2020年マーメイドS回顧

決着タイム・2.01.1


レースラップ・12.4-11.2-12.7-12.5-12.0-12.1-11.7-11.4-12.2-12.9

3ナルハヤが1000M通過60.8で逃げる。
稍重馬場を考えれば平均ペースか。
逃げたナルハヤが4着で番手のサマーセントが1着と基本的には前残り競馬。
2着に差したセンテリュオもコースロスなく走れていた。
先行してコースロスなく走れた馬が力を発揮しやすかったレース。

<好走血統のポイント>
1着サマーセントはハービンジャー産駒
上がり3位の5着エアジーンはハービンジャー産駒
上がり2位の7着フィリアプーラはハービンジャー産駒
ハービンジャー産駒が脚を使いやすいレースだった。

今回のキー血統は欧州型Northern Dancer

ハービンジャーはキングジョージ勝ち馬。
ハービンジャー産駒は大きく2つのパターンに分かれる。
ハービンジャーのDanzig部分が強調されたマイラー型とNijinskyが強調された中距離型。
前者は母系の影響もあるが割合としては少ない。
ハービンジャー産駒の大部分は後者。
本レースでは後者のNijinskyが強調されたタイプが好走した。
稍重馬場で欧州的な持続力が問われた事が分かる。

<レースレベル・125>
130・GⅠ級
128・GⅡ級
126・GⅢ級
124・OP級
122・準OP級

<馬場差・1.1(雨馬場)>
状態・稍重馬場で時計・上がりが掛かる状態

<混戦度・0.63(最大1.0)>
ハンデ戦で混戦度は高い

<好走馬分析>
1着馬・1800M(1.0.0.5)・2000M(3.0.1.2)・2200M以上(0.0.0.0)
2着馬・1800M(0.1.0.2)・2000M(3.2.0.3)・2200M以上(1.2.0.1)
3着馬・1800M(0.1.2.2)・2000M(3.2.3.3)・2200M以上(0.1.1.1)
4着馬・1800M(1.4.3.3)・2000M(2.1.5.7)・2200M以上(0.0.1.4)
5着馬・1800M(1.0.0.2)・2000M(1.1.0.3)・2200M以上(1.0.2.0)

2000Mの重賞なので掲示板に入った馬は全て2000M勝利経験あり。
そして5頭共に2000M勝利経験時4角4番手より前での勝利経験あり。
阪神内回りなので過去に先行して押し切る器用な競馬が出来た馬が走りやすかった。
後方一気の大外ブン回ししか出来ない馬には不向きなレース質だったことが分かる。

<サマーセント>
番手追走から直線抜け出し押し切り。
50キロの軽ハンデも向いた。
ハービンジャーの欧州的な持続力が生きた。
基本的にはローカル小回り向きで更に前残り展開で先行出来れば今後もチャンスあるかも?
次走は新潟記念を予定もSペースで先行出来て展開に相当恵まれないと厳しいだろう。
牝馬なのでクイーンSとかの方が個人的にはいいと思うのだが。
今後はローカルの1800~2000MのOP~GⅢ辺りで適度に時計が掛かる条件の前残り馬場で先行出来るメンバー構成なら一考レベル。

<センテリュオ>
後方のインで脚を溜める競馬。
直線でインを突き伸びるが2着まで。
長く脚を使うタイプでスタミナ型。
基本的には2000M以上でこそ。
初めてOPクラスで馬券対象に。
勝ち味に遅いタイプなのだがここに来て徐々に素質を開花させ始めている。
今年はエリザベス女王杯で面白いかもしれない。
※昨年4着
理想は府中牝馬Sが距離が短く3~5着からの10人気以下でエリザベス女王杯2~3着。
昨年みたいにSペースだとスピード不足なので平均ペース以上になりそうなら狙ってみたい。

<リュヌルージュ>
好位の内を追走し直線ジリジリ伸びて3着。
勝ち味に遅いタイプなので基本は2~3着型。
ズブいタイプでもあるので内回り向きなのだがコーナーがタイトすぎるとダメなタイプ。
次走の七夕賞で8着と福島牝馬Sに続き福島(直線292M)では結果が出ていない。
中央コースの阪神内(直線356M)や中山内(直線310M)では時計が掛かれば好走している。
条件戦だが小倉(直線293M)でも1人気で4着に負けている。
今後は京都(内)・阪神(内)・中山・中京の2000Mで時計が掛かる条件で狙ってみたい。

