前の白猫(アイコンの猫・雌)が2016年の6月に死んで、次の茶トラ(雄)がうちに来るようになったのは2017年の年末だったか。白猫同様、やがて家にも入れるようになり、時には一晩一緒に過ごすようにもなったが、とにかくこの猫、家でトイレをしない。前の白猫は教えなくても別室に置いたトイレで用を足した。白猫も野良出身で、猫って賢いもんだ、と思ったものだが、茶トラはトイレを設置してもそこでしなかった。とにかく便意を覚えると(確認はしてないが)外に出せと訴えた。茶トラは耳に切れ目の入った桜猫だ。対し白猫は避妊のあとがない雌猫だったのに一度も妊娠しなかったので、もとは飼い猫だったと推察された。美形のジャパニーズボブテイルだったし。一度夫が猫トイレを置いた部屋に茶トラ一匹を置いて外出した。私も一緒に帰ってみると、台所のマットの上にうんこが鎮座していた。言わんこっちゃない、あれだけ猫を外に出して出かけろと言ったのに。以来諦めて夜中でも外に出たがったら迷わず出した。
 今年の2月3日節分の夜、一緒に寝ていたが、いつものように夜中に外に出せと訴えるので出した。翌朝立春。猫はテラスの猫ハウスに入ったまま出てこない。おかしい。寒いので無理に出して家にいれるが、なんだかぐったりしていてエサを全く食べない。食欲旺盛なこの猫のこんな姿はみたことがなかった。ホットマットの上でぐったりしていたが、急に起き上がると、じゅうたんの上でうんこをした。トイレはいちおうあるのに。そしてまたぐったり。病院に連れて行った。高熱があるという。
「こりゃ食べないわ」
 と獣医さん。猫の平熱は38度台だそうだが、41度近くあるとのこと。皮下点滴をして注射を一本打ち、五千円オーバー。

「これで朝元気になってたら、もう連れてこなくていいよ」
 帰って猫ベッドに寝かせておく、呼吸も早いし耳に触ると熱い。食事は全くしないで、ぐったりしている。
 翌朝、毛づくろいをしたり外に行きたがったりと昨日よりは活動的になったが、やはり食事をしない。また病院に連れて行くと、熱が下がっていないとのこと。血液検査含めて入院決定。

 猫がいない家は寂しかった。普段からいないこともあるが、原因不明の熱病で病院にいるからいないというのは不安以外のなにものでもない。イヤな気持ちが延々と続いた。しかし猫がいないと家はキレイだ。これは前の猫の時にも思った。

