将棋星人対みうみう | Thousand Days

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さうざん-でいず【千日手】
1. 同一局面の繰り返し4回。先後入れ換えてやり直し。
2. 今時珍しく将棋に凝っている大学生の将棋系ブログ。
主に居飛車党過激派向けの序盤作戦を網羅している他、
雑学医学数学物理自転車チェス等とりとめのない話題も…

おまえら、
もし地球に将棋星人が攻めてきて、
向こうの大将と地球代表が将棋一番勝負で対決し、
負けたら植民地にされるという事態になったら、
地球代表は絶対羽生でないとイヤだろ?
深浦でもいいのか?
深浦に地球の命運を託せるのか?

羽生をけなしてるやつは地球規模で考えるんだ



…いつ見ても説得力に満ちた名文である。

しかし地球は既に一度、将棋星人に乗っ取られていた。
かつて七つの玉を一所に集めて願いを叶えたその人は、
母なる星との通信用アンテナを今もたまに隠し忘れている。。

(そういえば確か孫悟空もサイヤ人だったような)

その時、世界に光を取り戻したのが誰だったか思い出そう。
人類側の大将として機械の王と戦うのが誰かを思い出そう。
みうみう…彼こそが真のヒーローなのだ。


この時点で48香からの際どい変化を見切っていなければ、
68銀打とは絶対に指せない。
しかも相手側の正着まで読んだ上で敢えて踏み込んでいる。
(感想戦で示された超絶妙手95歩には羽生も感動していた)

…そして奇跡的な凌ぎからのこれまた奇跡的な収束。
将棋が芸術であるという事実を改めて認識させてくれる、
極めて美しい戦いだった。


将棋の強すぎる群馬県民が、実はもうひとり存在する。
…言うまでもなく藤井先生のことだ。
今回も期待通りKKSで華麗な勝利を収めてくれた。

最序盤で注目すべきポイントはふたつ。
96歩の直後に33銀と上がり、
95歩の直後に24歩と上がっている。


藤井先生は24歩と94歩を「見合い」と考えているようだ。
(仮に25歩と突けば、そこで94歩と受けたに違いない)


恐らく、この時点では既に後手の術中に嵌まっている。
端のポイントがあるので実戦的には互角に近いはずだが…
丁寧に面倒を見る展開なら藤井先生は滅茶苦茶強いのだ。
(受けの手でファンタを出すところは滅多に見掛けない)

しかしアマ大会の短い持ち時間だと棺桶美濃は怖すぎる。。


p.s.
Kifu(for Android)が便利すぎてヤバいですね。
正直、「iPhoneとは何だったのか」って気分です。


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