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やせっぽちのヒロシのブログ

音楽とお酒が大好きです。
趣味は国際交流?(笑)。

 

2014年4月に韓国で発生したセウォル号沈没事故を題材に、済州島行きの修学旅行を翌日に控えた2人の少女が過ごす、夢のような1日をつづった青春ドラマ。ドラマ「D.P. 脱走兵追跡官」などへの出演で知られる俳優チョ・ヒョンチョルが長編初監督・脚本を手がけ、2024年・第45回青龍映画賞で最優秀脚本賞と新人監督賞を受賞した。
高校生のセミは修学旅行の前日に教室で不思議な夢を見る。不吉な胸騒ぎを覚えた彼女は、同級生のハウンに対してずっと心に秘めてきた思いを伝えようと、足を骨折し入院中のハウンのもとへ向かう。どうしても一緒に修学旅行に行きたいセミと、どこか煮え切らない態度のハウン。些細なケンカをきっかけに、2人はお互いの気持ちを伝えられないまま、すれ違ってしまう。
「スウィング・キッズ」「サムジンカンパニー1995」のパク・ヘスがセミ役、「あしたの少女」のキム・シウンがハウン役を務め、10代の揺れ動く心情を自然体で演じた。ドキュメンタリーや広告映像、MVなどを手がけてきた映像作家・DQMが撮影し、日本でも人気の4人組バンド「HYUKOH(ヒョゴ)」のメインボーカルを務めるオヒョクが音楽を担当。

2022年製作/118分/G/韓国
原題または英題:The Dream Songs
配給:パルコ
劇場公開日:2025年11月14日(以上、映画ドットコムより)

 

☆実際に起きた事件を元に創作された物語のようですが、おそらくは母国でまだ記憶に新しいであろう事件を取り上げる以上、もうちょっと配慮が必要なように思えてなりません。あえてその事件を持ち出さなくても、充分に面白い展開だったと思います。おそらくは沈没の後に遺体として漂着したのであろう主人公を描いたラストシーンにも悪ふざけが過ぎたように思ってしまいました。

 

新型コロナワクチンによる後遺症の影響に、多角的な視点から迫ったドキュメンタリー。
新型コロナウイルスの感染拡大で政府が初の緊急事態宣言を出してから5年が経ち、感染症法上の位置づけが5類に移行して2年が過ぎた。未曾有の危機を経て国の感染症対策は変化を重ねてきたが、従来のワクチンとは異なる新技術で開発された新型コロナワクチン(mRNA遺伝子製剤)による後遺症被害について、さまざまな情報が報道され始めている。過去に例のない「新薬」の認可と流通には、医学の盲点や限界のみならず、不都合な事実に目を向けさせないようにするデータのトリック、アカデミアやメディアの政府への忖度など、日本社会が抱える問題が集約されていた。そんな中、新型コロナワクチン後遺症の影響を科学的に究明しようとする医師たちがいた。
映画では、後遺症患者、遺族、当時のワクチン推進派など、多様な立場の人々の意見を多角的にとらえることで、科学とファクトに基づいた真実をつまびらかにしていく。

2025年製作/110分/G/日本
配給:テレビマンユニオン
劇場公開日:2025年10月10日(以上、映画ドットコムより)

 

☆やはりワクチンを何回も摂取していたこともありこうした検証に興味を持って観ましたが、色々批判はあっても、あの時期コロナの猛威を防ぐために充分な治験をせずに実施へ走ってしまったのはやむを得ない部分もあったかなと思いつつ、その過程を追っていったこの映画を観ていると、正直なところやはり大掛かりな人体実験のようにも思えてしまいます。何にしてもまだ検証は続いていることでしょうし、納得のいく結論が出るのはまだまだ先のことなのでしょうけれど。

 

本作が91本目の監督作となる名匠・山田洋次が、倍賞千恵子と木村拓哉を主演に迎え、2022年製作のフランス映画「パリタクシー」を原作に、人生の喜びを描いたヒューマンドラマ。
タクシー運転手の宇佐美浩二は、85歳の高野すみれを東京・柴又から神奈川の葉山にある高齢者施設まで送ることになった。すみれの「東京の見納めに、いくつか寄ってみたいところがある」という頼みを受けた宇佐美は、すみれの指示で各地へタクシーを走らせる。旅を共にするうち、次第に心を許したすみれから語られたのは、彼女の意外な過去だった。タクシーの運転手と客として偶然出会った2人の心、そして人生が大きく動き始める。
すみれ役の倍賞、運転手・宇佐美役の木村のほか、「妻よ薔薇のように 家族はつらいよIII」以来6度目の山田作品出演となる蒼井優が若き日のすみれ役を、すみれの結婚相手・小川役を迫田孝也、宇佐美の妻・薫役を優香がそれぞれ演じる。中島瑠菜、神野三鈴、イ・ジュニョン、笹野高史らも出演。

