国語の音読・読解についてです。

 

元々、国語は苦手教科で、音読もびっくりするほど下手な娘。音読は未だに不得意です。

 

なぜ音読がうまくならないのか。

 

言葉の意味を掴みながら読めない。文章と文章の繋がりを意識して読めない。作者は何を言おうとしているのか、登場人物は何を思って行動しているのか、内容を理解しながら読めない。だから、句読点もない変なところで切れる、逆に句読点を素通りする(おいおいドクロ)。文節の句切れが全く分かっていない。「読んでて絶対意味わかってないやろ!」という読み方をするので、聞いているこちらも内容がイマイチ掴めない。

 

なので、6年生の途中ぐらいまで、読解問題は本当に不正解が多かった。「〜字で書き抜いて答えなさい」の問題など、内容じゃなく文字数から探し始めるから、時間もかかるし、そりゃ間違うよねムキー!!という感じです。

 

反対に、国語が得意な弟の音読は素晴らしく、物語文などは、初見でいきなり登場人物の感情まで込めて音読できます。聞いていても、内容や場面、人物の心情など、読みながら理解していってるなあと思います。


説明文なども、「へえ〜そうなんだ」とか「お母さん、これってこうなんだって。読むから聞いててね。知ってた?」とか、問題を解く以前に、文章の内容に興味を持って読んでいる。国語の宿題をしながらいきなり笑い出したりするから、何事かと思ったら、確かに面白い文章で、それだけ内容を掴みながら読めているのです。もちろん、テクを知らなくても、問題が解ける。

 

国語力ってなんでしょうね。うちの姉弟を見ていると、元々持ってるか、持ってないか、としか思えないです笑い泣き小さい頃から同じように読み聞かせをしてきて、姉の方がよっぽどよく本を読んでいるのに、読書量と読解力は比例しない。音読と読解力はリンクしている。やはり、根本的に読み方に違いがあるんだと思います。

 

それでもですね、娘はKコースでコツコツとコツを教えてもらって、今では大分、文章を「国語的に」読めるようになりました。

 

読み方。

 

Kコースの国語は、読み方に重点を置いています。問題を解くよりも、読み方を学びます。

 

でも普段の授業は50分しかないし、娘曰く、漢字テストでほぼ半分は使ってしまうので、テキストはいつも途中までしか読めないそうですが。それでも説明文、物語文、随筆、詩、短歌・俳句などの読み方と、四字熟語や慣用句、ことわざなどの知識分野を少しずつ習っていきます。

 

文章を書いている作者、問題を作っている人、解く自分。国語の問題を解くときは、必ずこの3者がいることを意識しなさい、と言っています。作者は何を言おうとしているのか。問題の作成者は、問題を解こうとしている自分に、何を読み取ってほしいと思って、この問題を出しているのか。

 

そういう部分を意識すれば、自ずと答えが見えてくる...と思うのですが、これは恐らく、国語が得意な人間の言い分でしかなく、娘は解説を見ても「何でそこが答えになるのか分からない」レベルでしたガーンヒー!全然分かってないじゃん!

 

小学生の読解問題は文章中にほぼ答えが書いているのですが、国語が苦手な娘は、ただ読んでいてもなかなかそこが見つけられない、読み取れない。だから、単元ごとに問題を解く手がかりを教えてもらい、それを使って読み方を習う。

 

基礎的なところからいくと、「指示語の指す内容を捉えよう」「接続語に気をつけて読もう」などです。

 

比較的簡単なピラミッドテキストに加え、少し難しめの新小学問題集(新小問)が加わりました。新小問は、いいテキストだと思います。単元の進め方もわかりやすいし、その単元で習ったことを使って、易しい問題から読み、解いていきます。

 

出題される文章も良く、難易度も段階的に上がっていくので、解けないほど難しくもない。娘は授業や宿題で新小問を解くことで、かなり読解力が上がり、全体的な国語力がついたように思います。

 

音読はなかなか上達しませんが...。

 

記述・作文へ続く