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Thousand Days

さうざん-でいず【千日手】
1. 同一局面の繰り返し4回。先後入れ換えてやり直し。
2. 今時珍しく将棋に凝っている大学生の将棋系ブログ。
主に居飛車党過激派向けの序盤作戦を網羅している他、
雑学医学数学物理自転車チェス等とりとめのない話題も…

※前回の記事『角換わり右玉対穴熊の謎』


とある大会にて、つよい人同士の闘いを見学。

先手の方は「先手番を引いて困った」とのことで、
戦型は先手番一手損角換わりからの右玉に。

以前調べた後手右玉との違いは飛車先を保留できていることぐらいだが、
それにより常に端攻め・小鬢攻めの脅威が生じる。

…この場合、後手も桂馬の当たりを避け22銀と引く通常型穴熊を目指すことになりそうだ。



……… 42金右 66銀 12香

この瞬間すぐ25桂を決めておけば先手良し? …だったらしいが実戦では出現せず。

となると42金右は保留して42銀の余地を残し、
離れ駒など気にせず12香~11王と先に入ってしまうのが手順ということか。。


(ちなみに、手損のない正調角換わりで先手にこれを使われた時はどうすべきなのだろう)



55銀 同銀 同歩 11王…(Υ)

後手から手損角換わりを仕掛けて15歩・25歩型となる類形も以前はよく見かけたものだが、
木村-羽生の順位戦63角~35歩(~18銀)という棋畜手筋が現れて以来さっぱり音沙汰がない。

ただ本譜はこの時点で先手の展開が完了しており、
桂頭を攻められても25桂と逃げ出す余地がある。

…いかにも何かありそうには見える。



25桂 22銀 54歩 同歩 71角 72飛
44角成 43金直 77馬 44歩…(Υa)


Plan A: 桂損上等で馬を成り返ってふんぞり返る

以下は 48金 24歩 59飛と指してみたいところ。
しかし飛車が逸れるので、そこで巧く対応されると無事に桂を回収されてしまいそうだ。
また、自玉頭なだけに45歩とも突きにくい。。


実戦は先手の方がこの順を良しとせず端攻めも絡めて斬り込んだものの、
その反動は大きかったようで…高速の寄せを喰らって華麗に散っていった。



54歩 同歩 63角…(Υb)

Plan B: ぼんやりもたれる

…もうひとつ出てきた有力策がこの角打ち。
(こっちのがより右玉っぽい展開のような気はする)
次は77桂と跳べば角が堂々と居座れるし、
いざとなれば71銀からの緊急避難も利く。

形勢もこれが正しいもたれ方かもよく判らないが、
攻撃技術のない私同士が戦えば先手が勝ちそう。。


※評価【良し】【微妙】


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開始日時:2008-02-01 棋戦:順位戦
先手:木村一基 後手:羽生善治
※前回『神経なる紐にて天上の意思に辿り着くもの』


漫画化できたなら、きっとその分野に関しては全く理解できていないわけでもないだろう
…という謎の信仰に基づくこのシリーズ。

精確さが相当少し犠牲になるのは言うまでもない。



(※汗腺や平滑筋血管など副交感神経と被らない所にはコリン作動性の交感神経もある。あとβ3Rもある)


自律神経は状況に合わせて素早く戦闘シフトをとったり御飯モードに入ったりさせる神経系で、
無意識ながらも常時恐ろしく精密に動作している。(例えば立ち上がるだけでもすぐ働く)

交感神経の方にはα作用とβ作用という(一見似ているようで)全然違う二種類の派閥があり…
末梢を締めて血圧UPを図るノルアドレナリンと、
大元の心臓を働かせて全体の循環量自体を上げにいくアドレナリンとが人体内で使い分けられている。

しかし人類も中々偉いもので…
例えば徐脈性の不整脈には電気的なβ作用がメインのイソプロテレノールを使ってみたり、
喘息に対してはβ2レセプタだけを強く刺激して気管支の狭窄を和らげてみたりなど、
創意工夫を凝らしてその他にも様々なカテコラミンを使いこなしているようだ。。

(もちろん、アナフィラキシーで今にも死にそうな場合は今なお本家アドレナリンが最強なのだけれど)



(※後で調べ直してみると細胞内のNa濃度が全然違う…アカン…)


続いては、(心筋も含む)筋肉がAChで指令を受けてからどのように収縮し、戻るかについて。
今回の主役はNaちゃん・Kちゃん・Caちゃんの陽イオン3人衆と各々のチャネル(≒専用出入口)。

彼らがそれらを通じて自由という名の統制された挙動を繰り返すことで、今日も筋肉は動く。。
神経との差はCaが居て電位+を維持するか否かで…問題児Kちゃんの脱走癖すら想定の範囲内。

