今年二月頃原因不明の発熱で入院した半野良の茶トラだが、今度は足を負傷した。3月中旬、後ろ左足を怪我した様子を発見したが、歩き方に変わりはなかったし、かといって触ると痛がって嫌がるので患部は注視できず。ほっときゃ治るかとそのまましばらく放置していたが、数日すると変な臭いがするようになった。またしてももはや限界と、バスに乗って動物病院へ。この日はいつもの動物病院が休みで、別の病院に行った。猫は前回同様バスの中でおしっこをして、病院の待合でうんこをした。待合に広がる異臭。キャリーケースにシートを敷いているので漏れはしないが、迷惑には違いない。ようやく診察。
「爪が一か所もげている。どこかで爪をひっかけたままずり落ちたりしたのかもしれない。膿んでいるので放っておけば治るはない」
抗生剤と、自分でなめるのを止めさせるためのかゆみ止めの錠剤を一週間分処方された。
「錠剤か・・・注射ありませんかね」
「あるんですけど・・・高いんですよね」
値段を聞いて、迷ったが二週間効くというので注射を取った。猫に薬を飲ます苦労は前の白猫(アイコンの猫)でいやというほど味わっている。
二週間後、夫がコロナウイルスの影響で在宅なのを幸いと、車を出してもらって病院に行った。夫の会社は都内のとあるビルにあるが、別フロアに入る別の会社で感染者が出ていた。
猫の傷は異臭がなくなっていたが、まだ肉芽も生々しく、また自分で傷をかじるので時々出血していた。再度同じ抗生剤と、前回より長く効くかゆみ止めを注射された。
うちのお隣さんは犬を中心にペット歴が長く、動物病院にも詳しい。前回の値段を告げると高いというので、今回は明細をもらってきた。見せると、
「5キロ弱の猫にコンベニアが8,500円。あそここんなに高かったんだ」
コンベニアは動物によく使われる抗生物質の注射だ。動物の治療は人間と違って病院ごとにまちまちで値段差も大きい。歯科の保険外診療を思い浮かべれば多少近いか。言われてネットでコンベニアの料金を調べると、半額以下のところもあった。思い返せば最初錠剤を処方され、注射は高いんですよね、という発言は、注射がそもそも高いということではなく、
「うちのコンベニアは他の動物病院より高いんですよね」
という主旨であったと思い当たった。いきなり注射を薦めてこないあたり、良心的といっていいのかどうか。ちなみにその動物病院はまあまあ混んでいて常連も少なくない印象だ。
またしても猫の病院代で不測の出費となったが、今回は新型コロナの影響で予定されていたゴルフのコンペががっさり無くなったこともあり、「ま、いいか」と思えた。
※ケガも治癒(爪は生えてない)。外出自粛中の俺。

※追記:爪はほぼ元通りになりました(5/19)
★今週の読書メモ★
有吉佐和子著「開幕ベルは華やかに」(新潮文庫 800円)。正直あまり面白くなかった。お粗末とまではいわないが、大して面白くないといと言わざるをえない。過去の記憶をたどると「華岡青洲の妻」のような緊張感あふれる傑作には遠い。