大好きな映画。ユーゴスラビアのドナウ川沿岸に暮らすロマ民族が主人公。
というと、のどかな田園地帯で慎ましやかに暮らす人々を描いた、ハートフルなヒューマンドラマ、と思うかもしれないが、とんでもない。
底抜けに陽気な人たちによるドタバタ劇。
え、何これ!どうしてそうなる?この人何やってるの??というぶっ飛んだ展開ばかりで、カオスの一言。
良い意味で古臭いので、てっきり1970年代頃に作られたのかと思っていたのだが、1998年と意外と最近。(それでももう26年前だが。)
民族色が強く哀愁をおびながらもノリの良い音楽が素晴らしく、セルビア語の響きも素敵で、BGMとしても楽しめる。
名前の通り、黒猫と白猫始め、動物がたくさん出てくるのも可愛らしくてニヤニヤしてしまう。
スカッとして元気が出る映画。
この4人ばかり可愛がっているような気がする。
既に何体か載せたように、泣き顔や、今にも泣き出しそうな顔のドールを選ぶことも多い。
こちらはクロスボディにコットンがたっぷり詰まっていて、仔猫のようにお腹がパンパン。
泣き出す寸前というよりも、何かを深く思い悩んでいるような、苦悩の表情に見える。古代ギリシア哲学者はこんな子供だった?
こちらは20センチ足らずの小さなフルシリコンドール。上のサロペット双子もフルシリコンだが、それよりもプニプニ。