過去の私はこんな感じの人間だったのか。
私は愕然とした。
アイに部屋の言い訳をしていたら、朝の私が部屋からでるところだった。
私たちは、過去の私をつけてみた。
過去の私が何かをして時間と時間の間という世界に来てしまったのならば、それを見ることができるとアイが言ったからだ。
だから、私たちは過去の私をつけて、原因を探って見ることにした。
でも。
私は私を見てショックを受けた。
過去の私はとても暗い、まるで人形のような顔をしていたからだ。
私ってこんな顔だったの?
こんなに無気力そうな、
こんなにつまらなさそうな顔をしていたのか。
過去の私が学校に行こうとしている風景を見ながら思った。
「なんか、私、こんな顔をしていたんだ…。」
私が少し落ち込んだ声で呟いた。
「そうみたいだね。なんだかつまらなそうな感じだけど。」
アイは頷いた。
普通、ここはフォローを入れるところなのでは…と私は思った。
けど、フォローを入れられたところで。
目に見えているものは紛れもない事実。
私は思いなおして考えてみた。
なぜ、私はこんなひどい顔をしているのか。
いつからこんなふうになってしまったのか。
考えても出てこない。
私は今、私がひどい顔をしているのを知った。
どうして?
わたしはそれしか出てこない。
「アイ、正直にいって。今、アイの隣にいるわたしも過去のわたしと同じ顔をしてる?」
本当はこんなこと聞きたくない。
聞きたくないけど。
「そうだね。かなはなんだかつまらなさそう。」
アイは言った。
つまらない。
確かに最近つまらないと思っていたのかも知れない。
私はいつからこんなになったのか。
知りたい。
そう思った。
