続・厚顔無恥 | 上下左右

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台湾の早期TPP加入を応援する会の代表。
他にも政治・経済について巷で見かける意見について、データとロジックに基づいて分析する・・・ことを中心に色々書き連ねています。





『 民主党政権期(2010年-12年)の建設国債増加額の年平均は、約7.8兆円。
 対する安倍政権(2013年-2018年)の建設国債増加額の年平均は、約3.3兆円。

 これが「事実」です。
 事実を基に議論しましょう。』
性懲りもなくこんなこと言ってますね。
別の記事で民主党政権の公共事業関係費は平均6.2兆円と言っておきながら、年平均1.5兆円もそれを上回るほどの建設国債が増加しているとは一体どういうことでしょうか?何に流用したんでしょうね。
というか、建設国債の残高を見ると平成21年末→平成24年末で11.5兆円しか増えてない(そのうち8兆円は平成21年→平成22年)ので平均すると3.83兆円にしかならないんですが。
ちなみに平成24年末→令和1年末(予定)では27兆円増えているので、平均すると3.85兆円ですね。
https://www.mof.go.jp/jgbs/reference/appendix/30zandaka01.pdf
平成21年度の民主党政権による予算執行停止と平成24年度の安倍政権による第二次補正予算(本予算の1/2)を踏まえれば、民主党政権による建設国債増加分は3.83兆円を更に下回るでしょう。
一体この人の言う『事実』とは何なのでしょうか?安倍政権を批判することができれば何でもいいのでしょうか。