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Thousand Days

さうざん-でいず【千日手】
1. 同一局面の繰り返し4回。先後入れ換えてやり直し。
2. 今時珍しく将棋に凝っている大学生の将棋系ブログ。
主に居飛車党過激派向けの序盤作戦を網羅している他、
雑学医学数学物理自転車チェス等とりとめのない話題も…

※本来の表紙『さうざんでいず』


コンピュータさんは強い。常時よく読んでいるし、自分の指す手に自信を持てている。
…体力もある。対局姿勢も徐々によくなってきた。
ひょっとしたら既に人間より強いのかもしれない。

ただ角行の使い方にだけ、まだちょっと難がある…




……… 25歩

正調角換わり腰掛け銀の流行形は三年で一周し、
25桂でも18香でも68金右でもなく25歩として65歩と仕掛けさせる順が再び主流となった。



65歩 64角 92飛 45歩 同歩 同桂
44銀 65歩


18香 43金直 25歩 42金引 45歩 同歩 同桂 37角 92飛 64角 …と進む従来のコースと比べて、
後手から変化する余地はほとんどない。局面的には、6筋の歩がひとつ進んだだけの違い。

(44銀にすぐ35歩と突っ掛ける手もあるが、43銀 65歩 27角以下よくわからない戦いになる)

…この局面の先について私が語るべきことはない。



【※面倒臭いので図面略】

手損角換わり腰掛け銀(後手後手)は健在ながら、
かつて一世を風靡した後手32王型は謎の疫病によってすっかり絶滅してしまったそうな。

今や銀を腰掛ける展開自体が珍しく…大抵は右玉や四間飛車+木村美濃にシフトしている。
先手としてはBonanza囲いをベースに、五筋位取りや玉頭戦を目指せば幸せになりやすい。




26歩 34歩 76歩 42飛 68玉 62王
25歩 72王 48銀 35歩 58金右 32飛
46歩 34飛 22角成 同銀 78銀


手損角換わり石田流(4→3戦法)対策としては、
ぼんやり77銀95歩型に構え24歩と仕掛けられた瞬間58銀をかます美しい作戦が現れ、
最早そのまま決定版になりかねない雰囲気である。

ただ持久戦になった場合はっきりしない面もあり、
自ら積極的に仕掛けたければ78銀の一手で陣形を堅くまとめてしまうのが判りやすい。
(この作戦を最初に発表したのは多分Strategy先生)

飛車浮き自体を無理に封じる56歩型急戦よりも、
戦いの中で自然に手得を活かしにいくこれらの作戦が棋理に忠実であるといえそうだ。



32金 47銀 82王 16歩 72銀 96歩
94歩 66歩 33銀 15歩


後手は44銀と出ると筋違い角から端攻めか何かが炸裂して恐らく死んでしまうので、
先攻するなら24歩から飛車をぶつけるぐらいだが…

先手陣は通常形より相当安定しており、適当に端からこじ開けにいっても充分戦える。
56角などと据えた際の座り心地も、案外悪くない。

先日行われた学生OB交流戦で早速この作戦を採用して強敵H田先生の4→3を完封し、
本学最強の将棋指しとして逃げ切ることができた。




26歩 34歩 76歩 42飛 68玉 62王
25歩 72王 48銀 82王 78玉 72銀
96歩 94歩 36歩


手損角換わり四間飛車(KK4)角交換保留型
これにはプロっぽく一旦端歩を突いて様子を見る。
居飛車穴熊には組み難くなるものの…後手は44歩と止めてももう普通の将棋に戻れない。



88角成 同銀 22銀 24歩 同歩 同飛
22飛 23歩 12飛 37桂 32金 45桂


よく知らない若手(確かT中さんという方)相手に、
アマチュアならではの気楽でクレイジーな桂跳ね。
(所司先生の本では代えて34飛~37桂となっている)

