フリーランスになって想定外だったこと・インテリアコーディネーター資格

わたしはインテリアコーディネーターとして、インテリアデザインもしますけれど、サポート業務も行います。サポート業務とは、わたしのオリジナルな業務で、業界の人脈を駆使しながら、注意深く細かいところに目を光らせて、トラブルを回避する。という役割です。全く予定になかった業務です。実情として、インテリアよりサポート業務の方がハードかもしれません。

なぜかそうなってしまった。というのが正しいのですが、多分わたしの性格がそうさせたのだと思います。人の支えになるような世話好きなところがあるようです。

フリーランスになったのも、「自分のため」「お金のため」というより、「人のため」「役にたつため」だったので、お客さまとお茶したりお食事など、色々おしゃべりしながら問題解決しているうちに、自然とサポートに回った仕事を含むようになりました。カウンセラーのようですけどね。

工事会社と施主の間に挟まれながら、左を向いて右を向いて、まぁまぁ、、、と言いながら進行しているイメージでしょうか。時には、ご主人と奥様の間に入って、盛り上がり過ぎた話を収めることもあります。

例えば、リフォーム計画進行中のある朝、ご主人から電話があり、

「夜中に妻と大ケンカになった。取り敢えず妻の怒りは一旦収まっているけど、美彩子さんから妻にうまくいってくれないかな」ご主人が高級ホームシアターを注文したことを奥様に事後報告されたようです。

そしてその1時間後、今度は奥様から電話があり、「主人ったらホームシアターを注文したらしいのよ。美彩子さんから主人にやめるように言ってもらえないかしら？」という話でした。

或いは、リフォーム要望が増え続ける施主の話を聞いて、「話が違うじゃないか！」と怒って打合せを飛び出す工事会社社長（短気なだけでいい人なんですが）をなだめる役目とか。

クロスがキレイに貼れていない壁を見て「やり直しさせたら又費用を払わなくてはならないの？施主が泣き寝入りするしかないのかしら

？」と怒っている施主の奥様に、「一般的にはクレームの対象という程ではないが、シビアな目線の人には不十分かもしれない」その意識の差をご理解していただき、うまく解決する方法のパターンを丁寧にいくつかご説明して、納得できるものを選択して頂き、それを工事会社と交渉する役目など。

可愛らしいトラブル解決から、やっかいな交渉事まで、いつの間にか、トラブル解決もするようになったサポート業務(笑)。一言でいえば交通整理ですが、顧客像に徹底的に合わせたサービスは、カウンセラーの役割も果たします。

しかし、わたしにも、打たれ弱いところもあり、たまに撃沈しますが、マンションリフォーム工事などにおいて、この役割は意外に重要と考えているため、もちろん大変ですが続けています。そして本業のインテリアデザイナーとしての仕事も放棄していません(笑)

仕事関係のつながりであっても、「お客さま」「取引相手」などと気をわずにお付き合いしていくことも大切ですね。その方が楽しいです。

よって反動で、仕事以外のプライベートでは無の境地になります。そもそも体力は低いんです。もし、わたしが仕事をしていなかったら、すっぴんで毎日同じ服をきて家からでない生活をしていたかもしれません。

体力も、ないよりあった方がいいですね。

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