リビングには大きめの棚があり、そこには本やアルバムなどがゴチャゴチャに置いてありました。
でもよく見返すと、今すぐ必要な物はほとんどなく場所を取ってるだけだと気付き、ほぼ全ての物を段ボールに入れました。
棚はすっからかん
でも、この棚には思い入れがあります。
【2013年9月25日】
小雨の降る16時。
長男の火葬を終え、骨壷を膝の上に乗せ車で帰宅。
何か夜ご飯を食べようとなりHotto Mottoへ。
骨壷を助手席に置き入口まで行くも人が数人いたので待ちそうだったのと、長男を車に放置してるみたいで不安になったので、Hotto Mottoはやめてドライブスルーがあるマックへ行きました。
マックなんて食べれるかな?
なんて思いながら帰宅。
社宅と言うこともあり、他の人に見られないよう足早に玄関まで行きました。
冷たい小雨に、小さい小さい骨壷が濡れないように。
マックは意外と美味しく感じ、増えてない家族を感じながら前と同じ光景の2人での食事。
談笑もありました。
でも…………何か落ち着かない。
そこで私達は届いてたけど組み立てていなかった棚を作ろうと言うことになりました。
2人でドライバーを握り締めて。
説明書を読みながら組み立て始めました。
産後3日の体にはちょっとキツイものがありましたが、おとなしく寝てなんていられなかったので重い体を無理矢理動かしていました。
時に笑いながら。
「ほらママーー」「あれ?ごめん(笑)」「もう本当にママはドジだねー」「パパだってー」
「ねー海南人言ってあげてよ」
と息子の枕元にいつも一緒にいたワンワンのぬいぐるみに話しかけていました。
ママ、パパなんて言ったことなかったのに、ここぞとばかりに言い合う2人。
呼び合えば私達が親になれた気がしたんだと思います。
1時間ほどで棚は完成。
その棚の天板にはワンワンのぬいぐるみ、遺髪、へその緒、手型足型を飾っていました。
すぐにぬいぐるみ以外は撤去され、ワンワンのぬいぐるみだけを飾っていました。
そんな約3年間。
今日その棚を解体しました。
そこには主人と周りをちょこちょこしてる海平。
家族が増えています。
「海南人の時の棚だから解体してもいいのかな?」と主人は思っていたようです。
どっちにしても新居に家具は置く気なかったし、次に進むためにも解体したかったんです。
なので今日やっと解体出来て少しスッキリしました。
でも、あの時の気持ち、天気、光景はいつまでたっても消えず鮮明に覚えています。
それは主人も同じようです。
きっと私の前では気丈に振舞ってたけど、1人で泣いていたんだろうね。
「ねぇねぇ、海南人の時さ1人でシャワー浴びにアパート帰ってる時とか、シャワー浴びてる時とか1人で泣いたの?」
この前初めて聞いてみました。
「…うーん……………忘れたー
これが返事でした。
泣いたんだろうな………
1人で必死に耐えたんだろうな………
私に悲しみ見せないようにしてたんだろうな………
あの時自分の事で精一杯で主人の気持ちなんて考えてあげれなかったけど、これだけ子煩悩な人が我が子を亡くしたんだから悲しくない訳がない。
最近になってやっと考えられるようになりました。辛かったよね。そばにいてくれてありがとう
棚はなくなっちゃったけど、新居にぬいぐるみを置く棚を建付けで作ってもらってるので1つ時代が変わる時が近づいてる感じがしています。
棚、3年間ご苦労様でした。