天気予報
雨の季節になると、母から聞いた最晩年の父の話を思い出します。
それは、早期退職する私に父がねぎらいの言葉をかけてくれたと
母に伝えた時に聞いた父のお話です。
「おとうさんな、テレビをほとんど見なくなったけど、天気予報の時間に
なると必ずテレビつけてたよ。
それでな天気が悪いと決まって
『明日は雨が降るな・・・大変やな・・・』
と心配そうに言ったはったよ」
父は当時、自転車通勤していた私のことを案じて、
予報が晴れなら「ああ、よかった」
雨なら「大変やな・・・」と
毎日、毎日、母に伝えていたそうです。
そして父がかけてくれたねぎらいの言葉も思い出します。
「ああ、よかったね・・よくがんばったね・・・」
ぷちとま