 結局二泊して元気になった。諸々込みで四万円。やっぱしな。難病重病による発熱ではなかったのをよしとすべきか。キャリーバッグに猫を入れてバスで帰ろうとしたら、タッチの差で行ってしまった。次のバスまで20分。寒い。仕方ないので歩いて帰ることに。途中でタクシーがいたら拾おう。ちなみにやたらにひっかくうちの猫はこの入院で爪を切られた。猫の爪切りは前の猫も含めて私は初めてだ。
 私が住む横浜の地区(磯子、上大岡近辺)にゆかりのある有名人は多いようだが、ゆずもそうだ。「この長い長い下り坂を 君を自転車の後ろに乗せて」は上大岡駅の発着ベルになっているが、歌詞に偽りなし、この近辺の坂は本当に長い。行きはひとり動物病院までダラダラ下って歩いて行ったが、帰りはひたすら30分登り。猫は元気になっているのでバッグの中で大暴れ。4キロ以上あってそもそも重い。なんのトレーニングだ。タクシーなんて来やしない。ちなみにこの茶トラはキャリーケースに入れられ運搬されるのが大嫌いで(猫はみなそうか)、必ずうんこかおしっこをケースの中でする。自分が汚れるっていうのに。やっぱりバカなんだ。このときもおしっこをしていた。おしっこシートを敷いているので漏れはしないものの。前の白猫も入れられるのは嫌いだったが、こういう傾向はなかった。連れていかれるときは嫌がったが、病院から帰るときには自ら入るくらいの賢い子だった。
 ようやく家に到着。ケースから出した猫は脱法ハーブやってんのかというくらい大興奮。普段鳴かないのにわあわあとうろつきまわり、とりあえずエサを食べ始めた。そして外に行きたがった。もう日も暮れかかっている。前の猫のときもそうだったが、他の猫とケンカしたりして怪我をして帰ってくるのは決まって日が落ちてからだった。前の猫も晩年は夜は出たがっても外に出さないようにしていた。そんなんで病院帰りのこの猫を夜出す気にもならず、家に入れておくことに。今回だって、3日の夜中には普通だったのに、4日の朝になったら突然高熱でぐったりしていた。トイレは相も変わらず常駐させていたが、常に無視されている。うんこおしっこをしたければ好きなところですればいい。もう知らん。しかしこの7日夜は粗相をすることもなく朝を迎えた。
 8日土曜日。夫とホームセンターに行って「システムトイレ」なるものを購入することに。猫歴の長い知り合いから、そういう猫でもシステムトイレは試してみる価値があるかもしれないと聞いていた。今うちにあるのは猫砂を敷いた平置きタイプで、ボックス型のシステムトイレにすれば違うかもしれない。夫は私の意図を了解して店に来たはずなのに、いざ現物をみると、こんなもの買ってもあいつはしないと言い出した。私だって猫がここならするという確信はないが、最終兵器として試してみるから買いに行こうと言ったら同意したじゃないか、何をいまさら現場に来てその台詞と、ホームセンターで口論に。最近本当に仲悪い。怒鳴りあいこそしないが、傍目にもはっきりわかる険悪なムード。それなりの時間ウダウダとお互いの不愉快を表明しあい、結局買って帰宅。こういうのは本当に疲れる。
 疲れたのでこの夜はとっとと寝ることに。寝室に新しいトイレを置き、居間には従来のものを置きっぱなし。ひとり寝室でウトウトしてきたところで夫が寝室に来て、
「ハナちゃ~ん、ニャーがトイレでうんこをしたよ」
 新品を買ってきた当日に従来からあるほうでしたとのこと。寝落ちしかかっていたので、無視してそのまま寝た。
 翌日夫は朝四時半起きでゴルフだった。私が朝五時半ごろ起きて居間に行くと、夫は既に出かけており、猫は普通にいて、居間のネコトイレにうんこが。初めてトイレでうんこ。確かにめでたいが、システムトイレを買ってきたその日にさんざん無視してきたトイレできちんとうんこ。ていうか、片しておけ、夫よ。
 ゴルフから戻った夫の話によると、昨夜猫は外に行きたがったが出さなかったところ、ウロウロソワソワし始め、家じゅう歩き回った挙句、もはや限界とトイレでぷりぷりと音付きでうんこをしたそうだ。私はこの猫はトイレをトイレと認識できないと思っていたので、これはめでたい。おそらく病院に二泊ぶち込まれた効果かと推察される。猫は次の日の夜も以前からあるトイレでうんちをした。以後も毎晩ではないが家でトイレをするようになった。しかし外に出ようと一通りウロウロソワソワ頑張って、どうも出られそうにない、と諦めてからでないとしない。

(退院後の俺)

 

★今週の甘味★
 こんな話題のあとに食べものの話。私は「カレドショコラ70%」を常備しているが、「ルビーカカオ」というのが出た。色はイチゴ色でイチゴ的酸味もあるがイチゴではなくカカオ。これが美味しかったんである。ハマって安売りスーパーでまとめ買いしていたが無くなってしまった。残念でたまらない。同様にアイスのスーパーカップ。レアチーズケーキ味にハマった。大きさといい味といい高評価だったのに、これもなくなった。スーパーカップといえば、数年前夏にミックスフルーツフローズンヨーグルト味みたいなのがあって、それが大好きでよく食べていたが、これも以後出ない。レアチーズ味もミックスフルーツフローズンヨーグルト味もレギュラーにしてほしい。でも出ると食べて太るからないほうがいいのかな。

★今週の出来事★

2/22 2020年令和2年2月22日の猫の日です。ニャーニャーニャー!

2/23 令和最初の天皇誕生日。新型ウイルスの影響を考慮して一般参賀を中止。3月1日開催予定の東京マラソンの一般参加も中止。