ずいぶんとご無沙汰しました。
集中スクーリング、レポート追い込みなど、生徒たちとともに年度末まで走ってきました。
全員無事進級できました。
高校2年の終わりに、ある高校の全日制から転校してきた生徒は大学受験を目指していました。
高校卒業のための単位を取ることはもちろん、入試問題に集中して取り組む表情は充実の時間を
過ごしている証でした。
「すべてに追い立てられ自分が自分でないような空間に居たたまれず」この通信制に転校してきたときは
もう精神的に追い詰められどん底の状態のようでした。
でもなぜか、その日から一番前の席が彼の定位置になりました。
「自分でいろいろ考えて決めて、自分のペースで時間を使うことができたことで、僕は救われました。抑圧された
気持ちが解放されました。ここに来て僕は『自分』になれました。」
大学・学部選びから勉強方法まで彼は自分の気持ちを大切にして決断していきました。だから相談に乗っていても
お互いが自立した「人格」として尊重し合えました。だから話し合いがとても楽しかったのです。
彼は自分の選択した大学に合格し、本当に学びたい分野を自分のスタイルで学ぶため、いま東京で一人暮らしを
はじめています。