のんびりした1年間 | 切り絵 な 日々

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自分の事 何かしなくちゃ! という 焦り から、好きな 切り絵 を再開。
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「悪魔の2才」のつづきです。




毎日遊びに行っていた公園では、同じ年の子どもが十人近く集まる事がありました。が、娘1号と同じタイプの子はいませんでした。
それまでは、それぞれが一人遊びを一緒にやっているという感じでしたが、徐々に子ども同士でコミニュケーションをとりながら遊ぶようになってきました。しかし、娘は全くそれに加わろうとしませんでした。
3年保育の幼稚園に入るか入らないかも、ずいぶん悩んだのですが、育児に疲れていた私は、幼稚園に入れる事にしました。

しかし、近くの3年保育の幼稚園に、娘1号の入園手続きをしている時に、夫の転勤が決まりました。



引っ越し先で一番近い幼稚園は、2年保育でした。
見学に行くと、入園予定だったマンモス園とは違い、園庭は広々としていて、裏には野原と山までありました。園服もスモッグの様なものだけで、みんな自由にのびのび遊んでいて、娘1号に向いているように見えました。
それで、入園は1年延ばす事にしました。

それまでの生活と同じように、毎日近くの公園に遊びに行きましたが、だれもいない公園。
ご近所は、子どもが独立してご夫婦2人のご家庭が多く、小さな子どもが少ない地区でした。
徐々に、お友だちも出来てきましたが、公園に遊びに来るメンバーに、娘1号と同じ年の子はいませんでした。

それがよかったのかなあ~
今から思うとなんですが、私が、同じ年の他の子と比べる事がなかったのは、よかったと思います。
娘1号が、同じ年の子とコミニュケーションが苦手な事を気にせず過ごせました。

私も、近くに全く知り合いはいなかったし、社会とのつながりが全く無くなったように感じ、心細かった反面、穏やかな1年でした。

相変わらず、頑固なところはありましたが、1時間も泣き続けるような場面は減っていました。

代わりに、娘2号が、悪魔の2才(娘1号の時より穏やかでしたが)の年齢になり、手を焼いていました。

ある時、油性のマジックで壁や床に落書きをして、叱りました。また、次の日も同じ悪戯をして、私が娘2号を叱っていると、「お母ちゃんは、(娘2号)ちゃんを怒っちゃだめだよー」と止めに入り、娘1号の方が泣き止まなくなってしまいました。。・゚゚・(≧д≦)・゚゚・。
これには、参りました。
でも、娘1号が正しいですよね。私がオコリンボ母さんになるのを、止めてくれたんです。

私が叱ると、娘2号は、泣きながら「ごめんなさい」と言いながら、膝にしがみついて来るタイプ。
すぐにケロッとして、また同じ悪戯をして叱られるけど、またしがみついて来るので、親子関係は崩れない。多くの子どもは、こっちのタイプだと思うのです。
娘1号の場合は、そっぽを向いてしまって決して私に近づかないし「ごめんなさい」も言わない。こっちも、どうやって鉾を収めたらいいのかが分からない。
だから「お母ちゃんは、怒っちゃだめ」だったんですね。

私は、本当に娘1号を育てる事で、母親に成らせてもらったのだと思います。






「幼稚園」につづく。