そこから、くろしお1号に乗り、紀伊勝浦駅に到着した。
今日の目的地だ。
世界遺産にも登録されている熊野古道を歩き、那智大社、青岸渡寺を参拝するのだ。
駅からバスで行く事約25分、大門坂というバス停で降りた。
バスは、神社お寺前駐車場というバス停まで出てて、そこからの方が、すぐに那智大社、青岸渡寺まで行けるのだけど、大門坂から、ずっと歩いていくのがおすすめコースらしい。
それに、ならう事にした。
さて、ここで降りた人は、たくさん居て、みな目的地は、俺と同じ場所だ。
方向音痴の俺は、彼らに付いていく。
やがて階段が現れ、そこを登っていくと端には、民家があった。
小学生の頃、学校の帰り道で、人んちの庭を通ったのを思い出す。
快く許可してくれた人もいれば、ダメだと言う人もいた。
仕方なく勝手につき進む事にし、見つかって怒鳴られ、すぐさま逃げたっけ。
歩きながら昔の回想をした。
やがて、こんな光景に出くわす。
二本の大きな杉は、夫婦杉といい、ここからさらに階段は、急になる。
登り登り登り
(°Д°)
まるで修行のようだ。
願いを叶えてもらうには、それだけ苦労しなければいけないのだ。
途中こんな看板を発見。
最初は、丁寧な言葉で途中から、ため口になり、最後は、関西弁だ。
(゜ロ゜;
もし破ったら、めっちゃ怒られそうや…。
守らなあかん。
さらに先に行き、階段が終わる。
この階段を登ってきたんだな、と思ってたが、ゴールは、まだ先だ。
しかも、また階段が待っていた。
中々、神様、仏様に会わせてもらえないね…。
だが行くしかない!
さらに登った。
これだけ長い階段、久しぶりだ。
オー!ハイボー旅行記でも行った事がある香川県のこんぴらさんを思い出した。
そして、ついに到着!!!
苦労した。
実に苦労した。
長い階段を登ったご褒美に神様、仏様に参拝する権利を得たのだ!
さて長くなったので、一旦ここで切り上げ、次は、参拝編。
旅は、まだまだ続く。