…普通こんな桂馬はすぐ殺されて試合終了だろう。
ただその対局では以下 42角 29飛 24歩 66角 23金 77桂から97銀~86銀~95歩と、
世界の反対側で戦いを起こして何とか誤魔化せた。

すぐ22飛とぶつけるよりは、22銀~31金とじっくり準備を整えておく方が良いのかも。




……… 65銀 同銀 同歩 57角

四間飛車穴熊という戦法そのものを築き上げてきた我らがレジェンド、Y村さん。
しかし大会で朝イチに当たる相手としては最悪だ…

以前少し考えた時は一段金を並べて一手早い捌き合いに備えるべしと書いているが、
すると上図のように銀交換された場合が気になる。(6七の地点に味方の利きがない)

現状66歩~67銀には65銀、46歩~47銀には45銀で受かっているっぽい?ものの、
一歩渡すと成立しなくなりそうな筋なので自然な 24歩 同歩 78金右を選べなかった。

今この瞬間だけは好形の57角型も、どうせすぐ54歩~55歩が来て逐われることになる。


66歩 同歩 54歩 24歩 同歩 35歩
55歩 34歩 44角 24飛 56歩 68角
22歩 67銀 55銀 54歩 43飛 78金右
66銀 56銀 67歩 86角 23歩 25飛
57銀成 53歩成 同角 67銀 86角 同歩
67成銀 同金 58角 78銀 47角成 32角
53飛 45飛 29馬 54歩 63飛 64歩
同飛 41飛成 66歩 68金引 67銀 62歩




同飛 53歩成 32飛 同龍 65馬 82龍
同金 63飛 64飛 61飛成 同飛 62金
31飛 71銀


…途中経過は我ながら実に劣悪な(それ以前に正確な手順すら思い出せない)棋譜ながら、
ここまで進めば先手が食い付いており逆転模様か?

大抵の変化で、94歩に合わせて77桂~85桂が入る。


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二階級特進しないことだけを目標に台湾へと飛び、
帰国して数時間後の卒業式で学歌を初めて聴いた。
桜咲く古都での長い学生生活は先月終わりを迎え、
今日からは美しい海の見える職場での公務員生活。

そして現在、まだ私の住むべき家がない。

次の入居者があるため五年程住んだ下宿を逐われ…下見に行った新宿舎は建造中だった。
親戚の家や実家を集金活動しながら放浪して廻り、
あとは船上・車内・漫喫して十三日間生き延びた。
…けれども私は元気です。国鉄すら通らないミスドもない町ですが、多分大丈夫です。

お互い将棋を続けていれば、いつかまたどこかでお会いすることもあるでしょう。。
※本来の表紙『さうざんでいず』


We'll meet again, don't know where, don't know when,
But I know we'll meet again some sunny day.
Keep smiling through, just like you always do,
Till the blue skies drive the dark clouds far away.


ちょぉぉっと面倒な試験がありまして、暫くの間ご無沙汰しておりました。あさげです。
(それにしても今日は酷い大雪でしたね…)
全体の約1割しか落ちないことで名高いこの試験、
とは言え偏差値35前後をウロウロしていた人にとっては脅威以外の何物でもありません。


まあ、偏差値アンダー30の盤面を前に千局以上粘ってきた人にとっては慣れたものです。
年明けからは将棋やチェスについて考える時間をなるべく最小限(※零ではない)に抑え、
図書館に籠って図書館が閉まればミスドに籠る感じで1日平均12時間ほど勉強しました。
あのまま将棋ブログを続けていたら今頃死んでいたでしょう。それだけは断言できます。




【数少ない我が心の友(なお無機物)】

追い込み期の勉強法は概ね定跡を踏襲しましたが、
いくつか独自の訓練も行いました…けどまあ私劣等生ですしそこら辺はノーコメントで。

鉛筆は三菱ウニHBまたはBが良いでしょう。鉛筆歴20年超の私がここに断言します。
(ちなみに三菱鉛筆は岩崎さん家とは無関係ですよ)

机上に置いておける御守りとしては、千駄ヶ谷or福島の将棋会館で買える駒消しゴム。
これを置いて落ちた人は今まで一人もいません! …私以外そんなことする人いません!

