母親という職業。 | 妄想トレイン

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科学では説明しきれない人間の無限の欲望を惜しみなくさらけ出す赤裸々ブログを、こっそり始めました。

ハンバーグ作った。


生肉っつーのは、

飛んでほしくないところに

見事に飛んでくれる。


両手にビニール手袋をして

生のハンバーグをペシペシやってると、

そばにあったコップにINしたり、

目にメガヒットしたり、

まあ、

私の技術の問題ではあるが、

すぐにゲリになっちゃう体質の私にとっては、

生肉の行く末が相当気になる。


床に落ちちゃったりしたら、

それを息子が踏んで、

生肉菌が部屋中に、

それどころか布団とか枕にもついて、

それがたまたま私の口に入って、


ゲリ・・・・・


とかになりそうで、


ペシペシやってる最中も

ちょっとでも飛ぼうものなら

即、一時中断して

生肉でネットネトの手袋を外して

アルコール消毒のスプレーで

生肉が落ちたところに

もしくは落ちたであろうところに

プシュプシュしまくる。

そしてまた生肉でネットネトの手袋をはめて

ペシペシ再開。


だから

ハンバーグを作ることは私にとって

相当な苦痛と言っても過言ではないほど

心身ともにストレスの溜まる作業なのだ。


けれど

息子たちの中で一番好評な料理なわけで、

あわよくば

私もこれを

”おふくろの味”

として

彼らの脳ミソに定着させたいわけで、

親子遠足のバスの中で

「一番好きな食べ物なんですか?」

の問いに

「白いごはん。」

とは、二度と言わせたくないのだよ。


だから今夜も


「うまい?うまいよね?コレ、うまいよね?」

と問いかけ続け、

「この料理、”おふくろの味”っていうんだよ。よろしくね。」

とキチンと教えておいた。




”息子の母”

っていうのは、

女にとってヒジョーに重労働だ。

娘と違って、

息子は母にやたらと幻想を抱くような気がする。


柔らかい

とか

いい匂い

とか

あったかい

とか

包み込む

とか

安心感

とか。


「おふくろがよく作ってくれたなぁ。。。」

とか

「おふくろがよく言ってたなぁ。。。」

とか

きれいな思い出を残したがる。



私といえば


貧乳だし

汗臭いし

冷え性だし

やりっぱなだし

急に旅に出るし


そういうものが全く

備わっていない。


だからせめてと、

必死に”おふくろの味”とかを

を演出しなくちゃならない。





男子の母への幻想って、

なんか揺ぎ無い感じがして、

すっごく怖い。


小さいころからずっと冗談で


「え?年?ママはね、26さいだよ!フフフ!」


って言ってたら、

ある時長男が


「ママ、本当は32才なんでしょ・・・?

おばあちゃんが言ってた・・・。」


と、ちょっと不安げに聞いてきて、


(ええっ?!ほんとは40なのに!

32でこんなにショック受けてるよー!

バアチャン!中途半端すぎるよーっ!)


ってすごく焦った。



自分の愛してる女が

思ってたよりババアだったとき、

こう見えてコイツ、ババアじゃん!

と、男はやっぱりショックなんだ。


女はあんまりそういうこと問題視しない。

むしろ

若くみえるじゃーん!

って思う。


息子っつー生き物は


料理が下手な母は嫌だろうし、

素っ裸で風呂から上がる母も嫌だろうし、

仕事バリバリしまくる母も嫌だろうし、

入れ歯外して洗ってる母も嫌だろうし、

夜中に”マディソン郡の橋”観てる母も嫌だろうし、


いろいろと注文が多すぎる。





『マザコン!』


って、いつか息子が嫁に言われたら、


「マザーだって迷惑こうむってんだよーっ!」


って言い返してやる。