次世代への伝言 #24 第一章 ミンスクの青い空(5) ミンスクの青い空① | 少年飛行兵 と 私 第二幕〜Thoughts About Peace

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2014年、突然閉鎖したブログ「少年飛行兵と私」
特攻隊員だった「彼」の遺志を確かめた僕は、「少年飛行兵と私 第2幕」として新たな旅を始めます

第一章 ミンスクの青い空(5)

【ミンスクの青い空】①

 

いまではairbnbで検索しても

ベラルーシにはヒットする宿が出てきません

経済制裁はこんなところにも...

 

とにもかくにもミンスクでの日々が始まりました。

 

バスはホテルの前を通っているけれど行き先はおろか乗り方もわからない。

ホテルで聞いたら、裏のガソリンスタンドでスナックと飲み物は買えるけど食べ物買うには30分くらい歩いたスーパーに行かないといけない、という返事。

 

行かなきゃ始まらないから行ってみたらそのスーパーの名前が「KORONA MALL(コロナモール)」。ため息しか出てこなかったけど、外貨両替もできたし品物は豊富だったからここで毎日パン買って食べていました(安いよ!)。 

 

 トビリシに一日でも早く戻りたいけどとにかくジョージアが国境開けてくれないことには何も始まらない。

ところが期待に反して最初の10日間入国禁止が20日になり、やがてそれが1ヶ月になり、とうとう国境再開のメドが全く立たなくなってきたんですね。まあ、覚悟はしていましたが。

 

そうなるといつまでも料金高いホテルに居続けるわけにもいかないので、別の宿を探し始めたわけですが、ベラルーシのルールではビザなし滞在は30日まで。

 

ベラルーシ外務省によるとそれ以上滞在する場合は移民局でビザとらないといけないと書いてある…。

 

どうしようかと思いながらairbnbで探していたら、日本人がレビューを書いていた部屋を見つけたんですよ。

見てみると「ホストのナタリヤは英語話せてとっても助かった」という内容が書いてあったから、こちらの事情を全部伝えた上で受け入れ可能か聞いてみたら、彼女から「手続きは全部手伝ってあげる」というありがたいメッセージが返ってきたわけです。

 

次の朝、2週間お世話になったホテルを後にして、その部屋に向かいました。

 

この先、一生の思い出となるあの部屋へ...