今回のトピックは,「なぜlong extension study (長期継続投与試験)の期間は52週間なのか」です。

 

通常は,6カ月間投与して得られた成績をもって当該医薬品の承認申請を行うことが可能である。その場合 は,12カ月間投与して得られた成績を承認前の可能な限り早い時点に追加提出しなければならない。

 

解釈:12ヶ月=365日として,365日を7(=1週間)で割ると52.14になります。つまり1年間=365日間=52週間を言い換えているだけです。この3つの表記のうち,どれを選択するかは文書によって様々ですが,どれもlong extension study(長期継続投与試験)を指します。

 

医薬品開発では,王道の開発パターンがあります。

16週時や24週時等で,一旦データをまとめて申請し,52週時にもう一度データをまとめて申請します。

この両者はPMDAにとっては,評価したいものが以下のように異なります(太字が主たる評価対象)。

  • 16週時や24週時など:有効性の主要評価項目が達成されたのか+短期の有効性
  • 52週時:長期の安全性+有効性の持続

まとめ:52週間の試験は,1年間の投与を行うことにより,生じうる有害事象をみたいために行っているlong extension study(長期継続投与試験)のことである。

 

引用

ICHE1(日・英)

https://www.pmda.go.jp/int-activities/int-harmony/ich/0015.html