2025年製作/103分/G/日本
配給:松竹
劇場公開日:2025年11月21日(以上、映画ドットコムより)

 

☆舞台を東京や戦後の日本の世相に置き換えつつ、ほぼ原作に忠実な(というよりは忠実過ぎる)展開、更にタクシーで巡る箇所の映像美(特に多摩川を越えてから…ということで終盤はTOKYOではなくなっていたけれど)、更に全く必要性を感じないちょっとしたギャグ(笑)も含めて山田作品らしさも感じられ、キムタクもここではあの学級委員的キャラを匂わさず良い意味で庶民的な生活感を漂わせ、倍賞千恵子の役柄にしても上手く昭和の日本人女性的な境遇に設定し、フランス映画の原作を無理のない程度に日本映画に仕立てたのには、何だかんだ言ってもプロの仕事を見た思いですが、もう少し独自のエピソードを入れても良かったような?

それはそれとして、やはりもう一度「パリタクシー」を観たくなってしまいました。

 

ロサンゼルスを拠点とする新世代の映画制作者集団「オムネス・フィルムズ」の重要人物で、「ハム・オン・ライ」「ハッパーズ・コメット」で高く評価されたタイラー・タオルミーナ監督が、独自の映像感覚で撮りあげたクリスマス映画。伝統的な物語構造を離れ、複数の世代や立場の登場人物たちが織りなす断片的なエピソードを詩情豊かな映像表現で描き出す。
クリスマスイブの夜。ロングアイランドにある小さな町のとある家に、バルサーノ家の4世代の人々が集まった。毎年恒例の集まりだったが、もしかしたら今年で最後になるかもしれない。陽気に飲み語らうおばやおじ、いとこたち、そして家族の中心である祖母。賑やかな祝宴に皆が夢中になるなか、若いエミリーとミシェルはこっそり家を抜けだし、郊外の雪景色を自分たちの反抗の舞台に変えていく。
出演は「スコット・ピルグリム VS. 邪悪な元カレ軍団」のマイケル・セラ、「エイス・グレード 世界でいちばんクールな私へ」のエルシー・フィッシャー、マーティン・スコセッシの娘フランチェスカ・スコセッシ、スティーブン・スピルバーグの息子ソーヤー・スピルバーグ。

2024年製作/106分/G/アメリカ
原題または英題:Christmas Eve in Miller's Point
配給:グッチーズ・フリースクール
劇場公開日:2025年11月21日

 

☆話題作のようですが、登場人物が多すぎて把握出来ず、それも同時進行するので、訳がわからなくなりました。そこが面白いところであるのかもしれませんが(^^;

 

ウエスト・コースト・ジャズの代表的存在として知られる伝説のジャズミュージシャン、チェット・ベイカーの最晩年の姿をとらえたドキュメンタリー。
1950年代からチャーリー・パーカーとの共演やジェリー・マリガンのピアノレス・カルテットへの参加で注目を集め、クールなトランペット・プレイと甘い歌声、端正なルックスで人気を博したチェット・ベイカー。私生活では多くの女性と関係を持ち、3度の結婚を経験、ドラッグに溺れて逮捕・服役を繰り返した。そして本作出演後の1988年5月13日、オランダ・アムステルダムのホテルの窓から転落し、58歳でその生涯を終えた。
本作ではカルバン・クラインやラルフ・ローレンの広告写真を手がけた写真家ブルース・ウェバーが監督を務め、1950年代から心を奪われてきたという憧れのスターの肖像を、ロマンティックな少年の心で映し出す。当時のファッション業界に新風をもたらしたウェバー監督の美学を通したさまざまな演出を交えながら、インタビューによる証言などを通してベイカーの破滅的な人生と私生活を浮かび上がらせていく。1989年・第61回アカデミー賞で長編ドキュメンタリー賞にノミネート。2025年11月、4Kレストア版にてリバイバル上映。

1988年製作/119分/アメリカ
原題または英題:Let's Get Lost
配給:SPOTTED PRODUCTIONS、ツイン
劇場公開日:2025年11月21日

その他の公開日:1989年12月23日(日本初公開)(以上、映画ドットコムより)

 

☆やたらモテまくっている生前のチェットの姿を見ていて自転車に乗った好好爺となる前の火野正平を思い出してしまいました(笑) 

彼の足跡というよりは、彼をめぐる愛憎関係が中心に描かれていて、妻と愛人の悪口の言い合いなども含めてかなりドロドロとした表現になっていますが、興味深い内容ではありました。

もうちょっと演奏シーンが多くあると良かったのですが...

