“Полдень против Путина”ー反プーチンの正午 | 少年飛行兵 と 私 第二幕〜Thoughts About Peace

少年飛行兵 と 私 第二幕〜Thoughts About Peace

2014年、突然閉鎖したブログ「少年飛行兵と私」
特攻隊員だった「彼」の遺志を確かめた僕は、「少年飛行兵と私 第2幕」として新たな旅を始めます

3月15日〜17日 ロシア大統領選挙

日本国内では1,488人が投票を行った

(駐日ロシア大使館Telegram)

 

ここのところテレビをあまり観ていないせいもあるんですが

 

このニュースがあまり取り上げられることもなかったように思うので

ちょっと触れてみようと思います

 

 “Полдень против Путина”

(ポルデン・プロティフ・プチナ)

英語だと

”Noon Against Putin”

日本語だと

”反プーチンの正午”

 

2月に死亡した反体制派リーダーの妻が

 

「ロシア大統領選挙投票最終日(3月17日) 正午にプーチンへの反対票を投じよう」

 

と呼びかけた運動です

 

(写真出典:ロイターWebsite)

 

でね、

これ、日本(を含む西側)での報道とロシア当局の見解を比べてみると…

 

西側メディアはなにがなんでも「ロシアで反体制運動が広がっている」っていうメッセージを植えつけたいんでしょうかね

ちょっと無理があるように思うんですよ

 

読売新聞

「反プーチンの正午」に呼応か、大統領選の投票最終日に有権者が列…ナワリヌイ氏支持者を拘束

https://www.yomiuri.co.jp/world/20240317-OYT1T50061/

 

ロイター

Thousands of Russians join Navalny-inspired 'noon against Putin' election protest

(何千人ものロシア人がナウリヌイが呼びかけた「反プーチンの正午」に参加した)

https://www.reuters.com/world/europe/noon-against-putin-thousands-russians-turn-out-fulfil-navalnys-last-wish-2024-03-17/

 

他の西側メディアも似たようなもんです

 

カタールのアルジャジーラは結構冷静(さすが)

https://www.aljazeera.com/gallery/2024/3/17/noon-against-putin-protests-as-russian-leader-set-to-extend-rule-in-polls

インタビュー受けた18歳の学生はこの中で

there were “not that many people” taking part in the protest but he was “just happy that some people came”.

(この抗議活動に参加した人たちはそんなに多くなかったけど、いくらかの人たちでも来てくれたのは嬉しい)

 

各メディアの写真を見ると、確かに正午ごろの写真を撮っていて、

正午に合わせて大勢の人たちが反対票を投じたように報じているんですが…

 

投票所の行列は朝から晩までずっと続いていたわけで…

 

ロシア外務省・ザハロワ報道官はこうした報道を

「一蹴」

ブリーフィングでこう述べています

(駐日ロシア大使館Telegramより) 

 

非友好的政権、及びこうした政権に資金援助を受ける情報機関の目論みとは裏腹に、ロシア国民はキャンペーンやパフォーマンスのために足を運んだのではなかった。

 

人々は西側諸国のあらゆる脅威にも関わらず、機会を利用して投票に来た。

その機会とは祖国ロシアが与えてくれたものである。

 

誰に、どのように投票したかは人々の自由である。

しかし、人々が疎外された者たちの呼びかけを拒否したという事実は誰の目にも明らかである。

 

様々な大陸に生活するロシア国民が夕方に投票するべく投票所を訪れ、日没まで列に並んでいたという事実を西側のプロパガンダ活動家たちは、「真夜中の抗議活動」と呼ぶのだろうか、

 

それとも客観的事実を直視するのに十分な良心を見出すのだろうか、

 

これは見ものである。

 

 

結構笑える...