ここ紀伊勝浦は、年間約12000tのマクロの水揚げ量があると言われている場所。
それは、是非、マグロを食べねば!
駅前にある定食屋に入る。
那智に向かうバスの出発時刻まで時間があったので駅前をぶらぶらしていた時、店の前で、たばこを吸っていたオヤジさんに話しかけられた。
「よっていて下さい」
俺は、これから行くところがあるから、また来ますと告げた。
ちゃんと来ましたよ!おやっさん。
さておすすめというミックス丼を頼む。
マグロの赤身、中落ち、中トロ、ネギトロがミックスされた丼だ!
マグロの濃厚さがぎゅっと詰まっていた。
( 〃▽〃)
部位によって、味も変わってくるので、それらを一度に味わえる丼だ。
そりゃおすすめな訳だ。
満足して店を出た。
続いて港の方まで歩き、にぎわい市場に入る。
土産の購入だ。
入り口の近くにあったお店の品を物色していると店のおじさんが声を掛ける。
「お!兄ちゃん戻ってきてくれたんやな!」
実は、バスの発車前に港の方まで、ぶらぶらしていたのだ。
俺は、覚えててくれたんですか?、と聞くと、
「覚えとるよ!兄ちゃんの着てる、そのシャツ」
この日は、黄色い派手な柄のシャツを来ていた。
フリーマーケットで100円で買ったシャツだ。
まさか、このシャツが覚えてもらえるとは。
おじさんに声掛けられた時、試食までさせてくれた。
俺は、あとで、また来ると告げていた。
ちゃんと戻って来ましたよ。
(^_^)
酒好きの親戚に贈るのだけど何が良いか聞いたら、マグロのワイン煮込み、クジラの角煮をすすめられた。
勝浦湾では、クジラも捕れるのだ!
それらを購入すると、なんとまけてくれた!
ありがとう、おじさん!
(^o^)
これも、言った通り、ちゃんと戻ってきたおかげだ。
正直者は、報われるのである。
駅前に戻り一軒の土産屋に入る。
店に入ると、おばちゃんは、俺の顔を見て、ニコッとした。
そう、ここも訪ねていたのだった。
兄貴から醤油を買ってきてくれ、と言われていたので、この店で物色していた時、おばちゃんに話しかけられ、勝浦で作られた醤油をすすめられた。
俺は、また、あとで来ると告げ、店を出た。
それから数時間後、こうしてやってきたのだ。
ちゃんと戻って来ましたよ!おばちゃん。
(^_^)
おばちゃんは、俺を見た時、シャツもちらっと見ていた。
やはり、このシャツは、印象に残るみたいただ。
100円シャツ、恐るべし。
ここでは、おすすめの勝浦の醤油と紀州梅のドレッシングを購入。
こうして素敵なお土産を、たっぷりと得る事ができた。
黄色い派手な柄のシャツを着た正直者の話でした。
旅は、まだまだ続く。