終わらないチベットの受難…
・・・チベットの受難が止まらない。
先週、ヒマラヤの向こう側(インド側)ラダック地方のレーで鉄砲水が発生し100名以上の犠牲者を出したばかりだというのに今度はアムドのドゥクチュ(甘粛省甘南チベット族自治州舟曲県)で土石流が発生。
政府発表によると昨日9日14:00時点で、少なくても死者337人、行方不明1148人にのぼるという。
もっともこれらの数字は中国政府の発表で、政府は今回も報道規制を引き、国営CCTV以外のメディアを現場に近づけないようにしている為、実態は明らかではない。
ここら辺の経緯は北京のウーセルさんがツイッターで発信している情報をダラムサラの中原さんが自身のブログにまとめておられるので詳しくはそちらをご覧ください。
チベットNOW@ルンタ
http://blog.livedoor.jp/rftibet/archives/51488557.html
それにしてもまたチベットで。。
2008年の一斉蜂起以降、四川大地震、青海玉樹ジェクンド大地震、そして今回のドゥクチュの土石流被害と万単位の被災者を数える甚大な災害が続く。
ジェクンド大地震の被災地も緊急支援からやっと復興支援へ移ったばかりの、まさに本当の支援はこれからだという時なのに。
まずは今回の土石流で犠牲になられた方々のご冥福を心からお祈りいたします。
日本で報道されるドゥクチュの土石流災害のニュースソースはCCTVのものなので事態の推移を今後も注意深く見守りたいと思う。
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P.S.皆さまからお預かりしておりましたジェクンド大地震の義援金ですが、先日ようやく現地のローカルNGO団体に手渡ししてきてもらいました。
当局の監視が厳しく、書けない話が多いのですが、その辺も含めまして近々ご報告させて頂きますのでしばしお待ちください。
チベせん拝