相ボナンザ囲い | Thousand Days

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さうざん-でいず【千日手】
1. 同一局面の繰り返し4回。先後入れ換えてやり直し。
2. 今時珍しく将棋に凝っている大学生の将棋系ブログ。
主に居飛車党過激派向けの序盤作戦を網羅している他、
雑学医学数学物理自転車チェス等とりとめのない話題も…

photo:01

…(X)

竜王戦第二局は『68金型早繰り銀』の類似形となった。
ただ去年とは後手の囲いが微妙に違う。

…これこそが丸山九段の編み出した新工夫で、
いつか必ず訪れるであろう54歩に備えたものである。
(それと右金が紐付きなので71銀~61角も受けやすい)

※もし常識的な32金・42王の構えが先手有利になるようなら、
序盤で32金と25歩の交換を入れるパターンは滅びてしまう。
(ついでに『69金型早繰り銀』の存在意義も失われる)

photo:02

14歩 16歩 85歩 96歩 73桂 95歩
…(X1)


先手は掟を破って五筋の歩を突き、(貴重な)攻め味を得た。
…しかしその代償として右金を動かし難くなっており、
端歩を突くぐらいしかプラスになる手が見当たらない。

その間に後手は桂を跳ねて攻撃の準備を整えたものの、
ここで自分から仕掛けても攻めきれるかどうかは怪しい。
(竜王の指し手は「無理なんじゃね?」と言っている)

まあ後手は待つ手もないので75歩~86歩~65桂と仕掛けた。
明日の今頃にはどちらが正しかったか判明している筈だ。。

photo:03

14歩 16歩 85歩 96歩 94歩 26飛
73桂 54歩…(X2)


端歩を受けられた場合はどう待っていたのか、実に気になる。

個人的に指したいのは26飛~54歩で、
(飛車の守備力が絶大なので)次に先手から75歩と突けそうだ。

それは冗談としても…
どこかに先手の良くなる順があるべき戦型だとは思う。


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