さよなら、ありがとう我が実家&我が義実家。 | なしもとにっき

なしもとにっき

Pianist Natsuki Nishimoto Official Blog
ピアニスト西本夏生オフィシャルブログ

今年は私の人生の中でもインパクトのある年で、実家と義実家がほぼ同時に取り壊し→建て替えとなります。

実家も義実家も、ほぼ同時(なんと同じ月)に姿を見られなくなるっていう経験はちょっとなかなか稀有だよなぁと思うし、さみしさもかなりあって、富良野のウチを知ってた皆さんと共有したくなりました。



我が家(というか実家)が建ったのは私が小学一年生にちょうどなるとき。もうそれなりに大きかったので、家が建っていく様子を中に入って見せてもらったりしていたので、こうして壊れていく過程で裸の柱になっていくのを見ていると、数十年前に家ができていく時の感覚がよみがえってきます。

出来立てほやほやのコンクリートのところを通る時に「踏んじゃだめだよ!」と言われた直後に確か妹が思いっきりそのコンクリートを踏んで、もちろん足跡がついて、でも職人さんが「いいよいいよー」と優しく言ってくれたのも今でもよく覚えています。

柱と柱の中に黄色っぽい断熱材が詰め込まれてるのもすごく印象的だったなぁ。なんだこれ!?って思ったなぁ。

ウチに来たことある人は知ってると思うけど、うちのリビングの大きな出窓からは小学校や神社がよく見えて、空もよく見えて、成長の過程でいろんな気持ちでその風景を窓から眺めたものだなぁと、この景色がもう見られなくなっちゃうのをとてもさみしく思います🥲

全てのものは永遠ではなく、モノは死ぬときには持って行けず、持っていけるのはたくさんの思い出だけ🤗

富良野の皆さんよかったら私の代わりに壊れゆくウチの実家を見守ってやってください❤️

去年2023年は、仕事やなんやで1ヶ月に一回くらいのペースで何度も富良野に行くことができて(そのときはまだ家が壊れるのもそんなに決まってなかったのに)、最後の一年に、東京に住みながらにして、富良野の実家での四季をラストもう一度味わうことができました。
今思えば家が呼んでくれたのかもなと思うくらい。

今年の末〜来年には色んなことが新しくなるのを楽しみに、しばしの間思い出に耽りたいと思います。