ぐるりのこと
っていう映画を観た。
木村多江も好きだし、
リリー・フランキーも好きだし、
なんだかいい映画っぽいから
観てみた。
自然な演技と会話が続いたりして、
アドリブなのかなぁとか思ったりもするんだけど、
やっぱりホンモノの俳優は、
結局ナチュラルな演技が下手なんだ。
リリー・フランキーはすっごく自然で、
隠しカメラで見ているような気分になるんだけど、
それに対する木村多江の反応が、
自然なアドリブの演技をしている演技
に、
どうしても見えてしまう。
たぶん、
木村多江って、
普通の人なんだと思う。
演技の才能は秀でているけど、
本来は普通の人なんだろうなあって。
最後から二番目の恋
の
キョンキョンと中井貴一の
アドリブみたいな演技は
もう
抜群におもしろかった。
間といい、
言い回しといい、
すごく自然で、
どうなっちゃうんだろうって
ドキドキするくらい
自然でおもしろい。
多分
日常でもこんな感じに
おもしろい人たちなんだろうな。
演技って
ナチュラルに出来る人の方が
演技派俳優って感じするけど、
俳優一本でやってる人の方が
わざとらしい演技になるような気がする。
二足の草鞋で、
芸人だったり
アイドルだったり
モデルだったりする人は
俳優という仕事に執着してないから
上手く見せよう!
みたいな気迫もなくて、
その演技が妙にリアルに感じたりして、
結果的に
名俳優風
に見えてしまったりする。
そうなると、
ホンモノの俳優は
やってられない気分だろうなあ。
ずーーーーっと小さな舞台で
コツコツと演技を磨いて
いつか!いつか!
って意気込み過ぎて、
自然な演技と思われない
なんて
悲し過ぎる。
アニメとかの声優に
タレントを使っている映画を観て、
ホンモノの声優さんを気の毒に思ってきたけど、
ホンモノの俳優さんも
なんか気の毒になってきた。
けど、逆に言えば、
そういう手もあるってことだ。
俳優になりたいけど
顔も不細工だし
スタイルも悪いし、
到底無理。
ならとりあえず芸人になって
一発あてて、
周りがひれ伏すようになったら
「おれ、演技に興味あるんっすよねー」
とか雑誌のインタビューで言ったりして、
徐々にそっちに流れる
とか。
たいして歌が上手くないけど
歌手になりたかったら、
整ったその容姿だけを利用して
とりあえずモデルになって、
周りがひれ伏すようになったら、
「アタシ、歌、うたってみたい!」
って言えばいい。
やっぱ
人生って
そういうもんなんだよ。
夢に向かって突っ走ればいい
ってもんじゃない。
松岡修造だって、
もしかしたら
本当になりたかったのは
テニスプレーヤーじゃなくて
ファブリーズのパパ役だったかもしれないんだし。