あと会場には受験生の譫妄を惹起するためわざと時計を置いていないことが多いので、
自前のものを用意しておくのが密かに重要です。




【悲しみを皆ここに捨てに来る模様】

遥か南方で行われる試験のため、大都会オオサカに宿をとります。無論お金が飛びます。

寝坊しかけてモーニング☆ラヴコールを受けたり、
行きの電車に乗って足を組んだ瞬間ズボンが破けてみたりと1日目は散々な状態でした。
(そんな中冷静に問題を解ききった私えらい! 後ろの席の人、動揺させてホントごめん!)

あと2日目は会場に携帯を忘れたり2本目の傘を買う羽目になったりしてましたけれど、
それ以外は概ね順調だったといっても過言ではないでしょう。ラーメン美味しかったし。

…存在がネタキャラな私としてはまだマシな方です。(ズボンはちゃんと買い換えました)


ところで、約9000人いる受験生のうちズボンが破けたまま試験を受けた人って何人ぐらいいるんでしょうね? …全国に3人ぐらいいませんかね?




【受験後早期の心不全?に対し著効】

受験生の集合的無意識を利用した近代的迅速自己採点システム「みんコレ」によれば、
どうやら私も赦された確率が比較的高いかもです。
(ただ3/18の合格発表まで確実なことは言えません)

いつの日か北海道で買ったお気に入りTシャツも…
あらぬ誤解を招くおそれがあるため、残念ながら今後はもう着られなくなりそうです。

ラスト1ヶ月で飛躍を遂げた筈の臨床は、よく見れば下2割。いつもながら際どい(笑)
(※必修が80%を切ると他がどんなに良くとも即死で、落ちる人は大体このパターン!)


この試験、何が気持ち悪いかって学力というより判断力・精神負荷テストと人格診断と、
あとついでに社会の良き犬となるための教育的洗脳を同時に行われている感じ
なんです。
どうすればここまで人を陥れんとする悪意でマークシートを満たすことができるのか…?

最低限の知識を一通り揃えておくことは、あくまで前提条件に過ぎないんですよね。
まあ私の場合この前提条件すらギリギリでしたが。

去年は例題の足し算引き算も間違えた癖にこれほど美しい試験を作る厚労省…流石です。

でも、いくら美しかろうが二度と受けたくない(笑)


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一緒に勉強し、問題を出しあい、逆転のための策や教材を私に授けてくれたF田とM川。

いつも私よりちょっと下にいて(しかも笑顔を絶やさずに)、自信と勇気をくれたNっち。

回数別過去問を解かずに本番突入し、Bブロック終了後に「さっきのって一般? 臨床?
と訊いてくるなどして「受験生にも色々いる」という事実に気付かせてくれたK岡たん…

などなど、様々な人に助けられてきた気がします。ありがとうね。皆受かってるよ多分。



医師というのは何とも業の深い職種だと思います。
人殺しが元気に人を殺せるようサポートし、政治家が元気に悪事を働く手伝いもします。
高齢化社会と少子化を促進させ、国力を削ぎます。

このブログには医学生が誤って迷いこまないよう無駄に様々な工夫を凝らしていますが、
読者の中にこれから国家試験を受ける人が混入している可能性も零ではないのでしょう。

私が自信を持ってできるアドバイスは、一言だけ。

"You Must Believe in Spring."