<ミスマンマミーア>
内有利馬場の内回りコースではスピード不足で追走すら出来ない。
OPクラスでは2600M以上は必要だろう。
外差し馬場で展開嵌ってズドン型なので相当走れる条件が限られるタイプ。
Robertoが強く出ている馬なので人気薄で大穴をいつか出すかもしれない?
重~不良馬場の外差し馬場で要警戒。
内有利馬場・Sペース想定ならOPクラスでは消して問題ない。
今年の万葉SとかダイヤモンドSみたいな展開・馬場なら人気薄で馬券圏内に絡んできそう。
北海道の2600MのOP特別でRoberto向きの展開になれば穴で一考。

2020年エプソムC回顧
 
決着タイム・1.47.7
レースラップ・12.5-11.2-11.6-11.9-11.9-12.1-11.8-11.9-12.8
 
18トーラスジェミニが大外枠からハナを切り1000M通過59.1のペース。
不良馬場を考えれば平均やや速めといったところ。
雨が止んで内から乾く東京らしく内をロスなく走れた馬が好走しやすいレースとなった。
そして重馬場で重馬場の巧拙が如実に出たレースでもあるので雨馬場苦手な馬は追走で消耗するレース。
そのため内をロスなく走れた先行馬が最も力を発揮出来たレースとなった。
 
<好走血統のポイント>
1着ダイワキャグニーは父系Nureyev持ち
2着ソーグリッタリングは母系Fairy King持ち
3着トーラスジェミニは父系Nureyev持ち
5着アトミックフォースは父系Nureyev・Sadler's Wells持ち
※Sadler's WellsとFairy Kingは全兄弟
※Sadler's WellsとNureyevは近親
2着ソーグリッタリングは母系Roberto持ち
3着トーラスジェミニは母系Ribot持ち
4着アンドラステは母系Roberto持ち
5着アトミックフォースは父系Ribot持ち
※Robertoの母系はRibot

今回のキー血統はSadler's WellsとRoberto(Ribot)
Sadler's Wellsは欧州の主流血統
Roberto(欧州型)は雨馬場巧者が多い
レースとしては雨馬場となり時計が掛かったため欧州適性が問われた。
そのため米国的なスピード系やSS系は全く力を発揮出来なかった。
ここで血統的な適性不向きで大敗した馬は次走良馬場なら大幅に巻き返す可能性があるので注意が必要。

<レースレベル・126>
130・GⅠ級
128・GⅡ級
126・GⅢ級
124・OP級
122・準OP級
 
<馬場差・1.1(雨馬場)>
状態・不良馬場で時計・上がりが掛かる状態
 
<混戦度・0.44(最大1.0)>
雨馬場の巧拙が如実に出たレース
 
<好走馬分析>
1着馬・1600M(1.0.2.2)・1800M(5.0.0.3)・2000M(2.0.1.6)
2着馬・1600M(5.3.1.7)・1800M(2.4.2.1)・2000M(0.0.0.1)
3着馬・1600M(2.0.0.6)・1800M(2.0.1.5)・2000M(1.0.0.1)
4着馬・1600M(3.0.1.0)・1800M(1.1.0.1)・2000M(0.0.0.0)
5着馬・1600M(0.0.0.0)・1800M(0.3.0.3)・2000M(4.1.0.3)
1~4着馬が1600M勝利経験あり。
そして4頭共に4角5番手より前で勝利経験あり。
マイルで先行出来るスピードを持ちつつ1800Mも走れるスタミナを持った馬が有利だった事が分かる。

<ダイワキャグニー>
番手追走から直線内から伸びて1着。
これで東京(8.0.1.8)と東京8勝の東京巧者。
3~4歳時は1600Mでも走れていたが加齢で父系Nureyev(欧州型)の影響が強く出て1800~2400M型になっている。
昨年のJCで逃げて6着と見せ場を作ったように能力の高さを見せながら重賞初制覇。
賞金を稼いだので今後OP特別は斤量的に出走しにくい状況に。
これからは重賞戦線が主戦場になる。
GⅡも金鯱賞3着があるように展開さえ向けば好走可能。
まだ6歳だがこういう馬は8~9歳とかになっても能力が衰えにくいタイプ。
長く現役生活を送って個性派として今後も頑張ってもらいたい。
次走は毎日王冠のようだが良馬場だとややスピードが足らないので厳しそう。
今はスタミナが勝ちだしているので東京ならアルゼンチン共和国杯とか狙ってみても面白いかも?
 
