弾性エネルギーがショットの質を変えてくれる | テニス上達の近道

テニス上達の近道

「テニスが上手くなりたい」と思った方のための上達法コンテンツを公開しています。


前回は私が推奨しているテニスの考え方の基礎である
「バイオメカニクス」についてお話ししました。

【「スリーのテニス理論を支える『キネティックチェーン』」の記事】


この記事では運動連鎖について触れたのですが、
今回は「エラスティックエナジー」をお伝えすることによって、
バイオメカニクスをもっと知ってもらいたいと思います。


まず、エラスティックエナジーという聞き慣れない言葉ですが、
これは「弾性エネルギー」のことです。


簡単にイメージするなら、
テニスボールには伸縮性があるので、
地面についたらバウンドしますよね。


この伸縮性は人間の筋肉にも備わっているので、
それを利用して、前回お伝えした運動連鎖につなげてもらいたいのです。



例えば、骨盤から肩甲骨を動かして、
最終的にラケットを動かしたいとします。


そのときに何かしらのエネルギーが必要です。


だけど、エラスティックエナジー(弾性エネルギー)の
生み出し方を知らないと、手の力でラケットを振ることになります。



それは手打ちの原理になるので、パワーショットが打てませんし、
肘や手首を痛める原因につながってしまうのです。


これだと、何一つ良いことがありませんよね。


それより、
テニスボールのように地面から反発をもらって、
自分の体の筋肉を伸縮させ、体全体でスイングした方が、
パワーショットが打てますし、手打ちにならないのです。



ラケットを振る際に、手の力だけだと限界がありますが、
エラスティックエナジー(弾性エネルギー)を生み出すために、
地面からの反発のもらい方が上手くなれば、ショットの質が高まります。



なので、私は普段からレッスンでは生徒さんに
地面の踏み方を詳しくお伝えしていますよ。



ただ、地面から反発をもらうには、
バイオメカニクスの要素が必要になってくるので、
このことについては、次回お話しますね^^

 

 

では!

 

 

スリー