2020年エプソムC回顧
 
決着タイム・1.47.7
レースラップ・12.5-11.2-11.6-11.9-11.9-12.1-11.8-11.9-12.8
 
18トーラスジェミニが大外枠からハナを切り1000M通過59.1のペース。
不良馬場を考えれば平均やや速めといったところ。
雨が止んで内から乾く東京らしく内をロスなく走れた馬が好走しやすいレースとなった。
そして重馬場で重馬場の巧拙が如実に出たレースでもあるので雨馬場苦手な馬は追走で消耗するレース。
そのため内をロスなく走れた先行馬が最も力を発揮出来たレースとなった。
 
<好走血統のポイント>
1着ダイワキャグニーは父系Nureyev持ち
2着ソーグリッタリングは母系Fairy King持ち
3着トーラスジェミニは父系Nureyev持ち
5着アトミックフォースは父系Nureyev・Sadler's Wells持ち
※Sadler's WellsとFairy Kingは全兄弟
※Sadler's WellsとNureyevは近親
2着ソーグリッタリングは母系Roberto持ち
3着トーラスジェミニは母系Ribot持ち
4着アンドラステは母系Roberto持ち
5着アトミックフォースは父系Ribot持ち
※Robertoの母系はRibot

今回のキー血統はSadler's WellsとRoberto(Ribot)
Sadler's Wellsは欧州の主流血統
Roberto(欧州型)は雨馬場巧者が多い
レースとしては雨馬場となり時計が掛かったため欧州適性が問われた。
そのため米国的なスピード系やSS系は全く力を発揮出来なかった。
ここで血統的な適性不向きで大敗した馬は次走良馬場なら大幅に巻き返す可能性があるので注意が必要。

<レースレベル・126>
130・GⅠ級
128・GⅡ級
126・GⅢ級
124・OP級
122・準OP級
 
<馬場差・1.1(雨馬場)>
状態・不良馬場で時計・上がりが掛かる状態
 
<混戦度・0.44(最大1.0)>
雨馬場の巧拙が如実に出たレース
 
<好走馬分析>
1着馬・1600M(1.0.2.2)・1800M(5.0.0.3)・2000M(2.0.1.6)
2着馬・1600M(5.3.1.7)・1800M(2.4.2.1)・2000M(0.0.0.1)
3着馬・1600M(2.0.0.6)・1800M(2.0.1.5)・2000M(1.0.0.1)
4着馬・1600M(3.0.1.0)・1800M(1.1.0.1)・2000M(0.0.0.0)
5着馬・1600M(0.0.0.0)・1800M(0.3.0.3)・2000M(4.1.0.3)
1~4着馬が1600M勝利経験あり。
そして4頭共に4角5番手より前で勝利経験あり。
マイルで先行出来るスピードを持ちつつ1800Mも走れるスタミナを持った馬が有利だった事が分かる。

<ダイワキャグニー>
番手追走から直線内から伸びて1着。
これで東京(8.0.1.8)と東京8勝の東京巧者。
3~4歳時は1600Mでも走れていたが加齢で父系Nureyev(欧州型)の影響が強く出て1800~2400M型になっている。
昨年のJCで逃げて6着と見せ場を作ったように能力の高さを見せながら重賞初制覇。
賞金を稼いだので今後OP特別は斤量的に出走しにくい状況に。
これからは重賞戦線が主戦場になる。
GⅡも金鯱賞3着があるように展開さえ向けば好走可能。
まだ6歳だがこういう馬は8~9歳とかになっても能力が衰えにくいタイプ。
長く現役生活を送って個性派として今後も頑張ってもらいたい。
次走は毎日王冠のようだが良馬場だとややスピードが足らないので厳しそう。
今はスタミナが勝ちだしているので東京ならアルゼンチン共和国杯とか狙ってみても面白いかも?
 
<ソーグリッタリング>
好位の内を先行して直線ジリジリ伸びて2着。
昨年エプソムC3着でリピート好走。
今回賞金加算したのでOP特別はまだ出走可能な範囲も斤量は重くなる。
2018年リゲルSからこれで10戦連続OPクラス1~4着と堅実に走っている。
加齢で全盛期のスピードがないので勝ち味に遅くなっているがその分安定感がある状態。
1600Mと1800M中心に走っているが今は1800Mの方がいいタイプ。
気性的な面で2000Mを1回しか走っていないが今ならチャレンジしても面白いかも?
次走は中京記念を予定。
マイルだとややスピード負けする感もあるので2~5着想定でいいかも?
※OPクラス昇級後1800Mでは全て馬券圏内
 
<トーラスジェミニ>
大外枠からハナを切って3着に粘る。
次走巴賞もハナを切って逃げ切る。
OPクラスでは1600Mでは他にテンに速い馬が多いが1800M以上ならハナを切りやすい。
今後も1800M以上で単騎で逃げれそうな時は注意が必要。
欧州系の血統なので洋芝・雨馬場で特注。
今後も忘れた頃の激穴に気をつけたいタイプ。
 
<アンドラステ>
OPクラス昇級初戦で見せ場十分の4着。
上位陣がほぼロスのない競馬をしたのに対し外を走って伸びたのは本馬のみ。
今後が楽しみな4歳牝馬のオルフェーヴル産駒。
オルフェーヴル産駒で母系がムラ血統Robertoなので来年くらいからはムラ馬になりそう。
今は集中力がある状態なので相手関係が楽なら力通りの走りをしそう。
次走は関屋記念を予定。
相手関係次第だが過剰人気しそうな気もするので過度な信用は禁物か。
ただOPクラス勝ち負け級の素質は持っている。
まだOPクラスでのキャリアが浅いので個人的にはまだ本質がよく分からない馬。
今後の活躍を注視したい。