<ソーグリッタリング>
好位の内を先行して直線ジリジリ伸びて2着。
昨年エプソムC3着でリピート好走。
今回賞金加算したのでOP特別はまだ出走可能な範囲も斤量は重くなる。
2018年リゲルSからこれで10戦連続OPクラス1~4着と堅実に走っている。
加齢で全盛期のスピードがないので勝ち味に遅くなっているがその分安定感がある状態。
1600Mと1800M中心に走っているが今は1800Mの方がいいタイプ。
気性的な面で2000Mを1回しか走っていないが今ならチャレンジしても面白いかも?
次走は中京記念を予定。
マイルだとややスピード負けする感もあるので2~5着想定でいいかも?
※OPクラス昇級後1800Mでは全て馬券圏内
 
<トーラスジェミニ>
大外枠からハナを切って3着に粘る。
次走巴賞もハナを切って逃げ切る。
OPクラスでは1600Mでは他にテンに速い馬が多いが1800M以上ならハナを切りやすい。
今後も1800M以上で単騎で逃げれそうな時は注意が必要。
欧州系の血統なので洋芝・雨馬場で特注。
今後も忘れた頃の激穴に気をつけたいタイプ。
 
<アンドラステ>
OPクラス昇級初戦で見せ場十分の4着。
上位陣がほぼロスのない競馬をしたのに対し外を走って伸びたのは本馬のみ。
今後が楽しみな4歳牝馬のオルフェーヴル産駒。
オルフェーヴル産駒で母系がムラ血統Robertoなので来年くらいからはムラ馬になりそう。
今は集中力がある状態なので相手関係が楽なら力通りの走りをしそう。
次走は関屋記念を予定。
相手関係次第だが過剰人気しそうな気もするので過度な信用は禁物か。
ただOPクラス勝ち負け級の素質は持っている。
まだOPクラスでのキャリアが浅いので個人的にはまだ本質がよく分からない馬。
今後の活躍を注視したい。
アーモンドアイ
 
<血統>
 
ロードカナロア×サンデーサイレンス
 
父ロードカナロアの代表産駒は
アーモンドアイ(牝馬クラシック3冠・JC・ドバイターフ・天皇賞秋・VM)
サートゥルナーリア(ホープフルS・皐月賞)
ステルヴィオ(マイルCS)
※芝GⅠ馬
 
母フサイチパンドラはエリザベス女王杯勝ち馬
ロードカナロアは母系依存型
本馬は母系のサンデーサイレンスが強調されている
そこに父系のKingmamboがプラスされサンデー系とKingmambo系のいいところを全面に押し出した馬に仕上がる
 
 
一緒に走った血統・馬

ラッキーライラック・2回
リリーノーブル・2回
アエロリット・2回
インディチャンプ・2回
 
ラッキーライラックとインディチャンプは父ステイゴールド系だがどちらも長距離型ではない
2頭ともに母父MP系とMr.Prospectorとは自身も父MP系なので相性が良い
 
アエロリットは父クロフネでリリーノーブルは母父クロフネ
クロフネの血とは相性が良く他にもノームコア(母父クロフネ)と一緒に好走
クロフネは自身がダートで高いパフォーマンスをしたためダート種牡馬のように思われがちだが基本は芝血統

クロフネ産駒獲得賞金上位馬は
ホエールキャプチャ(VM)
アエロリット(NHKMC)
カレンチャン(スプリンターズS・高松宮記念)
スリープレスナイト(スプリンターズS)
など牝馬に大物が多い(フィリーサイアー)マイル~短距離芝血統
 
