奈良県営競輪の売り上げが好調でだった事が19日(金)、奈良県への取材で分かった。
｢新型コロナウイルス｣の感染拡大により、外出するの機会が減る中で｢インターネット｣による｢車券｣の発売金が急増し、払戻金(発売額の75％)の予算が不足する事態となった。
この為、奈良県は急遽、45億円の関連特別会計の2020年度補正予算案を編成した。
年度内にまだレース予定があり、25日(木)開会の県議会に諮ると間に合わない為、19日(金)に知事が専決処分した。
｢コロナ禍｣で2020年2～5月は県営競輪も無観客で開催。
6～11月は耐震改修工事で同競輪場でのレースは無く、12月から通常に戻った。
こうした状況にも関わらず、特に12月からは｢インターネット｣での発売が好調で全体の発売額を押し上げたという。
車券発売金は2019年度が約131億円だったが、2020年度は約1.4倍の約187億円となる見込み。
それに伴い、当初の予算額では車券の払戻金が不足する為、45億円を補正。内33億円が払戻金に充てられる。
県の担当者は｢コロナ禍｣の『巣ごもり需要』が影響したと考えている。
自宅で楽しめる為、｢インターネットでの発売が大きく増えたのではないか｣と話している。