 

中国でインフルエンサーとして活躍しながら、「再会長江」などの同国の実情を捉えたドキュメンタリー作品を手がける竹内亮監督が、中国残留孤児をテーマに製作したドキュメンタリー。
1945年、第2次世界大戦末期。中国・旧満州に暮らしていた何万人もの幼い子どもたちが現地に取り残され、彼らは国籍を失い「名無しの子」となった。そして、そんな孤児たちを、貧しい暮らしの中でも自分の子どものように育てた中国の養父母たちがいた。
本作では、日本と中国を往来し、残留孤児とその家族を含む3世代・100人を取材。1990年代に帰国を果たすも日本社会に溶け込めず、自殺未遂に追い込まれた一世、日中両国で差別を受け、その抵抗手段として準暴力団「チャイニーズドラゴン」を立ち上げた二世、日中ハーフとしてのルーツを隠し、友人にすら本当の自分を打ち明けられない三世など、80年を経た今もなお、運命に翻弄され続ける中国残留孤児たちの実態を描く。

2025年製作/110分/中国
原題または英題:无名之子
配給:ワノユメ
劇場公開日:2025年11月21日(以上、映画ドットコムより)

 

☆「名無しの子」というタイトルにはちょっと抵抗がありましたが、昔こうした中国残留孤児の帰国者に日本語を教える友人の現場を拝見させてもらった経験があったのと、竹内亮監督の前作「再会長江」にとても感銘を受けていたので、この映画も興味を持って観に行きました。残留孤児1世のみならず2世3世にも及ぶこれまで漠然としか知らなかったそれぞれの世代の様々な苦悩や葛藤が描かれていて、個人的にはとても良い作品だったと思います。

 

ブラジルを代表するミュージシャンのジルベルト・ジルが、世界がコロナ禍にあった2020年6月13日に、自宅の庭で行った無観客ライブの模様を収めた。フランスのテレビ局「フランス・テレビジョン」向けに特別収録された映像を劇場公開。
新型コロナウイルスの影響で世界が静まりかえっていた2020年、ジルベルト・ジルはブラジル・リオデジャネイロ州アララスにある自宅の庭で、家族とともにライブを開催。「コロナ禍の中でも皆さんに聴いてもらうために、家族と暮らすブラジルの家からこうして歌えることを私は幸せに思います」と語りながら家族であるメンバーを紹介し、秋の日差しの中で始まった演奏は、やがて日が暮れるまで続いた。
ライブでは、「EXPRESSO 2222(エスプレッソ2222)」「PALCO(舞台)」「TOUCHE PAS A MON POTE(ぼくの仲間に手を出すな)」といったジルの代表曲のほか、ボブ・マーリーの名曲「THREE LITTLE BIRDS(3羽の小鳥)」なども披露。家族との絆が生み出す温かな音色が、ジルのソングライターとしての豊かさやシンガーとしての奥深さとともに、見る者を壮大な音楽の世界へと誘う。

2020年製作/105分/フランス
原題または英題:Gilberto Gil: A God in His Garden
配給:REWINDERA PICTURES
劇場公開日:2025年11月28日(以上、映画ドットコムより)

 

☆コロナ禍の2020年にフランスのテレビ局で制作・放送されたとのことで、ジルベルトを中心にギター、パーカッション、娘と孫のコーラスと、全てジル・ファミリーによる和気藹々でほのぼのとしたホームパーティーのようなライヴを1時間半たっぷり楽しみました。

ジルベルトはさすがに声に衰えを感じさせたものの、演奏はしっかりしているし、この数年後には(私は観られなかったけれど)来日公演も行なっているし、まだまだ元気で何よりです。

 

「性」の消えゆく世界で激動する「恋愛」「結婚」「家族」のあり方に翻弄される若者たちを描いた、芥川賞受賞作家・村田沙耶香による同名ベストセラー小説を実写映画化。
人工授精で子どもを産むことが定着した世界。夫婦間の性行為はタブーとされ、恋や性愛の対象は、家庭外の恋人か2次元キャラであることが常識となっていた。そんな世界で、両親が愛し合った末に生まれた雨音は、母親に嫌悪感を抱いていた。自身の結婚生活では家庭に性愛を持ち込まず、夫以外の人やキャラクターを相手に恋愛をする雨音だったが、実験都市・楽園(エデン)に夫とともに移住したことで、彼女にとっての正常な日々は一変する。
「朝が来る」の蒔田彩珠が雨音役で主演を務め、雨音の夫・朔役で栁俊太郎、雨音の親友・樹里役で恒松祐里、雨音の高校の同級生・水内役で結木滉星、樹里の夫・水人役で富田健太郎、雨音の元夫・正信役で清水尚弥が共演。国内外のさまざまなアーティストのMVやライブ映像、CM、ショートフィルムなどを手がけてきた気鋭の映像ディレクター・川村誠が長編映画初監督を務め、繊細かつ耽美な世界観で描き出す。