クロフネと相性がいいという事は短距離的なHペースのスピード持続競馬に強いという事
ホエールキャプチャはヴィクトリアマイルを4角3番手で勝利
アエロリットはNHKMCを4角2番手で勝利
カレンチャンはスプリンターズSを4角6番手・高松宮記念を4角2番手で勝利
スリープレスナイトはスプリンターズSを4角4番手で勝利
クロフネ産駒は高速馬場を先行して高速時計で押し切る競馬でその本質が出る
アーモンドアイがクロフネ産駒と相性がいいという事はクロフネ産駒が得意な競馬が得意という事

自身が持つ主流血統が
ロードカナロア(キングカメハメハ・ラストタイクーン・Nureyev・Storm Cat)
サンデーサイレンス
この2つとは基本的に相性が良い
この馬が好走すると予想した場合は基本的にこの血統を持つ馬を推奨する
※適性近似で一緒に走りやすい
それ以外では↑で書いたクロフネ
 
よってこの馬が体現している血統は
ロードカナロア(キングカメハメハ・ラストタイクーン・Nureyev・Storm Cat)
サンデーサイレンス
クロフネ
この3つの血統が力を発揮する条件で狙うと良い

<データ>

※OPクラスが対象
 
好走競馬場
勝利コースが東京④・京都(内)(外)・阪神(外)
内回り・外回り不問も東京ベストなので外回り向き
 
好走季節
1.3.4.5.10.11月勝利経験
季節不問
高速馬場向きなので野芝の時期が良い
 
主戦騎手
ルメール(8.2.1.1)
馬場状態
稍重(1.1.0.0)
高速馬場向きなので本質的に雨は割引
 
適性距離
好走距離平均が1867
1600~2400M型
 
枠適性
好走馬番平均が8.2/15(頭数)
1.3.6.7枠で勝利経験
先行した方がいいので内枠向き
 
ペース適性
Sペース・上がり速い〇
Sペース・上がり遅い×
Hペース・上がり速い◎
Hペース・上がり遅い△
スピード型なのでペース・上がりが速い方が良い
 
決め手
好走上がり平均が33.5
差の平均が0.1
レース最速上がり計時が32.4
先行して最速級の上がりを出すタイプ
 
馬体重
好走馬体重平均が476キロ(前走比+0.4)
大幅な増減はあまりないタイプ
 
能力
最高ランク139で能力はGⅠ級
最高ランク計時はJC1着時
 
馬場適性
タイム指数平均が-2.8
最速タイム指数が-6.3(JC1着時)
高速馬場では超GⅠ級
 
位置取り
好走位置取り平均が8.1
先行~差し~追い込みと自在性はあるが強さを発揮するのは先行した方が良い

雑談
安田記念2着でした。
前日の雨がなければといったところ。
これはオカルトだがやはり芝GⅠ8勝の壁はあるのかもしれない(笑)
決着タイム1分30秒台・レース上がり34秒のレースだったら上がり33秒台で差せたとは思います。
とにかく現代競馬(東京限定)の申し子のような馬。
超高速馬場ならおそらく世界レベルの馬だが少しでも馬場が悪くなるとただのGⅠ馬。
秋は天皇賞秋から始動の様子。
5歳で能力減退の時期には入ったが超高速馬場ならまだまだ勝ち負け級でしょう。
JCはおそらくもう距離が長すぎるはずなので厳しいでしょう。
香港・来年のドバイははコロナの影響で出走出来るかどうかは怪しいです。
※クラブの規約で来年春で必ず引退
芝GⅠ8勝の記録を達成したいなら天皇賞秋に全力投入した方がいいでしょう。
天栄の仕上げMAX出来るか秋初戦注目したいです。
雨が降ったら今回のように1人気2~5着かも?
不良馬場なら1人気5~10着かも?
この馬のポイントは↑の一緒に走った血統のところでも書きましたがクロフネ近似なところですね。
高速馬場を先行して速い上がりで後続を更に引き離し押し切るのが得意です。
この馬が自分の能力指数で高いパフォーマンスをしたのは
139・JC・・・4角2番手
136・ヴィクトリアマイル・・・4角4番手
135・天皇賞秋・・・4角5番手
134・オークス・・・4角5番手
桜花賞や秋華賞のイメージが強くて追い込み馬のイメージもあるアーモンドアイですが本質は先行馬です。
差す競馬になると安田記念のように切れ切れのディープインパクト産駒には敵いません。
例えばコントレイル(王道ディープインパクト産駒)と同じ位置からヨーイドンの競馬をすればほぼ負けるはず?
逆にコントレイルより前で競馬をすればコントレイルにはほぼ負けないはず?
※東京2000M前提の話
たまに出遅れる馬ですが出遅れはアーモンドアイの良さがかなり消えるのでスタートが肝心な馬です。
 
