花と火の帝 隆慶一郎 | DEEP天津

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チョッとDEEPな天津のこと。音楽や本、猫との生活について。

職場の上司に貸して頂きました。


上巻だけを…

下巻は見当たらないとの事。

帯の文章を見ると「これはかなり面白そうだ」と直感し、自分で下巻を買う事になるだろうと。


20年近く前、「天皇家の忍び」か、なんか、そんなふうなタイトルの作品を読んだ事を思い出し、それが結構、面白かったんで、これもかなり期待して読み始めたのですが…

赤影とレインボーマンを足して、それを大人が読み易い文章にアレンジした…みたいな印象を受けました。

これは決して、この作品を卑下してる訳ではなく、歴史上実在した人物に仕える部分が赤影を想起させ、異国の秘境で修行し、超人的な能力を身に付けたという設定がレインボーマンを思い起こさせた訳であります。

司馬遼太郎の作品にはス―パ―マンのような忍びが登場する事がありますが、本作品の主人公やその周囲の登場人物は、更にその上を行っております。

文章が自分に合わないのか、一日、20〜30ページ読むのが、精一杯で上巻を読み終えるのに、えらい時間がかかりました。

続きを読みたいとも思わなかったんで、当初、下巻を買う気はなかったんですが…

上巻だけを読んで放置というのは、どうも気持ち悪く、買ってしまいましたよ。

ブックオフの100円コ―ナ―から探し始めて、見つからず、最終的に茨大前のブックエ―スで文庫版を取り寄せて貰いました。