この2回目の手術にいたるまでにはいろいろな葛藤がありました。再発なのか、取り残しなのか、それによって治療法も方向性も、可能性もかわってくるだろうとおもったからです。。
再発なのか?取り残しなのか?それなら病院側のミスなんじゃないのか?この点にこだわりました。
なぜかというと、取り残しである場合は移植をしても壊滅しきれなかった癌ということになります。その用に非常にしぶとい癌は、これでまた手術をして取り除いても戻ってくる可能性が非常に高いと事前に聞かされていました。
では、再発だったのなら、トーマスのいるCHLAも最高レベルだけれども、それ以外の病院も視野に入れて考えたかったからです。たとえばSt.Judeなどです。
放射線治療が終わった時点で、その時点でできる治療はまず一区切りつきました。ここから先はプロトコル外の治療となります。
この時に出されたトーマスのチームの見解は再発では無いだろうとの事でした。
決定に時間をかけれる余裕はあまりないけれども、最良の道を一緒に探していこうと担当医が言ってくれました。逆を言えば、親の私の意見を無視して治療を押し付けることはしないとのことです。
私の最初にした事は再度の放射線治療を条件を変えてうけれるか、放射線医とメールのやり取りや、時間をとってもらって話を重ねました。
再発ではないので、セントジュードの受け入れ資格には当てはまらないけれども、担当医に彼女のコネクションを使って調べてもらいました。
それと同時に、担当医に再度手術でトーマスに大変な思いをさせてしまうのなら、CHLAで最高の医師にお願いしたいのでDr.Jにセカンドオピニオンをとりたいとリクエストを出しました。
Dr.Jはイエール大学から引き抜かれてきた非常に優秀な方です。そして発病当時から一緒にやってきてくれた外科医のDr.TとDr.Jの両方にコンサルテーションをしてもらいました。
もちろん、Dr.Tはそのことを知っていて、冗談交じりに”私のプライドが・・・”と言っていたけれども”でも、これは私がどうかなんて関係なくて、トーマスは”あなた”の大切な子供だし、あなたが一番望んだ形に事が運ぶように願っているわ”と言ってくれました。私はDr.Tは個人的に大好きな人で、人格的にも医師としてもプロフェッショナルで、私に安心感をくれる先生の一人でもありました。心苦しくもありましたが、でも、トーマスのために最高の準備をしてあげたかったのです。
Dr.Jとも話をしました。本来はDr.Jのするタイプの手術ではないことがわかりました。この先生は腕から取り除いたものを足につける手術などが専門だったのです。もともと腫瘍はDr.Tの専門で、平たく言うと、腫瘍に関してはDr.JができることはDr.Tが十分にできる優秀な外科医だと太鼓判をおしてました。
それでも、そこで会話を打ち切ったりせずに私の気持ちを非常に汲んでくださって、どうやったら私の望む形にできるか一緒に考えてくれました。