2020年安田記念回顧
 
決着タイム・1.31.6
レースラップ・12.1-10.9-11.2-11.5-11.6-11.4-11.0-11.9
 
14ダノンスマッシュが大外枠からハナを切り1000M通過57.3のHペース。
先行馬ほぼ壊滅の流れになり後方待機馬が差しやすいレースとなった。
レース質がマイルGⅠでも走れる能力があり1200~1400Mでも通用するスピードのある差し馬に流れが向いた。
そのためその適性が最も高かったグランアレグリアが驚異のパフォーマンスを発揮した。
 
<好走血統のポイント>
圧倒的1人気アーモンドアイが力を発揮出来なかったレースでアーモンドアイより速い上がりを使った馬は2頭
1着グランアレグリアはNijinskyの5×5のクロス馬
4着ノームコアは父系Nijinsky内包
 
今回のキー血統はNijinsky
短距離型Nijinskyは短距離Hペースでの差し脚を強化する
※HペースでもNijinskyの潜在スタミナで脚色が衰えず末脚を長く持続させる事が出来る
過去10年の安田記念で血統にNijinskyを持つ馬は3頭
2012年ストロングリターン(母系Nijinsky内包)
2017年サトノアラジン(母系Nijinsky内包)
2018年モズアスコット(母系Nijinsky内包)
そしてこの3頭が勝った時の安田記念の1000M通過タイムと4角位置は
2012年・1000M通過56.3・4角12番手
2017年・1000M通過57.1・4角15番手
2018年・1000M通過56.8・4角12番手
今回のレース結果はNijinsky持ちの差し馬に流れが向いたと言える。

<レースレベル・134>
130・GⅠ級
128・GⅡ級
126・GⅢ級
124・OP級
122・準OP級
 
<馬場差・-3.3(高速馬場)>
状態・高速馬場ではあるが前日の雨のため稍重とタフな馬場
 
<混戦度・0.57(最大1.0)>
大前提とし高速マイル対応出来る事が重要でかつ短距離的なスピードも必要なレース
その2つのどちらかが欠ける馬は力を発揮しにくいレースとなった
 
<好走馬分析>
まずは↑の好走血統のポイントをしっかり読んでもらう事を推奨する。
※このレースはNijinsky持ちの差し馬に流れが向いた事はそこで説明したので詳細は割愛
そこで更に過去10年のNijinsky持ちの勝ち馬の競争成績(1400M以下重賞連対)を振り返る。
2012年ストロングリターン・京王杯SC1着
2017年サトノアラジン・京王杯SC1着・スワンS1着
2018年モズアスコット・阪急杯2着・スワンS2着2回
共通項は1400MのGⅡで連対した事
今回の勝ち馬グランアレグリアは阪神Cの勝ち馬
 
競馬分析は結果論である。
結果を分析する事で競馬における結果の理由を解明出来る。
今回のレースは安田記念・東京1600Mであった。
ただ結果は安田記念・東京1400Mであったと強引に解釈するとしっくりすると思う。
これが安田記念・東京1800Mに近い結果だったらアーモンドアイ1着・インディチャンプ2着・ダノンキングリー3着だったかもしれない?
要は安田記念・東京1600Mを基準に結果が短距離にシフトするか長距離にシフトするかで結果が変わるのが競馬である。
事前にこれをどちらよりのベクトルで予想するかで買い目も変わる。
今回は安田記念・東京1400Mで予想出来た人は的中しやすいレースだったと思う。
逆に安田記念・東京1800Mで予想した人はサッパリなレースだったと思う。
自分はダノンスマッシュがここまで先手主張すると思わず中距離的な平均ペースを予想したのでサッパリだった。
競馬の不確定要素の一つとしてペースというものがある。
これは予想としてSになるかHになるかを予想して好走する馬を吟味する。
ペース予想が正しいのに外れるのはまだまだ競馬を理解していないのとも言える。
ペース予想が間違っていて外れるのはある意味予想としては正解である(笑)
と負け惜しみを言いつつ分析を終わりたい。
 
