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Thousand Days

さうざん-でいず【千日手】
1. 同一局面の繰り返し4回。先後入れ換えてやり直し。
2. 今時珍しく将棋に凝っている大学生の将棋系ブログ。
主に居飛車党過激派向けの序盤作戦を網羅している他、
雑学医学数学物理自転車チェス等とりとめのない話題も…


既にお気付きの方もいらっしゃるかもしれないが、私は将棋が好きである。
…大好きと言っても過言ではないのかもしれない。

今まで将棋より好きになった人があるかも怪しく、
或いは人間生活に支障を来すレベルかもしれない。
(今まさに支障を来している最中のようにも見える)

盤上は比喩でも何でもなくもう一面の宇宙であり、
地上にあるのと同じだけの真実と美を蔵しており、
宇宙遊泳に慣れるにつれ地球の重力が毒と変わる。

将棋指しは苦しみながら勝ち、苦しみながら負け、
PCに向えば将棋を指し、山に登れば将棋を指し、独りの時は独りで指し…
一たび眠りに就けば二枚飛車に追われる夢を見る。

…将棋とは、斯くも美しいゲームである。


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「現実は小説より奇なり」というが、将棋界を見ればそんなことは火を見るより明らかで…

普通芝居でやるべきことを坂田三吉がやっており、
本来映画でやるべきことは升田幸三がやっている。
少年漫画でやるべきことを谷川浩司が全部済ませ、
ギャグ漫画ですべきことは羽生善治が大体やった。
(大山康晴に至ってはゲームのラスボスそのものだ)

ネット上に現れる正体不明・棋力名人級の幽霊も、
囲碁界でこそ漫画のネタ(saiさん)になるが将棋界では単なる実話(dcsyhiさん)に過ぎない。



…そうして、小説でやるべきことを担当したのが羽生世代の永久欠番・村山聖先生である。

幼少時よりネフローゼを患い、病床に臥せる日々…
そこで出会った将棋に命の全てを懸け、その鬼気迫る姿は人をして「怪童丸」と呼ばせた。

終盤力は既に超一流。羽生との戦績は完全に互角。
姿形に一切の拘りを持たぬ、ただ勝つための棋風。

苦難の末、遂にA級八段・タイトル挑戦まで漕ぎ着けるも、そこで彼の持ち時間は切れた。


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記憶内最古のニュースが阪神大震災である私にはそれが何年前の話かすらよく判らないが…
このたび広島県出身で森信雄門下のふっくらした某若手棋士がタイトルを手にしたという。

…とりあえずその体型は腎臓病によるものではないようなのでまずは一安心(?)である。

頻繁な離席、空咳、異常な早指しは決して見目麗しくなく、竜王も明らかに苛立っていた。
(二日制には時間攻めがない…そんなふうに考えていた時期が私にもありました)

ただ序盤早々不利に陥った将棋を二局続けて耐え、逆転にまで持ち込んだ事実は動かない。
本人もきっと名ヒール・渡辺明の後継者を目指してるんだろうしこれでいいのだ!



「プロは美しい棋譜を遺すために生きるもの」と背中で語る谷川浩司を観て育った世代と、
将棋倶楽部24の毒々しく無機質な画面を観て育った世代が同じ価値観を持てるはずもなく…

竜王らしい在り方に徹した前竜王は結果として、
二日制を一日で終わらせ「こんな挑戦者を寄越した奴は誰だ?」と叫ぶ決断をし損ねた。

本来あの世代の群衆はあのような将棋を落とさないものとばかり思っていたのだけれど、
遅々としながらも時は確実に流れているようだ。





この不思議なゲームによって救われる人は、確かに存在する。(かつての私がそうだった)
人生の大部分を費やそうとする者も後を絶たない。
陽の沈む頃になってもそれは変わらないのだろう…

せめて緩やかなる衰退、心安らかなる結末を望む。



[まで340手をもちまして千日手。将棋サイド終了]

…もう十二月なんですか。遂に最終月ですね。雜さにも一層の磨きをかけていきます!

残りの書くべき記事は九月初めの段階でほぼ読みきっていたはずだったのですが、
文章作成力が追いつかず全然うまくいってません。
(予定表を作ると万事が予定を逸れていくものです)

こんな変な人のブログにまだ付き合って下さっている読者の皆様、ありがとうございます。
相当絞ってきたにもかかわらず付いて来れたということは恐らく貴方にも変人の素質が…!


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・そんなこんなで、二日に一度は着物姿で大学図書館に出没する不審者となりました。
…生まれついてのネタキャラなのです(笑)

なんたってここは自由と和の街なのですから、周囲の目とか気にしたら敗けです。
(※ちなみに何と戦っているのかは判りません)
将棋指しとは斯くあるべきですね…? あさげです。


しかもよく見ると履き物だけ下駄/草履ではなく革靴というシュールな状態だったりします。
(理由は資金が尽きたのと自転車を安全に漕ぐため)

「なんか明治の学生っぽいし別にこれでもいっか」
と個人的には思ってたり思わなかったりもしますけど、まあアカンですわな。。



【両儀式さんに比べれば私などまだまだである】


↑和服が戦闘に向いているとは到底思えませんが、
心が引き締まり勉強に集中できるような気はします。あと普通に着心地が好いのです。
(じゃなかったら流石の私もわざわざ着ません)

囲碁将棋部の記念写真にもその格好で写ったりO教授に捕まって撮影会になりかけたりと、
こんな差し迫った季節になっても相変わらずマイペースすぎる劣等受験生なのでした。。


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・ライトな方のノベルの中では「らっきょ(空の境界)」が一番好きな気がします。多分。
(※ラノベと言ったら怒る人も一部にはいるかもしれませんがもちろんラノベです)

超能力バトルの合間に脊髄空洞症やNMOの説明とか挟んでくる辺りが地味にツボで、
当ブログ内で幾度も下敷きにされてきた黒桐鮮花氏も日々の勉強により今やボロボロです。


次点は「人類は衰退しました」ですかね。。こちらは単純に妖精さんが可愛いです。
これらの著者に共通する点を考えてはいけない!

