「私はどうなってもいいから、この子を助けて!!」
お母さんを助けるためには、お腹の赤ちゃんは諦めなければならない。
赤ちゃんを産みたいなら、お母さんは死を覚悟しなければならない。
医療ドラマの、そんなシーンでよくあるセリフ。
私は昔からこのセリフにどうしても共感できませんでした。
「母親になるとはそうやって自分を犠牲にすることだ」
「それくらいの覚悟がないと母親失格」
と言われているようで辛かったし、
それを“美学”として世間に広めないでほしかった。
妊娠中に観ていた医療ドラマでも
ちょうどそんなシーンがあったのですが、
やっぱり私はそう簡単に
自分の命を差し出せないなと思っていたんです。
だって、私が死んだら、残された夫や、
これまで私を育ててくれた両親の気持ちはどうなるのか。
そして何より、私はまだ人生でやりたいことがたくさんある。
そう思ってしまう私は自己中心的で
母親になる資格がないのかも…と
不安と罪悪感にかられていました。
お腹の中で動いている赤ちゃんは
本当に愛おしくて大切だけど、
これまでたくさんの人に支えられて
ここまで育ってきた自分も同じくらい、
もしくはそれ以上に大切な存在なはず…。
でも、そう思っちゃいけないの…??
なんだかずっと、そうやってモヤモヤしていたのですが、
「自分を大切にしてもいいんだ!」
「それが子どもを大切にすることにも繋がるんだ!」
と思えたから、
私はマザーズコーチングスクールが好きなんだな
ということに昨日気づきました。
なぜ昨日なのかと言うと、
先日東京で開催された
『鏡の中のぼく』ピアノライブ&トークショーの動画を観たから。
ピアニストでありマザーズティーチャーの
齋藤由貴さんの新曲『To Me』を聴いて、
ぼんやり感じていたことが明確になりました。
周りの人には「ありがとう」ってよく言うかもしれないけれど、
世界にたった一人しかいない大切な自分にも
「ありがとう」って言えているかな?
そんなメッセージが込められた素敵な曲です。
よく考えてみれば、
子育てはお母さん一人でするものではないはず。
だけど、赤ちゃんは物理的に自分から産まれてくるので
「この子を一人前に育てるのが私の使命!」と
必要以上に抱え込んでしまうのかもしれません。
「良い母親でいなければ…」
「誰にも頼れないし、私が頑張らなきゃ!」
そんな不安や孤独を感じている
全国のお母さんに読んでほしい絵本、
それが『鏡の中のぼく』。
マザーズコーチングスクールの代表である馬場啓介コーチが、
お母さんの孤独をなくしていくために、
そしてこどもの孤独、いじめを根っこからなくすために
制作された絵本です。
全国のお母さんに自分を大切にしてほしいし、
その姿を見た子どもたちにも
自分を大切にできる子になってほしいなぁ。
動画版 『鏡の中のぼく』
『鏡の中のぼく』ピアノライブ&トークショー
動画は下のリンクからご覧いただけます。
アナウンサー/マザーズティーチャーの
高橋真実子さんの朗読が心にじんわり染み入ります♡
https://m.youtube.com/watch?v=4EUTAuCkLBc
トラストコーチングスクール(TCS)認定コーチ
マザーズコーチングスクール(MCS)認定マザーズティーチャー
パートナーアソシエイツ協会(PAA)認定パートナーシップコーチ
岩谷けいこ