東京の出張で約束が午後からだったので、上野の東京国立博物館で開催されている「空海と真言の名宝」展に行って来ました。本館と法隆寺宝物館も合わせて見ることが出来て、とても良かったです。ただ、朝から出掛けたけど、アジア館は時間が足りなかったので、あきらめました。どうせまた行くので、そのときに丁寧にみようと思います。
公式図録も買ったんですが、リアルに観るのと、図録で観るのではどちらが良いという話ではなく、それぞれ違う魅力があります。リアルに観ることの良さは、実物の大きさが分かることですね。大きな仏像の迫力や、逆に小さな仏像の精巧さ、こういうものは、実際に観ることでしか感じ取るのは難しいです。もちろん、大きさは図録にも記録されてるんですが、その数値から実際の大きさを想像できるのは特殊能力過ぎるので、普通は難しいです。
図録の良さは、ライティングが完璧なことですね。特に文字は判別しにくいことも多いけど、ほぼクリアに判読できます。また小さい仏像の細部が見えたりするのも素晴らしい。たとえば、前期だけの登場の竜光院の両界曼荼羅(20)はすごい迫力でしたが、実物は細部が見えにくく、図録だと綺麗に見えます。
安祥寺の五智如来。
山梨放光寺の愛染明王。
この2つが置かれたフロアだけが撮影可なんです。
今回の空海展、空海本人というより真言宗全体にスポットを当てたのが一つの魅力かなと思いました。その意味では、後七日御修法が一つの章として取り上げられており、3分30秒の短い動画も見ることができました。企画の妙ですね。
名宝も東寺や仁和寺のように大きか有名な寺院のものもあるんですが、同時に三重、山梨、静岡などの寺院の寺宝も拝観できるのはありがたかったですね。みなまで書いてないのですが、秘仏には絶対秘仏のような、信仰上の理由から公開されていないものもありますが、同時に文化財保護を含めた公開環境を常時整えることが難しい寺院もあるように思います。そういうところでは、こういう企画は、多くの人にとってもありがたいですよね。実際、私だけではなく、会場では仏様に手を合わせている方も何人もいらっしゃいました。
特別展の後は、本館に移動します。
滋賀県蓮台寺の仁王像。1934年の室戸台風で門ごと大破したものを、1968年、美術院が資料として購入、京都国立博物館で保管、2年かけて本格的に修理され、2022年に東博に所蔵されることになったと、東京国立博物館ニュースに書いてありました。
阿弥陀如来および両脇侍立像(善光寺式)。これ自体は善光寺を模してたくさん作られたもののひとつで、下野國那須で作られたようです。
大威徳明王騎牛像。1777年(安永6年)、浅草寺伝法院の客殿に再建された護摩堂に伝来。
如意輪観音。これはどこから伝来したのかよく分かりません。
観心寺の聖観音。東博に寄託されてるということは観心寺に行ったときに知りましたが、まさかお会い出来るとは。
観心寺の仏様は穏やかな優しい表情されていますね。
ここからは法隆寺宝物館。
弥勒菩薩
有名な仏母の像です。
『聖徳太子コード』でも論じられていた謎のお面。というか、早く下巻出ないかな。
阿弥陀三尊および僧形像。
盤龍鏡。
竜首水瓶
この後は寛永寺に向かいます。



















