駅を出て、早速飯屋に向かった。
朝から何も食べてないから、とても美味いランチになるだろう。
せっかくの旅だし、思いきり贅沢しようと、敷居の高そうな店に入った。
和室の座敷に通され、そこで天ぷらと魚介の定食、ビールを頼んだ。
すぐにやってくる。
まず、ビールと先付け。
ひんやりとした卵豆腐は、なめらかな食感で絶品だった。
ひんやりとしたビールも、喉ごし抜群で絶品だった。
(^_^)
どんどん料理がやってくる。
サクサクとした天ぷらに新鮮なカツオと鰆の刺身、他にも盛りだくさんな品々で、どれも最高だった。
(⌒‐⌒)
こりゃ、道頓堀で何も食べて来なくて、かえって正解だったかもしれない。
こうして満腹になり、店を出た。
まず向かったのは、蟻通神社。
なぜ蟻通というのかと言うと、昔、この地に外国の使者がやってきて、「今から出す問題を解いてみよ。解けなかったら日本を属国にしてしまう」と言われた。
そして使者は、法螺貝に糸を通してみよ、と命じた。
日本の神々は、誰もできずに、困っていたところに、若い神様がやってきて、「私が、やりましょう」と言った。
若い神様は、まず法螺貝に蜜を流し込んだ。
次に蟻を捕まえ、糸を付け、法螺貝にやる。
法螺貝には、たっぷりと蜜があるので、蟻は、どんどん進んでいき、ついに法螺貝を通した。
こうして日本は、救われ、ここは、蟻通神社となったそうだ。
頭が良いだけでなく、ちっこい蟻に糸を付けられるなんて、とっても器用な神様だ。
( ・∇・)
まさに神業である。
また境内には、馬の像があった。
競馬が好きな人なら、熱心に祈願しただろうね。
次に向かったのは、闘鶏神社。
義経と弁慶の像があった。
かつて弁慶が戦の時に、白の鶏と紅の鶏を闘わせ、その結果で神意を確かめた、とか。
俺は、現在、戦は、してないけど、これから起こりうる困難に打ち勝てるよう祈願した。
祈願を終え、時計を見ると、12:57
紀伊田辺、13:10発の電車で白浜に向かいたかった。
まずい!
ここから駅まで10分は、かかる!
(゜ロ゜;
猛ダッシュした!
ε=(ノ゚д゚)ノ
時間との闘いだ。
絶対に勝たねば!!
必死に走った。
けど、昼御飯を食べたばかりで、しかも、この日は、サンダルを履いている、という状況なので中々うまく走れなかった。
(°Д°)
それでも、頑張って走った。
神様の力で、蟻通神社の、あの馬が動き出して駅まで乗せてくれないかな…?
そして、ようやく駅に到着。
13:05
間に合った!
( ´∀`)
神様ありがとう!!
時間との闘いに俺は、勝ったのだ。
信じる者は、救われるは、本当なんだ。
旅は、まだまだ続く。