というわけで今年一月、サウンドバー(サブウーハー付きDENON製DHT-S517)をカードのポイントで購入した。テレビ台(約二万)の支払いもポイントから充てた。テレビ(2013年製)とレコーダー(2011年購入)はそのままだ。
 前回「トップガン マーヴェリック」について記事にしたが、この記事を書くにあたり、いろいろ調べているうちにうちのサウンドバーがドルビーアトモスに対応していることを遅ればせながら知った。ひと(夫)に丸投げだとこういうことになる。なんと映画館の音響設備と同じ! というわけでWOWOWで録画した「マーベリック」を再度大音量で視聴。あらびっくり全然違う。音をデカくするほどサウンドバーの力量が発揮されるのをいまさら知った。というわけで音を堪能すべくミッションのシーンを何度も見る結果に。ただ音が大きいだけでなく繊細でリアルな音質が音に迫力を与えている。当初からそれなりに音がいいとは思っていたが、サイトに「上から音が降ってくるリアルな3Dサウンド体験」とあり、そこまで”降って”くるかなあ、と購入以来ずっと思っていた。普通にテレビを見る程度の音量だと「マーヴェリック」でもある程度までしか音の良さを感じないが、思い切って大音量にすると驚くほど音が立体的。ミサイルの発射音、戦闘機のジェット音など、音が空間を移動しているのが聞き取れるし、通信機器による交信音などもすごくリアルだ。前回の記事でも書いたが、家庭用でこれなら、スピーカーの数が圧倒的に多い映画館ではいったいどうなるんだと体感してみたくなった。映画館でドルビーシネマで「マーヴェリック」を見た夫は、
「そりゃ違うよ」
 とあざ笑うかの如く。
 しかし一般住宅で大音量で3Dサウンドを満喫ってのもなあ。うちはテレビを壁付けしていないし(間取りの関係で部屋の真ん中にある恰好)、マンションの一階でウーハーも床に直接置いていないし、スピーカーの直進方向には隣戸がないし(かつ外でもない)、窓を開けていなければ大丈夫な気がするんだけど、どうだろう。坂本龍一は「ラストエンペラー」のテーマ曲が好きで、youtubeで再生したのを大音量にしたのち、ドアを閉めて別の部屋に行ったりテラスに出たりして音の伝わり具合を確認。大丈夫だろうと思いつつ、やはり安心しきれない。繰り返しになるが、普通の音量でも音の良さはある程度まではわかるけどね。一般的な鉄骨マンションの場合、音がでかいことより重低音が響くのがヤバイと聞くが、実際どんなもんだろう。
 テレビやレコーダーをドルビーアトモス対応の新しいものにすれば小さい音でも鮮明に音の立体性を聞き取れるんだろうか。でも今回の「マーヴェリック」についてはWOWOWでの録画がSS(サラウンドステレオ)と表示されていたのでドルビーアトモスは当てはまらないことに大分経ってから気づいた。それならとAmazonPrimeでドルビーアトモス対応の作品(少ないがドルビーアトモスの表示が作品のトップページにある)を探したりしたが、結局サウンドバーにドルビーアトモスの表示(青点灯)は一度もされていない。基本白点灯(PCM表示)だ。そうかといって今ドルビーアトモス対応のテレビ+レコーダーを買うっていうのもねえ。そもそもドルビーアトモス対応のコンテンツがそこまで多くなさそうだし。今のままでもこのサウンドバーならではの迫力は味わえるし。でもどのくらい違うのか聴いてはみたいな。特に小さい音量(普通程度)でどのくらい違うのか体感してみたい。
 ひとつ困った点が。Eテレ等でセンバツの中継を見ていると赤ランプ(非対応の音声フォーマット)が点灯して、時々音が落ちる。入力を切り替えて一周して戻ってくると音も戻るが、頻度はまあまあ高い。今のところ甲子園中継限定で起こる現象だ。
 サウンドバーについては音質はもとよりテレビ回りがすっきりしたことの感動も大きい。本当に買い替えてよかった。以前のテレビ台(スピーカー付き)は大型ゴミとなり、大きくて重いので廃品回収業者にも引き取ってもらえず(もし引き取るなら八千円かかると言われた)、ゴミ出しまで本当に大変だった。今の世の中、ゴミ出しのことまで考えないとモノ買えないわ。
 全然関係ないが、私がこれまでの人生で握手して色紙にサインをもらったことがある有名人は坂本龍一氏だけだ。まだ私が20代前半のころ。手が大きくて、指の先が平たくぺったんこになっていたのを覚えている。ピアノを弾くひとの手はこうなるのかといたく感動した思い出がある。

★今週の出来事★
3/24 近所の桜がほぼ満開を迎える。東京より遅め。

◎先週のゴルフ中継
【米国女子ドライブオン選手権】

 二日目は笹生優花がアルバトロスを達成。LPGA史上48人目。初日126位Tの渋野日向子が7Tで三日目をホールアウト。パット数は22。三日目のバックナインはすべて1パットという驚きの数字。最終日は古江彩佳が-19でホールアウト。この時点で単独トップだったが、あとからジョージア・ホール、セリーヌ・ブティエが-20でホールアウト。プレーオフとなり、セリーヌが勝利。古江は単独3位でフィニッシュ。HSBCに続き二週連続3位。国内スポット参戦の明治安田生命レディス(吉本ひかる優勝)も加えると3週連続3位。
【国内女子アクサレディス】

 QTで練習用のクラブを入れたままバッグから抜き忘れて8打罰、181位に沈んだアクシデントが「有名」になった地元宮崎の山内日菜子(こっちもヒナコ)。これまで一度もシードを取っていない成績不振含めて事件をきっかけに本人は引退も頭をよぎったらしいが、周囲に鼓舞されて思いとどまる。今回主催者推薦で出場。プロ8年目で初優勝を飾り、今季出場権を獲得。主催者推薦者の優勝はJLPGA史上4人目。この大会でもずらしたマーカーを戻すのを忘れそうになっていたのを、地元応援に「マーカー!」と指摘されて我に返ることも。基本的にこういう不注意で”おっちょこちょい”タイプなのか。親近感が沸く。
 昨年33戦中29戦予選落ちで大スランプに陥っていた、こちらも主催者推薦出場の比嘉真美子(QT82位)。山内と優勝争いの末、単独2位となり次週の出場権も獲得。
 穴井詩が先週のTポイント×エネオス(青木瀬令奈優勝)に続いて、二週連続でドラコン賞。100万×2。
 にしても今のところ国内女子は上位のメンツがわりと定まっておらず、去年強かった選手たちもさほどの成績ではない。今のところ最も安定的に上位にいるのは吉本ひかる(QT28位)か。誰がどこで花開くかわからないものだ。