今夜のスープは | "little magazine"

"little magazine"

架空の雑誌"little magazine"のライターとして、詩や自由奔放な散文を書いてます:)

最近、休日に鍋料理を作っている。

きっかけは、ある寒い二月の夜、
急にポトフが食べたくなったのだ。

ジャガイモ・ニンジン・タマネギ・
ウィンナーなどを買ってきて、
適当に作ったら、とても美味しかった。


以前の私だったら、
何かしらのレシピを元に、材料を揃え、
調味料や時間をはかり、料理していた。

ある日、テレビで見た
和田明日香さんの手抜き?ワイルド?
適当感満載の料理に感銘を受けてしまった。

「料理は適当でいい!」

料理は適当に、楽しく!
少々失敗しても気にしない!


週末、仕事の帰りにスーパーに行って、
その日、特売になっている野菜を買い込む。

大根が安ければ、和風鍋。
キャベツが安ければ、洋風鍋。
春雨やワンタンがあれば、中華風鍋。

お肉も、その日に安くなっているものを選ぶ。

豚バラ肉、鶏手羽。
ひき肉は、タマネギの
みじん切りと合わせて肉団子に。


休日の昼間、
買い込んできた野菜を切る。

今夜は豚汁。

大根はいちょう切り、ニンジンは半月切り
ゴボウはささがき、コンニャクと
豚バラは一口大に切る。

そうして黙々と野菜たちを切っていると、
自分が無になって、心が整ってくる。


最初に、鍋のなかに硬めの野菜を入れて、
水を加え火にかける。

沸々してきたら、残りの具材を入れて、
アクをとりながら、トータルで
30分くらい、中火でコトコト煮込むだけ。


*"みんなこぼれて鍋の底
煮込んでしまえば形もなくなる
もうすぐ出来上がり"


最後に、粉末だしと、
お味噌を適量加えて出来上がり!

煮込んだ分、野菜とお肉の旨味が出る。

お鍋いっぱいに出来た豚汁は、
残りをタッパーに入れておく。

鍋料理とサラダが、ここ最近のお夕飯。
少しお腹まわりが細くなった。



だんだん季節が春めいて、
春野菜が出回ってきた。

今日は、春キャベツの酢味噌あえにしようかな?

自分のインスピレーションで、
とにかく作りだす。

「料理は適当でOK!」

お料理がうんと、楽しくなってきた。


*"今夜のスープは Chinese Soup"
"あなたのために Chinese Soup"


*チャイニーズ・スープ/松任谷由実