2025年製作/115分/日本
配給:ナカチカピクチャーズ
劇場公開日:2025年11月28日(以上、映画ドットコムより)

 

☆かなり突飛でシュールな作品であり、これを真面目に演じる俳優たちもなかなか苦労したことと思いますが、それなりに面白い作品でした。主役を務めた蒔田彩珠の表情が次第に変貌していく姿が怖くもあり、かつ魅力的でもありました。

 

「ミッドナイトスワン」の内田英治監督が北川景子を主演に迎えて撮りあげたヒューマンサスペンス。内田監督が自ら原案・脚本も手がけ、借金取りに追われる母親が子どもたちの夢をかなえるため危険な世界へと足を踏み入れていく姿をスリリングに描き出す。
借金取りに追われ、2人の子どもを連れて東京へ逃げてきた永島夏希は、昼も夜も必死に働いてもなお、明日の食べものにさえ困る生活を送っていた。そんなある日、夜の街でドラッグの密売現場に遭遇した彼女は、自らも売人になることを決意する。心に深い孤独を抱える格闘家・芳井多摩恵と出会った夏希は、ボディガード役を買って出た彼女とタッグを組み、さらに危険な取引に手を伸ばす。しかし、ある女子大学生の死をきっかけに、夏希と多摩恵の運命は思わぬ方向へ転がりはじめる。
夏希のボディガードとなる女性格闘家・多摩恵を実写映画「シティーハンター」の森田望智、多摩恵の幼なじみ・池田海をアイドルグループ「Snow Man」の佐久間大介、麻薬密売の元締め・サトウをロックバンド「SUPER BEAVER」の渋谷龍太が演じ、渋川清彦、田中麗奈、池内博之、光石研が共演。

2025年製作/124分/PG12/日本
配給:松竹
劇場公開日:2025年11月28日(以上、映画ドットコムより)

 

☆何度か予告編を見ていたこともあり気になっていた作品です。

主な主演女優それぞれが熱演で、借金返済に追われ掛け持ちで仕事をし子育てにも追われちょっとした出来事から麻薬の密売に手を染めていく主役の北川景子、それまでの夫に従順な妻から最後にゾッとするような怖さを感じさせる田中麗奈、特に格闘家を演じる森田望智の成りきりぶりが素晴らしく大股を開いて座る姿も逞しく堂に入っていました。それだけに絶体絶命のクライマックスから一転して色々謎を残したラストにはちょっと違和感を覚えてしまいましたが....

 

「湯を沸かすほどの熱い愛」「浅田家!」で知られる中野量太監督の5年ぶりとなる監督作。作家・村井理子が自身の体験をもとにつづったノンフィクションエッセイ「兄の終い」を原作に、絶縁状態にあった実の兄の突然の訃報から始まる、家族のてんてこまいな4日間を描く。
ある日、理子のもとに警察から電話が入る。それは、何年も会っていない兄が死んだという知らせだった。発見したのは、兄と暮らしていた息子の良一だという。「早く、兄を持ち運べるサイズにしてしまおう」。そう考えた理子は東北へ向かい、警察署で7年ぶりに兄の元妻・加奈子と、その娘・満里奈と再会する。兄たちが住んでいたゴミ屋敷と化したアパートを片づけていた3人は、壁に貼られた家族写真を見つける。そこには、子ども時代の兄と理子が写ったものや、兄と加奈子、満里奈、良一という、兄が築いた家庭の写真などがあった。同じように迷惑をかけられたはずの加奈子は、兄の後始末をしながら悪口を言い続ける理子に、「もしかしたら、理子ちゃんには、あの人の知らないところがあるのかな」と言う。これをきっかけに、理子たちはそれぞれに家族を見つめ直すことになる。
マイペースで自分勝手な兄に、幼いころから振り回されてきた主人公・理子を柴咲コウが演じる。家族を振り回す原因となるダメな兄をオダギリジョー、兄の元妻・加奈子を満島ひかりが演じた。兄と加奈子の娘で、両親の離婚後は母と暮らす満里奈役にnicola専属モデルの青山姫乃、最後まで兄と暮らしたもうひとりの子ども・良一役に、ドラマ「3000万」の味元耀大が起用された。

2025年製作/127分/G/日本
配給:カルチュア・パブリッシャーズ
劇場公開日:2025年11月28日(以上、映画ドットコムより)

 

☆原作がエッセイということは実話に基づくということなのでしょうけれども、肉親の突然死というどこにでもありそうな出来事ながら、どこまでが脚色なのかはよくわかりませんが、終盤ちょっとくどいかな?と思う展開もありはしたものの、これも主演の俳優たちの演技の光る、予想以上に面白い作品でした。意表を突くようなポスター画像などのせいもあり観る前は全く意味不明だったタイトルも、なるほどそういうことかと納得。