テニスを楽しむためは「座組」を変える「視座」を持とう | テニス上達の近道

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「テニスが上手くなりたい」と思った方のための上達法コンテンツを公開しています。

色んなコーチのレッスンを研究していたら、
人によって「テクニックベース」「ゲームベース」
分かれていることが見えてきます。


これは受講されている生徒さんも気付きにくいのですが、
実はコーチ自身もどちらをベースにレッスンを組んでいるのかが
分かっていないケースが多かったりします。


なぜなら、
ゲームベースのレッスンであろうと、
テクニックベースのレッスンであろうと、
テニスをしていることには変わらないからです。



結局のところ、
飛んで来るボールを打つことに変わりはありません。



ただ、受講される方の目的によって、
テクニックベースかゲームベースかの
「座組」を変えるべきだというのが私の考えです。


テニスというスポーツが幅広く色んな方に楽しまれている大きな要因に、
「技術を磨く楽しみ方」「試合に勝つ楽しみ方」が存在します。


そして、多くの方はまずはじめに技術を磨くことから
テニスをスタートされますし、それに伴ってコーチも
技術指導のレッスンを行います。


やはり、まずは技術がないとテニスが成立しないので、
この流れは当たり前なのかもしれません。


だけど、何かをきっかけに勝つことに興味を抱き、
試合に出られる方も増えてきます。


しかしここが分岐点で、
その際により技術を磨きに走ると、
なかなか試合で勝つことは難しいでしょう。



なぜなら、
テニスの試合は採点競技ではないからです。


例えば、フィギュアスケートのように
自分の技術を審査員に披露して採点をしてもらうのなら、
テクニックベースでの練習は合っているでしょう。


でも、
テニスは相手からポイントを取るスポーツなので、
どれだけ素晴らしいショットを打てても、
それが勝ちに直結する訳ではありませんよね。


試合で大事なのは、如何に相手より多くポイントを取って、
ゲームを積み重ねることによってセットを奪うことができるかです。



技術はそれを実現させるための手段でしかありません。


なので、
試合に勝つためにはゲームベースという視点が必要なのです。


そうなると、
これまでに行ってきたテクニックベースという考え方を、
ゲームベースに変えてもらわなければなりません。



それと同時私たちテニスコーチはこのような「視座」を変えてもらう
レッスンも持ち合わせていなければならないのです。


ところが、現実はテクニックベースのみの
レッスンが多いように感じます。


だから、
コーチも生徒さんもずっとテクニックベースという
座組の中でテニスをすることになるので、
試合に勝てないという現象が起きるのです。



そうならないためにも、普段から視座を変えるという発想を
コーチも生徒さんも持っておいた方が世界が広がりますよ。


そのためには勉強するしかないと思います。


だからといって、
机の上で本を開くだけが勉強ではありません。


これまでとは違うことにトライしたり、
自分の知らない世界に興味を持つことも勉強です。



その結果、気が付けば視座が変わるような経験につながるので、
私たちはこれからも共に勉強を続けて行きましょう!



私もまだまだ発展途上です。


ですから、もっともっと色んな考えに触れて、
テニスを通じて自分の可能性が広がればと思います^^

 

 

では!

 

 

スリー