去年の年末頃まで放送された『先に生まれただけの僕』というドラマがあります。制作側は、「未来を生きていく今の子供たちに大人は何を教えるべきか、その答えを探す」ことをテーマに、商社マンの主人公が私立高校の校長に就任して学校を立て直す「オリジナル社会派エンターテインメント作品」として制作するドラマだと紹介しています。

 

 『先に生まれただけの僕』の舞台となる私立京明館高等学校は、経営する民間企業から不採算部門とされ、学業もスポーツもそれほど優れていない定員割れギリギリの学校でした。それを校長と教師陣が改革するために奮闘する物語であります。

 

 今までの学園ドラマは『女王の教室』のように教師に焦点を当てたものが多かったですが、『先に生まれただけの僕』は根本的な教育政策や方針について焦点を当て、「アクティブ・ラーニング」という学習方法も紹介しています。

 

 

 

アクティブ・ラーニング

 

 

 「アクティブ・ラーニング」とは学修者主体の学習手法の一つであり、学修者が能動的(アクティブ)に学修(ラーニング)に参加する学習法の総称であります。具体的な手法としてはケースメソッドおよびフィールドメソッドが欧米の教育機関で広く浸透しています。

 

 具体的には教師による一方的な指導ではなく、生徒による体験学習や教室内でのグループ・ディスカッション、ディベート、グループ・ワークを中心とするような授業のことを指します。

 

 また、技術や社会環境が急激に変化し、教育機関で学んだ内容がすぐに陳腐化してしまう現代の知識基盤社会において、将来にわたって必要なスキルを身につけさせる学習法として注目され、国内外で様々なアクティブ・ラーニングが実施されているようです。その多くは「発見学習」、「問題解決学習(課題解決型学習)」、「調査学習」、等を有効に取り入れており、このような授業は「アクティブ・ラーニング型授業」ともよばれています。

 

 教育部門では「アクティブ・ラーニング」により学習内容を確かに修得しつつ、座学中心の一方的教授方法では身につくことの少なかった21世紀型スキルをはじめとする汎用的能力、ひいては新しい学力観に基づくような「自らが学ぶ力」が養われることが期待されています。

 

 

 

 「アクティブ・ラーニング」で身につける力とは、知識の活用力である「思考力・判断力・表現力」や「主体性・多様性・協働性」などです。これらが協働して問題を解決したり、新しいことを創造する力を育てるのが「アクティブ・ラーニング」の狙いです。

 

 生徒が能動的に学ぶことによって「認知的、倫理的、社会的能力、教養、知識、経験を含めた汎用的能力の育成を図る」ことができます。その結果、生徒は自ら自分の人生を主体的に切り拓くことになると思います。

 

 

 

 いずれにしても、従来型の一方的な講義スタイルの授業では、生徒はただ聞いている(ふりをしている)だけ、板書をただ写しているだけで、まったく頭が動いていないように見えることも多いです。それでは理解もできないし、知識の定着もしないでしょう。「アクティブ・ラーニング」を「脳働的学習」と読み換えて考えると、身体は動かなくても「脳」が「働」いていればそれこそ教育になると思います。

 

 先生方は、特別なプログラムを考えるよりも、まず日々の授業の中で、どれだけ生徒一人ひとりの脳を働かせることができるのかを研究し実践してほしいと思います。

 

 

 

 今の時代は規則・標準化を行う授業ではなく、自由化・多様化へと教育の重点分野が変更されることとなりました。つまり、その人が社会で活動していくための土台づくりだけでなく、多様性や創造性といった力をつけることで新しい社会を創っていくような人材となるように教育を変えていったのです。

そうした時代背景があり、自分で考える力、物事を動かす力、能動的に物事に取り組む力を育成身するために「アクティブ・ラーニング」がより注目されるようになりました。

 

 「アクティブ・ラーニング」にご興味のある方は下記記事もご参照ください。 

 http://www.nucba.ac.jp/active-learning/

 

 

 

 ThinkWisePlanner(シンクワイズ・プランナー)は以下のような機能を備えており、まさに「アクティブ・ラーニング」を実行する時に役立つツールです。

 

  • 「思考力」:マインドマップをベースに考えやアイデアを自由に並べ、論理的にまとめます。
  • 「情報管理力」:あらゆる情報を関連項目にまとめて管理できます。
  • 「協働力」:コラボレーション機能で多くのメンバを参加させ、自由に議論することができます。
  • 「計画・実行力」:実行項目を洗い出し、スケジューリングし、プロジェクト化し、スマホなどと連携して実行管理ができます。
  • 「修正・対応力」:プロジェクトの進捗管理をしながら実行項目とスケジュールの修正・対応が可能です。

 

 個人の能力を最大限に生かすためにも多くの教育機関や企業で「シンクワイズ・プランナー」を採用していただければ幸いです。

 

 

 ◎年末年始プレゼント企画セールは1月末で終了致します。

 ご購入していただいた方にはお礼申し上げます。