インテリアコーディネーター山田美彩子です。
ラグジュアリーなファッションブランドから販売されるインテリアが、近頃、目につくようになりました。
インテリア業界とファッション業界とでは、
流行の感覚、スケール感、認知度、全てのスピードや、広告宣伝費も、
ファッション業界の方が、圧倒的に早くてレベルが高い!と肌感覚で感じていますので、インテリア業界内だけでなくファッション業界の動向も意識して、インテリアデザインをご提案させて頂いています。
少し前になりますが、わたしのお客様が喜んでくださるかどうかを基準に、インテリアデザインご提案の一環として検討したい、という視点で、ハイブランドのインテリアについて、マーケティング・リサーチをしていました。
今回対象のハイブランドは、シャネル、エルメス、グッチ、クリスチャンディオール、ルイヴィトン、ジョルジオアルマーニ、ロエベ、フェンディ等です。
独自の基準で、ブランド別にインテリア用品のトレンドと販売体制等のマーケティング・リサーチしたところ、ブランドによって大きくバラつきがありますが、現時点では、ハイブランドの既存顧客(お得意様)だけを対象としているようですね。
どのハイブランドも全てのショップにインテリア取扱いがあるわけではないので、事前にインテリア商品を見れるショップを確認する必要があります。インテリア取扱いショップは、大体、都心で一番大きな面積のブティックにあり、東京の銀座と表参道に集中しています。
ところで、インテリアというと「家具」と連想される方が多いかと思いますが、このカテゴリーの分類が、ハイブランドごとに随分違うようでした。
食器やタオルをインテリア商品と分類しているブランドがある一方で、家具、照明、壁紙やラグまで揃うハイブランドもあります。
オーダーメイドのみ受注するブランド、以前取り扱っていたけど現在は取扱いがなくなったブランド、全くインテリア商品を販売していないブランド、インテリア商品もアパレルぐらい売りたそうなブランドまで、販売姿勢も色々です。
価格的には、輸入家具ブランドよりもちろん高くなりますので、ハイブランドのインテリア商品を取り入れることで、見違える様にレベルアップしたインテリアコーディネートをご提案できることが前提ですね。ハードル上がりますが。。。💦
しかしその前に、ハイブランドのインテリア商品の限られた情報の中で、お客様物件のコンセプトに合うインテリア商品を探し出すのが至難の業です。
又、納期がこれまたバラバラで、輸入品には慣れているわたしでさえ、お客さまのご理解があっても使いずらいこともありそうと思うものもありました。日本に在庫はない。という認識でいることが基本。
特にルイヴィトンのインテリア商品は、エルメスのバーキン並みです。
グッチ表参道VIPルーム内のインテリア
仕事としてインテリア商品を手配しているわたしが、最も気になるのは、取引先窓口となる担当者。
ハイブランドショップでインテリア商品説明を求めると、多くの場合、特定の販売員だけ(大体一人)が少々答えてくれる程度で、お洋服のようにスラスラとセールストークをされたのは、なんとわずか1ブランドだけでした。
その方はLINEでお友達にもなってくださいました(*^^*)
逆にラグジュアリーでおしゃれなインテリア商品を最も多く展示しているのに、最も商品説明がおかしい。もったいないなぁと思う残念なブランドも正直ありました。
全体的な印象として、いつもご提案している高級家具ブランド等と異なり、色サンプルのご用意や詳しい商品説明も期待薄のようです。大々的にインテリア商品を売り始めている、というところまでは、まだいっていないようでしたが、一通りお話も伺い、良いヒントが得られました。
ハイブランドの家具等を取り入れたインテリアデザインもお任せください!
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