今日(6月17日)の東京3Rで「藤田菜七子」騎手(美浦・根本厩舎所属)騎乗の「ベルクカッツェ」(3番人気)が勝利した。
この勝利でJRA通算29勝、JRA所属馬での地方競馬の2勝を合わせて31勝とし、デビューから3年目でJRA女性騎手史上初のG1レース騎乗可能騎手となった。
昨日(6月16日)の東京8Rで「スズカアーチスト」(2番人気)に騎乗、5月19日の新潟8R以来の勝利を挙げ、G1レース騎乗可能に王手をかけた。
「数は意識してないが、次の1勝を早めに出来る様にしたい」と言う事であったが、昨日、今日の勝利で一気に決めた。
早ければ今秋のG1レースから騎乗可能となるが、そう簡単には乗せて貰えないだろう。
もし、G1騎乗が実現すればJRAの日本人女性騎手としては史上初の快挙となる。
果たして、「藤田菜七子」騎手のG1デビューは、いつ、どのレースになるのか?
更に「増沢由貴子(旧姓・牧原)」元騎手が持つJRA女性騎手最多勝利数の新記録にあと6勝となり、新記録樹立へのカウントダウンも始まった。
一方で今日の東京11Rの「ユニコーンS」(G3)で「ミックベンハー」(14番人気)に騎乗したが11着に破れ、JRA女性騎手初の重賞制覇はならなかった。
デビュー5年未満の若手騎手を支援する特典制度として、他の騎手より3Kgの減量恩恵を受けてきたが、31勝に到達した事により、今後は50勝に到達するまでは2Kg、50勝後も100勝までは1Kgの恩恵となる(重賞、特別戦、ハンデ競走には、減量恩恵は適用されない)