<グランアレグリア>
細かい事は↑で説明したので好走の詳細は割愛する。
とにかく今回の安田記念ではアーモンドアイが出遅れなかったとしても10回レースをやれば9回は勝った。
※負けるとしたらグランアレグリアの出遅れか不利のみ
この馬の天敵はアドマイヤマーズ(笑)
アドマイヤマーズが力を発揮する展開になると人気を裏切りやすい。
※朝日杯FS1人気3着・NHKMC1人気5着
今回はアドマイヤマーズが力を発揮出来ない展開になったので圧勝。
ベスト距離は1400Mの馬なので1600Mは基本ギリギリの距離なのでスタミナが切れると今後も1600Mでは人気を裏切る事もありそう。
1400Mでは相当強いのでほぼ馬券圏内には来るだろう。
1200Mでは極端な前残り展開にならない限り馬券圏内に来るだろう。
今後の推奨ローテーションはスワンS~マイルCS~香港スプリントかマイル。
スプリンターズSは高松宮記念よりスプリント適性が純粋に求められやすいので休み明けで出てくるとヤバイ気もする。
まあ今のスプリントはかなりレベル低いので問題ないかもしれないが過信は禁物。
1800Mは秋の高速毎日王冠なら対応は出来そうではあるが休み明け仕上げならそんなに甘くないはず。
 
<アーモンドアイ>
前日の雨がなければといったところだろう。
これはオカルトだがやはり芝GⅠ8勝の壁はあるのかもしれない(笑)
決着タイム1分30秒台・レース上がり34秒のレースだったら上がり33秒台で差せたとは思う。
とにかく現代競馬(東京限定)の申し子のような馬。
超高速馬場ならおそらく世界レベルの馬だが少しでも馬場が悪くなるとただのGⅠ馬。
秋は天皇賞秋から始動の様子。
5歳で能力減退の時期には入ったが超高速馬場ならまだまだ勝ち負け級だろう。
JCはおそらくもう距離が長すぎるはずなので厳しいだろう。
香港・来年のドバイははコロナの影響で出走出来るかどうかは怪しい。
※クラブの規約で来年春で必ず引退
芝GⅠ8勝の記録を達成したいなら天皇賞秋に全力投入した方がいいだろう。
天栄の仕上げMAX出来るか秋初戦注目したい。
雨が降ったら今回のように1人気2~5着だろう。
不良馬場なら1人気5~10着だろう。
 
<インディチャンプ>
中団待機で直線ジリジリ伸びて3着。
国内マイル路線の安定株でマイルならほぼ崩れない馬になっている。
昨年はアーモンドアイのスタート後の大きな不利で運よく勝利したが今年はアーモンドアイには完敗。
もう5歳で徐々に能力が衰えてくるとは思うので今後はムラな感じになりそう。
そして距離も1400M寄りにシフトしていくと思う。
1600Mで勝てなくなったら一度1400Mの挑戦をオススメする。
なんとなくあと1回何か勝ったらそれが最後の勝利になりそうな気もする。
 
<ノームコア>
後方から直線上がり2位の脚で4着。
ゴール前の脚色はアーモンドアイより良かった。
という事はアーモンドアイはバテてたとも言える。
前走ヴィクトリアMでは0.7差つけられた差が0.1差に。
やはりハービンジャー産駒らしくラスト1Fが11秒後半になると他の馬が止まる分伸びる(ように見える)
東京マイルでは安定感があるが今後は賞金的に使うレースが難しい。
秋はスワンS~マイルCS~阪神Cが無難か。
 
<ケイアイノーテック>
4角から早目に動いて見せ場十分の5着。
NHKMC勝利以降サッパリだったが久々に力を示した。
陣営も使うところを迷走している感じだがこの走りを見た感じだと1200~1400MのGⅡ以下ならそのうち馬券対象に来れそう。
1200M戦の外差し競馬で外枠引いたらズドンと来そうな馬になっていると思う。
レッドジェニアル
 
