安倍首相辞意を表明 | 上下左右

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台湾の早期TPP加入を応援する会の代表。
他にも政治・経済について巷で見かける意見について、データとロジックに基づいて分析する・・・ことを中心に色々書き連ねています。

過去記事[安倍首相、自民党総裁4選に否定的考え]で、6月に安倍首相は自民党総裁の連続4選を目指す可能性について「ルールを変えることは考えていない」と否定的な考えを示しつつ、来年9月までの任期を「務め上げるのは当然だ」と回答したと紹介しましたが、体調不良には勝てず総理大臣の職を辞することを本日表明しました。

今年に入ってからコロナ対応を初めとして政府の判断が一貫せず右往左往している印象がありました。コロナ対応では和牛券、特別給付金、GoToキャンペーン、コロナ以外では種苗法改正の見送りなど、世論(マスコミ)に阿って確たる判断を貫き通せなかったことが多かったと思いますが、首相がリーダーシップを十分に発揮できる体調でなかったとすれば納得です。

リーダーシップを発揮できない状態に陥りながら新型コロナウイルス関連で辞めるに辞められなくなってしまったのは、本当にタイミングが悪かったとしか言い様のない事態です。邪推ではありますが、わずか4日前に首相連続在任記録を更新したばかりであり、あのお肩と同じように連続記録に拘っていたとすれば、非常に残念です。もちろん日英FTAの大筋合意を待っていたという見方もありますので、真相はご本人が知るばかりですが。

民主党政権の後、100%の健康体でない身体で日本の再建に取り組んでこられ、心身への負担は私のような一般人には計り知れないものがあったでしょう。
まずはゆっくりお休みいただきたいと願うばかりです。