水道ものがたり。 | 古田ちさこオフィシャルブログ「こいぶみ。」Powered by Ameba
最近ちゃんと考えずに行動して痛い目に遭いました。

水道が止まってしまって、『払い漏れがあったんだ』と思い、ネットで水道局の場所と営業時間を調べちょっと余裕をかましてから水道局に行ったらちょうど閉まったところでした。

局員さん達が帰りはじめている中逆流して扉の前まで行くと張り紙があり、調べた時間より1時間早く閉まるようでした。
私が調べた時間はお問い合わせセンターの電話受付時間だったのです。やっちまった。



トボトボ戻ってきて、家の近くの銭湯を初めて利用して洗顔や歯磨き用にペットボトルのお水を買ってその日は過ごしました。



翌日また水道局に行くと『ちゃんとお支払い頂いてますし止めていないですよ。』とのことで混乱しつつ水道局を後にしました。

家を出る前も水道は止まっていたのでと思いながら、ムダには帰るまいと一駅分歩き、いつも後回しにする重い生活用品など沢山お買い物をして両手に荷物を抱えて帰ってきました。


そこから家の中のどの蛇口をひねっても水が出る気配がないので窓口で教えて頂いた問い合わせ先に電話すると、やっぱり我が家の水道は止めていないということ。


水道メーターの見方を教えてもらうことになり、部屋の前の重い錆びた鉄の蓋を開けると我が家の番号ではないらしく、お隣さんとそのまたお隣さんと戻ってまた反対側のお隣さんと5個目の蓋を開けたところで我が家の番号がついた量水器を発見できました。

覗いてみると電話口のお姉さんの言う通り給水バルブが締められていてひねると我が家から大量の流水音がしてきました

水が通ったーーーーー


電話口のお姉さんまで一緒に喜んでくれました


水が出るようになったのは良かったものの、1日目に止まった時点で電話で問い合わせていればその場で対処できたことで、さらに電話窓口の受付時間と水道局の営業時間を間違えるという失態になんならちょっと余裕かまして一冊本を読んでから水道局に行き間に合わなかったという我ながらドイヒーでドン引きする考えなし具合をここに晒して自戒したいと思います。

連絡無精でツメが甘いところが短所だと改めて反省です。


ただ1日目に水道局からトボトボ引き返していたとき、私の様子を見ていたのか局員のおばさまが追いかけて来て下さり、24時間受付の場所がちょっと遠いところにあることや、書留を送る方法など色々親切に教えてくださいました。


2年間住んでいて初めて利用した近所の銭湯はお孫さん連れのおばあちゃんも多く、浸かってから出るまで一緒に数を数えた子どもにきゅんきゅんでした。
泉質が肌に合いお肌もツルツルになったので近々また行きたいなと思っています。

災害マニュアルによく書かれている、お風呂にお水を溜めることの大事さもよくわかりました。トイレを流すことができるし、手洗いでちょっとした洗濯物もできる。

水道メーターのチェックの仕方も知れました。

家の前のよくわからない錆びた鉄の蓋が、今では生きていく為に必要な大事な物に見えるようになりました。

ムダなことをしてしまったものの、ちょっとだけ逞しくなった気もするし、人の優しさに触れ、日常に有り難みを感じ、住んでいる町を前よりもさらに好きになれたことは嬉しく思います。


なんで止まってたかは未だに謎ですが自分の短所をはじめ色々な気づきを得て勉強になりました。


今年は考えて行動する人になるぞ。





これ可愛いよ
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2度目の水道局の帰り、ただ帰ることに納得いかず色んなところに立ち寄ったなかで出会ったカツオ人間の写真集。