・デング熱が約70年ぶりに国内発生しております。
本来なら熱帯(Tropic of CancerとTropic of Capricornの間)にいるべきウイルスですけど、
まあ東京シティはアホみたいに暑いですからね。。
潜伏期間は2~7日。媒介するのはネッタイシマカ。
典型的には発熱、頭痛、後眼窩痛および背部痛が突如起こり、重度の筋肉痛を伴います。
(故に米国口語では breakbone feverというそうな)
検査値としては白血球と血小板が下がるのが特徴。
第1病日に班状発疹、リンパ節腫脹、口蓋水疱および眼球強膜出血がしばしば認められ、
疾患は一週間程度続き、その間に食欲不振、悪心、嘔吐、高度の皮膚過敏症が認められ、
更に解熱時近くには体幹から始まり四肢から顔に及ぶ班状丘疹が認められるようになり、
鼻出血と散在性点状出血は合併症のないデング熱でしばしばみられます。急性期には既z…
…的なことを某ハリソン先生が仰っておりました。
4種類ある血清型を複数ゲットすると重度ショックを伴うデング出血熱に進化しますが、
現時点でこれを心配する必要はほぼ無いでしょう。
輸入感染としては毎年200人ほど報告されており、
今から突然怖がるのもどうなのかなとは思います。
ちなみに病原体を蚊ごと絶滅させる作戦もあって、
「生殖能力のないオス共を大量に紛れ込ませる」というのがほぼ唯一の方法だそうです。
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・一方エボラ出血熱は堂々の一類感染症であり、国内に入られたら多分超ヤバい奴です。
(満員電車に乗るたびこの国、飛沫感染する病気にとっては楽園だなーと毎回確信します)
潜伏期間は3~16日(大抵7~10日)。紐状のウイルス
今流行ってる株は米国製という説もありますけどこれは流石にデマだと信じたいです。。
アフリカでの流行は死体いじりのせいとも言われてますが、実際どうなんでしょうか…?
今のところ、

水気を弾いて自らを軽量化し、しかも少数精鋭で感染を成立させなくてはならないため、
空気感染は選ばれしエリートの特権(?)といえます。
(インフルエンザとか風疹とか、いかにもよく飛びそうな名前ですけど入っておりません)
…なお、後者の「少数精鋭での感染力」に関していえばエボラちゃんも相当優秀な模様。
今後もアフリカで突然変異を繰り返すうちに、何か悟りを開かないといいのですが。。
※エボラ出血熱とデング熱に関する現時点で最も
このサイトだと思われます。
※※ノロウイルスも空気感染するという話を時々聞きますが、本当ならヤバいですね(笑)
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・また国内で鳥インフルが出ちゃったみたいです。
ただこの鶏さん達、エレクチオンが無事終わるまで頑張って耐え抜いてくれてたようで…
…実にいい奴らだったに違いありません。合掌。
こんな風に鳥類にまで気を遣わせてしまうエレクチオン、私はあんま好きじゃないです。
(議員や官僚は一つ所に集まっとくのが好形です)
普通トリ用とヒト用ではウイルスが用いる侵入経路(シアル酸レセプタ)が異なるため、
鳥インフルがそのままヒト→ヒト感染を起こすことはありません…きっと恐らく多分。
でもブタとかいう生き物がトリ用とヒト用のを両方受け入れて混ぜ混ぜしちゃう結果、
ウイルス遺伝子のケミストリーがフュージョンして素敵な進化を遂げていくのでした(笑)
高病原性鳥インフルが何故ああまで馬鹿高い致死率を誇るかにはいくつか理由があって、
普通なら上気道でしか開けないHA蛋白(毒入り封筒)が誰でも開ける仕様になってたり、
pH低下を素早く察知して細胞内のライソソーム(異物溶解センター)から逃げおおせたり、
サイトカイン達の暴走を惹起しやすくなってたり…
というマニアックなお話は我が最大の悪友であるところのED氏の受け売りなんですが、
「もし世の中に絶望したら実験器具と材料揃えて3年ぐらい引き籠ってインフルエンザ遺伝子のこことこことここら辺一帯を弄って致死率50%overの株とか作ってみよっかなーと」
などと口走るのは本当にやめて欲しい。。
とりあえず今の生活には満足しているようで、まだED氏に不審な動きは見られません。
…できればいつまでもそうあって欲しいものです。
p.s.
発症初期のインフルエンザでは、のどの奥に高確率でイクラ状?の濾胞が見えるそうな。
(※詳しくはこことかこことかをご覧下さい)
[例によってThousand Daysは医学的助言を提供しませんしもちろん世界も革命しません]