<血統>
 
キングカメハメハ×マンハッタンカフェ
 
父キングカメハメハの代表産駒は
レイデオロ(ダービー・天皇賞秋)
ラブリーデイ(宝塚記念・天皇賞秋)
ローズキングダム(朝日杯FS・JC)
ロードカナロア(スプリンターズS②・香港スプリント②・高松宮記念・安田記念)
アパパネ(阪神JF・牝馬クラシック3冠・ヴィクトリアM)
※生涯獲得賞金上位5頭の芝GⅠ馬
 
母父マンハッタンカフェの父としての代表産駒は
クイーンズリング(エリザベス女王杯)
ヒルノダムール(天皇賞春)
レッドディザイア(秋華賞)
※芝GⅠ馬
 
母レッドアゲートはフローラS勝ち馬
キングカメハメハは母系依存型
本馬はマンハッタンカフェのRibot・母系のNijinsky辺りが強調されている
欧州的なスタミナが強化されていて差しが嵌る展開でズドンと来るタイプに仕上がる
 
一緒に走った血統・馬

 
一緒に走る馬は特になし
 
自身が持つ主流血統が
キングカメハメハ(ラストタイクーン・Nureyev)
マンハッタンカフェ(SS・Ribot)
Mr.Prospector
この3つとは基本的に相性が良い
この馬が好走すると予想した場合は基本的にこの血統を持つ馬を推奨する
※適性近似で一緒に走りやすい
 
それ以外では
ディープインパクト系との相性の良さも目立つ
 
よってこの馬が体現している血統は
キングカメハメハ(ラストタイクーン・Nureyev)
マンハッタンカフェ(SS・Ribot)
Mr.Prospector
ディープインパクト系(Lyphard)
この4つの血統が力を発揮する条件で狙うと良い

<データ>

※OPクラスが対象
 
好走競馬場
勝利コースが京都(外)
内回り・外回り不問も非根幹型なので内回り向き
 
好走季節
5月勝利経験
季節不問
高速馬場向きなので野芝の時期が良い
 
主戦騎手
酒井学(2.0.1.6)
馬場状態
稍重(0.0.0.1)
馬のタイプ的には得意そうな気はする
 
適性距離
好走距離平均が2100
2000~2200M型
 
枠適性
好走馬番平均が10.0/15(頭数)
7枠で勝利経験
窮屈な競馬は苦手なので外枠向き
 
ペース適性
Sペース・上がり速い△
Sペース・上がり遅い〇
Hペース・上がり速い×
Hペース・上がり遅い◎
スタミナ型なので上がりが遅い方が良い
 
決め手
好走上がり平均が35.0
差の平均が0.0
レース最速上がり計時が34.7
自身が上がり最速になりかつ差せるようなレースで好走するタイプ
 
馬体重
好走馬体重平均が483キロ(前走比0.0)
 
能力
最高ランク126で能力はGⅢ級
最高ランク計時は京都新聞杯1着時
 
馬場適性
タイム指数平均が-0.9
最速タイム指数が-1.7(京都新聞杯1着時)
高速馬場の方が良いが上がりが掛からないといけないので展開に注文がつくタイプ
 
位置取り
好走位置取り平均が11.0
追込型で展開に注文がつく

雑談
出遅れて後方のインを追走し直線上手く馬群を捌いて3着。
京都新聞杯1着から久々の馬券対象。
基本的には展開嵌り待ちみたいな馬なので連続好走しにくい馬。
そのためムラ馬要素が強いので馬券の軸にはしにくくたまに来られて痛い思いしやすい馬w
血統的にマンハッタンカフェ(Ribot)の影響も強く厳しい流れで上がりが掛かった時にズドンと来るタイプ。
OPクラスのSペースの決め手勝負とかでは先行とかしない限りほぼ能力を発揮出来ないタイプでもあります。
やや非根幹質も強いので秋はオールカマー・アルゼンチン共和国杯辺りで差しが決まる展開になれば面白そう。
イメージ的にはヒットザターゲットみたいな馬ですw