ご訪問ありがとうございます。当ブログは将棋6割、その他4割で構成されています。

とは言え、ほぼ全ての記事が悪いことに多かれ少なかれ将棋に関係してしまっており…
そのため敢えて?ブログを分割せず、ごちゃ混ぜにしたままお出ししている次第です。
(実際のところは単に分けるのが面倒だっただけですがそのお陰で今まで続けられました)

この奇妙な題名には、将棋のルールの一つ「千日手」と目標だった「1000日間継続」
そして今だから言えますが「いつの日か指し直しを…」という希望が含まれています。

とりあえず、何となく書いておきたかったことを大体書けたので個人的には満足です。


全く将棋を指さない人、興味のない人でも、三年弱に亘る私の奇特な生活風景を綴った
【人間生活】【狂気の旅行記】を読めば恐らく、
私が変人と呼ばれる部類の人間であろうことは何となくお察し頂けるものと思われます。

また、蘊蓄を通してしか何かを語れないという長所(?)を特に遺憾なく発揮しているのが
【分類不能】【大学ノート】で…この表現形式を気持ち悪く感じない人は不幸にして
当ブログの読者たるに大変良い適応ですしどしどし読み進めていかれると良いでしょう。

基本的に未来方面の記事ほど脱抑制が進み、読者を選別していく仕様になっております。
(時系列を遡って読まれる事態はあまり想定されておりません。悪しからずご了承下さい)

※多くの記事に細かく追記を加えているので、読み返せばまた新たな発見があるかも?
あと、本文中に無数に仕込まれている小ネタを全て見つけた人は社会的に相当危険です。


上記の四ジャンル以外は「将棋サイド」で、超マニアックな世界を展開しておりますが…
将棋に関心のない一部読者も何故か楽しく読めているようです。人徳の為せる業ですね!

【振り飛車研究】【角交換型の謎】では、我流の後手振り飛車対策を網羅しています。
(地味に全ての記事が連携しているのがポイント!)

先手振り飛車対策(と矢倉右四間)を【後手番の苦悩】、相居飛車は【相居飛車研究】に、

分類困難または粗雑な記事は【未解決の問題】【級位脱出講座】に投げ込んでいます。
(こうして2014年初頭に一段落したものの、【角換わりの夢】は未練がましく続けました)


全くの独自研究もあれば、定跡書通りに来た敵をピンポイントで狙い撃つ順もあります。
ほとんどの記事に穴があるものと思われますが…そこはまあ無料クオリティですから(笑)
ただ、プロ棋士が後からほぼ同じ内容を本に書いていて驚いた例も一応何度かあります。

想定棋力としては、道場で初段あればどの記事も充分読み進められるものと思われます。
(動く盤面は一切設置していないので、継ぎ盤を用意した方が読みやすいかもしれません)

逆に道場で五段もあればあまりの嘘臭さに読み進められなくなる可能性が高まりますが、
その嘘を一つ一つ暴いていく「ダイスケ式勉強法」で更なる棋力向上の糧として下さい。


【振り飛車実戦】【角交換型実戦】【相居飛車実戦】は私が実際に指した将棋です。
(偶然勝ったものをドヤ顔で載せているものが多いです。相手の皆様、本当にすみません)

将棋指しは先後どちらでも指せる局面を必ず一つは持たねばなりません(※証明は割愛)が、
私にとってそれは横歩取り空中戦法だったので必然的に横歩の棋譜ばかりになりました…

如何せん将棋が弱いのでわざわざ並べる必要はありませんし試みる人もいないでしょう。
まあ、研究記事の補足も混入していますので目を通すと得する可能性も零ではないです。

そして【将棋生活】には将棋界のニュースやプロの棋譜に対する素朴な?感想、
或いは道場での修練の日々や大会で繰り広げられた喜劇などが色々詰め込まれています。



最後になりましたが、こんなアカン人を辛抱強く温かく見守って下さった読者の皆様。

ずっと無断かつ一方的に目標とさせて頂いた、無数の素晴らしい将棋ブロガーの皆様。

楽しい将棋生活を共有して下さった、主にH山将棋センターやU津将棋クラブの皆様。

そして私の不毛な人間生活を無事今まで継続させ、彩りも添えて下さった周囲の皆様。

……本当にありがとう。



[おしまい]