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Thousand Days

さうざん-でいず【千日手】
1. 同一局面の繰り返し4回。先後入れ換えてやり直し。
2. 今時珍しく将棋に凝っている大学生の将棋系ブログ。
主に居飛車党過激派向けの序盤作戦を網羅している他、
雑学医学数学物理自転車チェス等とりとめのない話題も…

※前半『アマチュア竜王戦:予選』


T橋さん? …強いよね
序盤中盤終盤、隙がないと思うよ
でも、私負けな (以下略

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奨励会の四級といったら、大抵は道場の四段を皆殺しにできるレベルだと思うが…
このようにハイレベルな奨励会からも、絶えず下界への刺客(しかも有段者)が送り込まれてくるのである。

将棋というものは上に行くほど一段の格差が広い。
何故私はこんな修羅の国に好んで身を置くのだろう?


K御門戦では何故か初代ポケモンのジムリーダー戦がBGMで脳内再生されていたが、
この一戦に関しては全くの無音状態だった。

…隣の対局(I上-I崎戦)も全く目に映っていない。


【先手:T橋元二段 後手:私】


76歩 34歩 26歩 84歩 25歩 85歩
78金 32金 24歩 同歩 同飛 86歩
同歩 同飛 34飛 33角 36飛 84飛
26飛 22銀 87歩 52玉 48銀 23銀


「この人を倒せば会場の皆が喜ぶに違いない」と、
明らかに嘘臭い善意を背負って立ち向かう私。
(振り駒で後手を引いて早速心が折れかけたけど)

…登板させたのは、未だにさっぱり操作方法の判らない空中戦法52玉型である。
(採用数的に)得意戦法と言わざるを得ないものの、
真面目には研究しておらず大抵その場のノリ次第。

最近では62玉型が主流になりつつあるらしいが、
私の中の時計はその二歩手前で停まっている。。



58王 51金 36歩 62銀 37銀 14歩
35歩 15歩 38金 94歩 36銀 16歩


先手の37銀~35歩型は、いかにも郷田先生が好きそうな王道の構えのひとつ。
もちろん、対する私に秘策などあろうはずもない(笑)

94歩のところは普通に88角成~33桂として、
次に16歩 同歩 18歩 同歩 24飛 同飛 同銀 21飛 19飛 24飛成 18飛成 28金 22香の攻め筋を見せるのが自然とも思われたが…

そこで 28飛 25歩 77銀と待たれた後が判らず断念。
(25分切れ負けという現実から目を背けさえすれば、これほど考え甲斐のある戦型もそうそうない)

…まあ本譜の仕掛けも見るからに無理っぽいので、
角交換してじっと待つのが正解だったのだろう。。



同歩 86歩 同歩 同飛 45銀 25歩
56飛 85飛 37桂 88角成 同銀 55角


もはや主目的がvictoryから、週末をenjoyすることにshiftしつつあるような感もある。
…もうちょっと銀や桂を使って渋く動きたかった。

ここでは55同飛~77角86歩など、どう応じられても自信が持てない。



77角 37角成 同金 45飛 11角成 33桂
24歩 同銀 21馬 31歩


本譜、77角以下の順も駒得した先手が良さげ。

ただ後手としても…
1.飛車を取る
2.銀桂を捌ききる

というふたつの中間目標がこれでハッキリした。

31歩のところは42金寄もあって難しいところだったが、指が勝手に底ポーンを選んでしまった。
(今では反省している)



75歩 同飛 77桂 45桂 46金 64桂
66飛…以下先手勝ち


…ぶっちゃけ私は既にMPをほぼ使い果たしている。

先手が「飛車を取られてはかなわん」と75歩~77桂で手番を渡してきたところに、
それでも64桂と追いかけてしまうのが級位者の性。

(※もちろんこの飛車は食べられません)

実戦は数手後やっと35銀捨ての存在を思い出して実行したものの…桂馬を手放してしまった時点で手遅れ。


結論:てきはきょうだいでした

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75歩 同飛 77桂 45桂 46金* 35銀

1.飛車を取る の実現が困難となった以上、
せめて味の消えないうちに 2.銀桂を捌ききる へとクラススイッチすべきだったか?

しかし…



同金 57桂成 同王 35飛 36香 45銀
35香 56銀 同王 58飛…(X)


最もシンプルに進めてみた結果得られた上図(X)は、
次の32香成が限りなく詰めろに近くて後手辛そう。
(78飛成を一手隙で通さなきゃダメとか無理っす!)

いやまあ実際のところはよく判らないけれども。。


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こうして零回戦で変な奴に体力を削られた直後に、
少年i(※マジ強かった)の華麗な指し回しがヒットして一回戦で早くも窮地に陥ったT橋さんだったが…

不思議な力が働いて少年は即詰みを逃し、頓死した。
(※ちなみに将棋は集団でひとりを潰しにいくゲームではありません)


「これは…優勝する人の勝ち方だ…!」

とその時は確信したものの、
T橋さんは決勝でK林君に討ち取られましたとさ。



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なんとなく現在公開している記事を数えてみたら、
ちょうどこれで555個目になるっぽい。

…我ながらよく頑張っているが、このエネルギーを何かもっと他の方向に活用できなかったものだろうか?


