コンピュータさんは強い。常時よく読んでいるし、自分の指す手に自信を持てている。
…体力もある。対局姿勢も徐々によくなってきた。
ひょっとしたら既に人間より強いのかもしれない。
ただ角行の使い方にだけ、まだちょっと難がある…

……… 25歩
・正調角換わり腰掛け銀の流行形は三年で一周し、
25桂でも18香でも68金右でもなく25歩として65歩と仕掛けさせる順が再び主流となった。

65歩 64角 92飛 45歩 同歩 同桂
44銀 65歩
18香 43金直 25歩 42金引 45歩 同歩 同桂 37角 92飛 64角 …と進む従来のコースと比べて、
後手から変化する余地はほとんどない。局面的には、6筋の歩がひとつ進んだだけの違い。
(44銀にすぐ35歩と突っ掛ける手もあるが、43銀 65歩 27角以下よくわからない戦いになる)
…この局面の先について私が語るべきことはない。
【※面倒臭いので図面略】
・手損角換わり腰掛け銀(後手後手)は健在ながら、
かつて一世を風靡した後手32王型は謎の疫病によってすっかり絶滅してしまったそうな。
今や銀を腰掛ける展開自体が珍しく…大抵は右玉や四間飛車+木村美濃にシフトしている。
先手としてはBonanza囲いをベースに、五筋位取りや玉頭戦を目指せば幸せになりやすい。

26歩 34歩 76歩 42飛 68玉 62王
25歩 72王 48銀 35歩 58金右 32飛
46歩 34飛 22角成 同銀 78銀
・手損角換わり石田流(4→3戦法)対策としては、
ぼんやり77銀95歩型に構え24歩と仕掛けられた瞬間58銀をかます美しい作戦が現れ、
最早そのまま決定版になりかねない雰囲気である。
ただ持久戦になった場合はっきりしない面もあり、
自ら積極的に仕掛けたければ78銀の一手で陣形を堅くまとめてしまうのが判りやすい。
(この作戦を最初に発表したのは多分Strategy先生)
飛車浮き自体を無理に封じる56歩型急戦よりも、
戦いの中で自然に手得を活かしにいくこれらの作戦が棋理に忠実であるといえそうだ。

32金 47銀 82王 16歩 72銀 96歩
94歩 66歩 33銀 15歩
後手は44銀と出ると筋違い角から端攻めか何かが炸裂して恐らく死んでしまうので、
先攻するなら24歩から飛車をぶつけるぐらいだが…
先手陣は通常形より相当安定しており、適当に端からこじ開けにいっても充分戦える。
56角などと据えた際の座り心地も、案外悪くない。
先日行われた学生OB交流戦で早速この作戦を採用して強敵H田先生の4→3を完封し、
本学最強の将棋指しとして逃げ切ることができた。

26歩 34歩 76歩 42飛 68玉 62王
25歩 72王 48銀 82王 78玉 72銀
96歩 94歩 36歩
・手損角換わり四間飛車(KK4)の角交換保留型、
これにはプロっぽく一旦端歩を突いて様子を見る。
居飛車穴熊には組み難くなるものの…後手は44歩と止めてももう普通の将棋に戻れない。

88角成 同銀 22銀 24歩 同歩 同飛
22飛 23歩 12飛 37桂 32金 45桂
よく知らない若手(確かT中さんという方)相手に、
アマチュアならではの気楽でクレイジーな桂跳ね。
(所司先生の本では代えて34飛~37桂となっている)
…普通こんな桂馬はすぐ殺されて試合終了だろう。
ただその対局では以下 42角 29飛 24歩 66角 23金 77桂から97銀~86銀~95歩と、
世界の反対側で戦いを起こして何とか誤魔化せた。
すぐ22飛とぶつけるよりは、22銀~31金とじっくり準備を整えておく方が良いのかも。

……… 65銀 同銀 同歩 57角
・四間飛車穴熊という戦法そのものを築き上げてきた我らがレジェンド、Y村さん。
しかし大会で朝イチに当たる相手としては最悪だ…
以前少し考えた時は一段金を並べて一手早い捌き合いに備えるべしと書いているが、
すると上図のように銀交換された場合が気になる。(6七の地点に味方の利きがない)
現状66歩~67銀には65銀、46歩~47銀には45銀で受かっているっぽい?ものの、
一歩渡すと成立しなくなりそうな筋なので自然な 24歩 同歩 78金右を選べなかった。
今この瞬間だけは好形の57角型も、どうせすぐ54歩~55歩が来て逐われることになる。
66歩 同歩 54歩 24歩 同歩 35歩
55歩 34歩 44角 24飛 56歩 68角
22歩 67銀 55銀 54歩 43飛 78金右
66銀 56銀 67歩 86角 23歩 25飛
57銀成 53歩成 同角 67銀 86角 同歩
67成銀 同金 58角 78銀 47角成 32角
53飛 45飛 29馬 54歩 63飛 64歩
同飛 41飛成 66歩 68金引 67銀 62歩

同飛 53歩成 32飛 同龍 65馬 82龍
同金 63飛 64飛 61飛成 同飛 62金
31飛 71銀
…途中経過は我ながら実に劣悪な(それ以前に正確な手順すら思い出せない)棋譜ながら、
ここまで進めば先手が食い付いており逆転模様か?
大抵の変化で、94歩に合わせて77桂~85桂が入る。
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二階級特進しないことだけを目標に台湾へと飛び、
帰国して数時間後の卒業式で学歌を初めて聴いた。
桜咲く古都での長い学生生活は先月終わりを迎え、
今日からは美しい海の見える職場での公務員生活。
そして現在、まだ私の住むべき家がない。
次の入居者があるため五年程住んだ下宿を逐われ…下見に行った新宿舎は建造中だった。
親戚の家や実家を
あとは船上・車内・漫喫して十三日間生き延びた。
…けれども私は元気です。国鉄すら通らないミスドもない町ですが、多分大丈夫です。
お互い将棋を続けていれば、いつかまたどこかでお会いすることもあるでしょう。。



