第三章 そして、ミンスク（１）
【ミンスク再訪】⑤
先日のロシア大統領選
ウクライナ軍からの妨害・攻撃から
ロシア人を守るロシア軍兵士
西側メディアはこうした風景を、軍がプーチンへの
投票を強制しているかのように伝えた
（この物語は1年前、ベラルーシの首都・ミンスクで書き上げたものです）
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いまのウクライナ紛争をめぐる報道を考えると...
メディアは中立だと言いますが、客観的に報道していたのではストーリーになりません。
その報道の落としどころを決めてから画像を使ってストーリーが作られます。
一つの画像も音楽とナレーションでどのようにも色付けできるし、あらかじめ決めたストーリーにそぐわない画像や出来事は取り上げられません。
今この国の両隣で毎日起こっている出来事は、まさしくこれなんですね。
特に日本の報道を見ると、西側の論理で作られた報道を無条件で受け入れているように見えます。
ものごとには両面あるということ、ものごとを両面から見るということは、とても大切なことじゃないですかね。
世の中で正しいと思われていることが実は全くの間違いだったり、悪だと信じられているものが善だったりすることはあるものです。
いままさに僕が戦争当事国にいるのは、そのことを伝えるためじゃないかとも思うんです...