スーパーで駄々をこねる | 切り絵 な 日々

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自分の事 何かしなくちゃ! という 焦り から、好きな 切り絵 を再開。
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映画「おおかみこどもの雨と雪」を見て、思い出した事があります。


娘1号が小さかった時、幼稚園に入る前の事です。
ここより、もうちょっと田舎に住んでいました。
駅前に個人経営の小さなスーパーがあり、毎日 散歩がてらにそこへ買い物に行っていました。

小さなスーパーだったので、娘1号がこだわりを示した時も、ゆっくり話して聞かせて納得するまで待ってあげる事ができました。
例えば、お菓子を持って放さない時も、「今日はお母ちゃん、お菓子を買うつもりはないから、元あった場所に戻して来てね。」と言って、娘1号が動くまで待っていました。
根比べみたいなものでしたが、納得すると動いてくれるので、私もずいぶん修行したものです。
田舎だからそれも可能だったのかもしれません。


実家に帰った時、私の母とスーパーに買い物に行きました。
実家はそこよりも都会で、人口密度も高く、スーパーも大型でした。
通路は広く、大型のカートが通ります。
何が原因だったのかは忘れたのですが、その通路の十字路で 娘1号が立ち止まり 動かなくなりました。
私がしゃがんで 娘と顔の高さを同じにして話しをしようとした時に、
母が「邪魔でしょ、さっさとどきなさい!」と言って、娘の腕を引っ張って 無理矢理どかしたのです。
カートで通るお客さんがいたからです。

そこで、娘は泣き叫び ひっくり返って手足をバタバタ、駄々をこねる図です。
こうなったら お手上げです。

母が無理矢理 こだわりを持った娘を動かしたから、当然こうなるでしょって思ったのですが、
「あなたは子どもの躾がなっていない。人の迷惑も考えなさい。」と叱られたのです。
反論しようものなら、「私の娘(私と姉)は、こんな行儀の悪い事はしなかった。私がきちんと躾けたからだ。」と正当性を主張されました。
いつも娘と暮らしている訳ではないし、娘のこだわりは私も分からない事だらけだったので、それ以上話しても無駄だと諦めました。



娘が小さかった時、私は実家とは遠く離れた所で、しかも、「おおかみこどもの雨と雪」の舞台程ではありませんでしたが、比較的田舎で人口密度の低い社会で暮らしていて良かったと思ったのでした。

スーパーで子どもが少々駄々をこねても、待っててくれる雰囲気があったから買い物が出来たのだと思います。

雨と雪の母の花が田舎に引っ越す前の様に、都会で子育てをしていたら・・
やはり、ノイローゼになったかもしれません。