生きるって、なんだろう?
答えのないことをずっと考えていた。
みんなのために生きるのが幸せだ!
悟りをひらけば幸せになる!
苦しみを克服すれば、幸せになる!
感謝すれば、幸せになる!
要するに、幸せになるために生きるのだとわかった。
生きる意味がわからないことは、今現在、幸せではないこと。
幸せになれば、生きる意味なんて考えないのだ。
みんなからすごいと言われるような大学へ行ってから、どん底に落ちた。
そこから、地道に這い上がり、マイホーム、2児の父親、正社員。
ささやかだけど、ちょうどいいくらいの幸せだ。
生きるとは? そんな哲学的な問いをすることも少なくなった。
世間的には、幸せなのだろう。
でも、虚しい。
輝いた目をすることもなく、あきらめた目をしている。
限界に挑戦することもなく、安全圏から外れないようにコントロールしている。
リスクをとることもなく、健康と平和を第一にしている。
家族も幸せそうだけど、心に満たされない気持ちを抱えている。
本当にやりたい生き方ではないのだ。
世間的な幸せは、本当に求めることではないのだ。
かといって、冒険することもなく、日常のルーティンに時間をすり減らして歳ばかり重ねていく。
成功はしたけれど、失敗で、幸せだけれど、不幸で、みんなが求めるものは手にしても、本当に欲しいものを手にしそこなった40代のもう終わりかけた人間。
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結局、自分がやりたいことなんて、もうないのだろう。
家族のことは考えても、人のことも考えず、自分ばかりだから、虚しくなるのだ。
人のために何ができるか?
日本も世界も大変な今。
小さくても、何ができるか考えてみたら、この虚しさも消えるかもしれない。
それも自分のため。
どこまでいっても小物。
よく小動物みたいと言われた。