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【先手:W辺三段 後手:私】


76歩 34歩 66歩 62銀 16歩 52金右
78飛 84歩 68銀 85歩 77角


先手石田流を覚悟の上で二手目34歩と突いた以上…
三手目66歩には安易に84歩とせず62銀と突っ張る。
(先手が矢倉模様に進めてくれば83歩型で対抗可能)

しかしここから先手は振り飛車/矢倉/雁木/右玉の混合戦術を採れるため、後手は一手一手に気を遣う。
左美濃型右四間の含みを残した私の52金右を見て、
先手のW辺さん(※振り飛車党)は三間飛車を選択。

…こうして早くも先手がワンポイント?を挙げた。
(後手が一人相撲を取って勝手に転んだという説も)

相手の得意戦法を知りつつも敢えて手を変えないのが私のささやかなジャスティス!



……… 45歩 86歩 同歩 同角 88飛
85歩 25桂 24歩 13桂成 同銀 14歩


敵はどうせ真上と斜め45°から攻めてくるのだから、
32金・51金型が後手にとって最速最善形のはず。
…しかし序盤の52金右によってそれが封じられた。

本譜の仕掛けは角交換~67角etc.を狙ったものだが、
そこで単騎の桂跳ねはいかにもコーヤン流らしい。
対してすぐ24歩と催促したのが恐らく時期尚早。。



22銀 86飛 同歩 65歩 87歩成 66角
78と 83歩 同飛 84歩 82飛 13歩成
同桂 46角 73銀 24角 23金 46角
…以下先手勝ち


そこから私が緩手を連発し、上図では既に手遅れ。
(14歩 同香 同金には73角成~23銀の寄せがある)
このように66角と46角をダブルで安定させてしまっては、見るからに厳しい。

それでも一生懸命粘って一旦は追い付いたものの…
最終盤の叩き合いで再び実力差が露呈し、
私の残り時間と王様の命が同時に尽きた。


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一敗で帰宅を命じられないのは実に有難いことで、
続く二戦目は会場に迷いこんできたおじいちゃんを無事に送り返すお仕事。
(隣で指していたW辺さんの感想は「無慈悲!」)


そうして(私も含め)一勝一敗となった者どもは隣の組と第三戦を行い、勝った者が予選通過となる。

この段階では道場仲間の同士討ちも珍しくない。
遠くの組ではY村五段とN村五段が激突しており、
一方で私の目の前に立ちはだかったのは…


【先手:私 後手:K御門五段】


……… 64銀 47金

今までまともに作戦勝ちを収めた試しのない難敵、
「将棋は攻めた方が負け」の信仰と共に生きている(ように見える)K御門五段であった。。

33桂型の角換わりに対して、こちらは敢えて飛車先を交換しないことで銀冠への組み替えを防ぐ。

しかし64銀47金と上がるようではおかしいか。



53銀 67銀 55歩 56歩 同歩 同銀
74歩 65銀 64歩 74銀 92角


…大人しく進めると後手にばかり指したい手がある
(※このような有様のことを人は作戦負けと呼ぶ)
ため、ここらで動いていくことにした。

ただ流石にもう少し手段は選ぶべきだったようで…
仮にも有段者を自称する者が92角を喰らってどうするんだろう。これではただの油断者だ!

やはり47金型は盤上最悪の位置だった。。



75歩 73歩 71角 72飛 53角成 同金
58飛


しかし75歩に対する73歩がK御門さんらしからぬ失着で、歩切れになったため上図の58飛が受けにくい。

代えて54銀なら手段は色々あるが全て後手よし。
(普段の調子であればノータイムでこう指されてオエーとなっていたはずのところである)

…以下、74銀の活用はもう考えない。
見た目通りに人柱となってもらうことにした。。



52飛 41銀 69角 52銀成 58角成 53成銀
47馬 51飛 12王 15歩 29馬 14歩
19馬 13金 同銀 同歩成 同王 11飛成
…以下先手勝ち


一旦攻め合いになってしまえば菊水矢倉は脆く、
こうして相性の悪い五段相手に幸運にも勝つことができたのだった。


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対局後に決勝トーナメントのクジを引くと…
ゼロ回戦始まりで、その相手は元奨励会二段(笑)

席主に「君はクジ引きの味が悪いねえ」と言われたが…将棋と違ってこればかりは改善の余地がない!



後半へ続く


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※前回の記事『研究記事の書式』


aは黒、eは白、iは赤、uは緑、oは青
母音たちよ…いつの日か君たちの出生の秘密を語ろう

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将棋の棋譜を一刻も早く書き留めたくなった時。。
(例えば立ち読みの直後とか)
現行の正式な表記法では、美しいもののむず痒い。

…そんな時こそ「あさげ式」




ルールは上図が全てで、覚えてしまえば実に簡単。
(ちなみに例示した棋譜は対ゴキ超急戦の都成新手)

「~歩、同歩」と歩が重なる時は「=」、
「~歩成、同歩」は「±」、
「~銀、同歩」なら「s
…といった具合に更なる圧縮を加えると色々捗る。


その他の注意事項というかコツとしては…

・例えば52成銀52銀成が共に存在する場合、
成銀が増える後者を「52S'」と表記して区別する。

生角は「6」との混同を防ぐため筆記体で書く。

成銀が見分けづらければ「a」「A」で代用するのがよい。(※私も以前そうしていた)


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読者の意見をアンケートなどで幅広く取り入れ、
その返事だけでも記事100個分になる偉大な将棋ブロガーも広い世の中にはいらっしゃいます。
(当ブログも時々紹介されていて嬉しくなりますね)

まあ私ごときにそんな真似など到底不可能ですが…
数少ない読者の要望とあらば微力を尽くしてお応えしていく所存ですので、
是非お気軽にコメント頂ければと思います。



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