それと「戯言シリーズ」や「化物語」のNISIOISIN先生もリスペクトしてます。
必ず将棋ネタ(羽川とか)を忍び込ませてる割に本人の棋力が微妙っぽいのは残念ですが。。


…三人が三人とも、一文毎に名前を彫ってあるが如くえげつない個性的文体の持ち主ですね。
(まあ私も何か書くたび「変わった文体だね」と言われるのであまり人のことは言えません)

あと個人的には「ハルヒ」「フルメタ(短編)」「狼と香辛料」「東京レイブンズ」辺りが、
読める(最高評価)までは至らないものの見れる(高評価)に分類されてます。

でも谷川先生御自身は、明らかに「学校を出よう」の方が楽しんで書いてるような気が…



[※嫌いじゃない>大好き>嫌い>好き>普通]

特殊相対論に続き、今回は量子力学を記事ひとつぶんの分量で解説するという無理ゲー(笑)

根本的にクレイジーな理論なので、どう説明しても少々胡散臭さが残る仕様なのです。。

普通はシュレーディンガー方程式とか猫ちゃん屠殺機関とかを使って説明されてますけど、
私は直感的に最もわかりやすくかつ美しい気もするファインマン式の経路積分で行きます。




まず、物理屋さんはグルグル回るものを複素数で表したがることを覚えておきましょう!
…もちろん数式の部分は全部スルーしてOKです。

虚数単位を物理で使うのは妙な感じもしますが、
マイナスと同じで単なる符号と考えれば良いです。
(※故に「-2πi」ではなく必ず「-i2π」の順番で表記されるべきだと私は常々思うのです)


量子とは「個数を数えられる波」という意味で、
ひとつひとつの量子が万歩計代わりにこの懐中時計を持っているとイメージして下さい。

この時計の針にあたるのは「作用(Action)」という物理量(※単位はエネルギー×時間)で、
光の場合は一周期=一回転となるため実に単純。




一枚に色々詰め込みすぎてますしぶっちゃけ記号の使い方もまるで出鱈目ですが、
要は「どっちにズラしても針の向きが安定している経路ほど実現率が高い」ということ。
(もうちょっと私にプレゼン能力があれば…)

高校物理の段階では多分教えていないはずの、
最小作用の原理とか変分原理とか呼ばれている考え方の応用編ですね。

…そして行き先を同じくする全経路の針の値(複素数)の合計が「確率振幅」となります。


最短経路(正確には極値)ではご近所同士で針の向きが揃いやすく、力を合わせやすい。
それ以外の経路ではうまい具合に打ち消しあい、確率振幅は限りなく零に近付きます。

直進・反射・屈折については単に「所要時間が最短となる経路」が正解となるものの、
一番右の干渉についてはちょっと注意が必要で…

この縞模様は光子をいっこずつ打ち出しても現れてくるのです。(二重スリットの実験)
「個数を数えられる波」とは、そういう意味。




確率振幅自体は単なるよくわからん複素関数でも、
その絶対値を二乗すると「反応(観測)時にその状態が実現する確率」になります。
ここが量子力学で一番わけわからんところですね。

(アインシュタイン氏が「神はサイコロを振らない!」と批判したのもこの部分だったはず)

何かを「観測」するには光を当てるなどして何らかの「反応」を起こす必要があるので、
途中経過を見ようとすればそこで前述の時計計算がストップし、結果自体も変わります。

「じゃあ観測しなかったらどうなんの?」
という疑問を美しく表現したのが、かの有名な思考実験「シュレーディンガーの猫」です。
…実際あの機械を作るのは難しいと思いますけど。



【 Now Printing…】

電子など、光以外の量子の場合も基本は一緒です。
ただ光なら「振動数 ν」で誤魔化せた部分を、本来の姿「(EーV)/h」に直さねばなりません。
(ちなみにSchrödinger方程式もそこから導出可能)

分子にあたる(運動エネルギーE ー 位置エネルギーV)の部分は通称ラグランジアンといい、
真の意味で物理学の根底をなすともいえる謎概念。

…とりあえずこれが常に極値をとることから運動方程式とか保存則とか全部導き出せます。


分母のプランク定数は前夜も出てきた定数で、
例の量子用時計を一周回すのに必要な元気(?)」を表すものと簡単に考えとけばいいです。
仮に神様になった気分でをゼロに近付けると…

時計が猛烈に回転しだして干渉は尽く消え去り、我々の生きる古典力学の世界に戻ります。
(※スケールを大きくすると量子的現象がみられなくなるのも全く同じ理由から)

後から現れた複雑な理論は、このように前々からある理論を特例として含むことが多いです。
物理学ではよくある話とはいえ不思議ですね。。


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予想以上に負担が大きいので多分もう続きません…この記事も相当やっつけ仕事ですし。
本当は不確定性原理と原子の安定性をメインにする予定でしたが、完全に時間不足。

p.s.
量子力学の哲学的な問題は「場の理論(第2量子化)」を学べばほぼほぼ自然に解決されます。
…疑問に感じて学び続けること、それが才です。


[2nd Night]