。
「ぴすこの友達の⚫︎さんは、東大生と結婚した」とか「結婚はしなかったけど、有名会社のなんとか長で頑張っている」とか「息子さんが有名大学に通っている」とか、
そんなところばかりを強調していつまでも話すので、母に私の友達の近況を話すのは面倒くさいのです。
だから大抵、「最近、連絡してないから知らないんだわ。どうしてるかな?」なんて返事して誤魔化しているのです。
「△ちゃん、元気だと思うよ。」
「△ちゃんのお父さん、亡くなって、お母さんお一人暮らしなんでしょう?お元気?」
△ちゃんのお父さんも、私の父と同じ頃に亡くなりました。
「△ちゃん、お母さんと一緒に住めばいいのにねぇ。」
「あーー、あそこはね一緒に住まない方がいいのよ。」
「どうして?」
「話しを聞く限りなんだけど、お母さんが過干渉なのよ。」
「かかしょう??」
「過干渉。『あれしなさい。これしなさい。』って細かな事まで言うお母さんらしいのよ。△ちゃんも真面目だから、いちいち気にしちゃうの。だから、一緒に住まない方が良いと思うわ。」
まるっきり母の事を言っているみたいなので、もうちょっと話しを盛ってみました。
「でもね、△ちゃんは実家の近くに住んでいるものだから、お母さんの買い物とか出かける時に車出したり、細々とした事の面倒を見ているのに、長女が面倒をみるのは当たり前だと思っているのか、『ありがとう』の一言も無いんだって。頼まれた買い物をして行っても、お金を払ってくれないんだって。それが、少し離れた所に住んでいる妹さんがたまに来ると凄く喜んで『ありがとう』って言って、面白くないんだって。そりゃそうよね。それにね、妹さんは、△ちゃんがお母さんに援助してもらっていると思っているらしくて、△ちゃんの事を、狡いと思っているらしい。
こんな話しを聞くものだから、私は◯子ちゃん(姉)に感謝しなくちゃと思っているのよ。」
ちょっとどころか、盛って盛って、
暗に、母に姉の有難さが伝わる様に話しちゃいました。