ちなみに、脱分極(最初のNaちゃんの大移動)の勢いは細胞間の孔を通じて隣り合う筋細胞にも伝わる。
そうやって連鎖するからこそ、筋肉は皆タイミングを合わせて一斉に収縮できるのである。


これら3種のチャネルとβ受容体を封鎖することで、
電気の流れを自在に操り心電図をイイ感じに戻そうというのがいわゆる抗不整脈薬
Vaughan Williams分類の「鍋喰っか(Na,β,K,Ca)」だ。

Naチャネルを遮断(Ⅰ群)するとQRSの幅が広がり、
Kチャネルを遮断(Ⅲ群)すればQT間が延びる
のも、こうして考えてみると直感的に判りやすい!
(Ⅰb<Ⅰc<Ⅰaの違いはついでに行われるKチャネル封鎖の度合いによるもの)

対するβ遮断薬(Ⅱ群)とCa拮抗薬(Ⅳ群)はいずれも房室間をゆっくり通行させる働き(PQ延長)があり
上のお方(洞結節)が無駄に頑張っちゃう時に効く。

ジゴキシンに代表される強心薬は更にややこしく…
迷走神経を内因性に刺激し脈をゆっくりさせつつ、
一方では細胞内のCa濃度を減りにくくするので心筋の収縮力自体はアップするという感じ。


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('14-07-30)
…だいぶ間が空いてしまった。
後半は腎とかぶる領域について見てみたい。

腎臓に入った血管は、糸球体という文字通り血管が糸玉になった場所で血液をタップリと濾過される。
そうして濾し出された液(原尿)は…

近位尿細管(必要な物質を再び回収)
ヘンレのループ(水を抜き、塩を抜く)
遠位尿細管(K+やH+など危険物を廃棄)
集合管(最後に水気とかを細かく調節)

の順でがっつり濃縮され、最低限の量に絞ってから尿として排泄されている。




その絞る作業を妨害するのが利尿薬で、上図でいうと青の膀胱マークで囲ってあるやつである。
(水色で囲ったACE阻害剤・ARBは降圧薬。サイアザイド系もどっちかといえば降圧目的で使われる)

絞りを甘くすれば当然尿量は増えて体液量が減り、血圧も(理論上は)下がる。
逆に水玉マークで示したホルモン達は原尿から塩or水を引き抜くので…尿量は抑えられ、血圧が増す。

特にレニン→アンジオテンシンⅡ→アルドステロンと連なる経路はRAA系と呼ばれ、
「ピンチで血圧が下がってきた時に、腎から漏れ出る液量を最低限に抑えて血圧をキープする」
という重要な役目を交感神経と共に負っている。


しかし、駆出率の低下が慢性的に続いていると
もう血液送るの疲れた」と心が叫んでいるのに
心ちゃんにはもっと大量の血が必要みたいだ!
と勘違いしたRAA系がせっせと作動し続けてしまい…

結果として却って心臓の負担を増やし症状がどんどん進行していくというお手本のような逆効果を生む。

慢性心不全に対して用いるACE阻害剤やARB、β拮抗薬、抗Ald薬には…そんな可哀想な心への
「そんなに頑張らなくてもイインダヨ!」という思い遣りの気持ちが込められているのだ。。



※Thousand Daysは医学的助言を提供しません


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「最近の壊れた感じのブログが面白いです」
「今でも将棋に呪われているように見える」


といった数々のお褒めの言葉を頂きつつ、
今日もひっそり生きてます。あさげです。


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・過去の研究記事を整理しました。
(※作者本人にとっては結構楽しい作業)

【相居飛車研究】二手目34歩系統の、
【後手番の苦悩】二手目84歩(&94歩)系統の戦型が集まるよう調整し直したところ、
実によく馴染むのでこれが決定版となりそうです。

(矢倉右四間飛車三手目66歩に対して83歩型で用いるのが最有力だから前者と言い訳しておきます)


今までは「私の深層心理がどちらを応援しているか
などという、意味不明で非論理的な上に的中率が50%を切る謎基準をベースにしていたのですが…

何事も余分なこだわりを捨てるのが大事ということなのでしょうね、きっと。

ただこのブログから余分なこだわりを全部取り去ると果たして何が残るのかは私にも判りません。。


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・余分なこだわりといえば、
子供の頃よく遊んだレゴブロックでも私はいつも
なるべくどの辺の長さも偶数升になるよう
細心かつ無駄な注意を払っていた記憶があります。

そうなるとやはり奇数幅のパーツは避け気味になり、
こうして選択の幅が自然と狭まっていくわけです。

(ちなみに当ブログの記事名はほぼ全て奇数文字です…まるで進歩していませんね!)


…損な性格なのは明らかですが、他人事であれば平気ですしあまりに直らな過ぎてもう諦めました(笑)



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